皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
突然ですが、皆様は「ブラックワーム」という小さな水生ミミズをご存知でしょうか?観賞魚(特にディスカスや小型熱帯魚)の高級餌としてはおなじみの存在ですが、実は水棲ガメや両生類、半水棲のヤモリなど、水気を好む爬虫類・両生類にとっても極めて優秀なライブフードとして静かに注目を集めています。
体長わずか2〜4cmという小ささ、高タンパク・低脂質という栄養バランス、そして冷蔵庫で1〜2週間生かしておけるという扱いやすさ。コオロギやデュビアのような陸生餌虫が苦手な水生・半水生の生体にとって、ブラックワームは「水の中で動く、本物の生餌」というかけがえのない刺激を与えてくれるんです。
ただし、扱い方を間違えると一気に全滅してしまったり、給餌中に逃げ回って収拾がつかなくなったりと、独特の注意点もあります。今回はブラックワーム(Lumbriculus variegatus)の基本情報から、向いている爬虫類、入手方法、冷蔵保存のコツ、活餌のままの与え方、注意点まで、まるっと解説させていただきますね。
(水の中で動くごはんって、なんかおいしそうな気がする)
📝 この記事でわかること
- ブラックワーム(Lumbriculus variegatus)の正体と特徴
- 体長2〜4cmという小ささを活かせる対象生体
- 水棲ガメ・両生類・小型半水棲ヤモリへの向き不向き
- 観賞魚店での入手方法と相場
- 冷蔵庫で1〜2週間生かす保存テクニック
- 活餌のまま安全に与えるコツと給餌時の注意点
ブラックワームってどんな生き物?基本情報
ブラックワーム(英名: Blackworm、学名: Lumbriculus variegatus)は、和名で「カワミミズ」と呼ばれる淡水性の小型ミミズの仲間です。陸生のミミズ(フトミミズ科)とはまた別系統で、生涯を水中で過ごす完全水生のミミズなんですね。
北米やヨーロッパの湖沼・池・小川の底に生息していて、底に積もった有機物(落ち葉のかすや藻類)を食べて暮らしています。観賞魚の世界では「カリフォルニアブラックワーム」「ライブブラックワーム」などの名前で流通していて、ディスカスやアロワナの最高級ライブフードとして古くから愛用されてきました。
姿かたち:体長2〜4cmの細長い赤褐色の糸
ブラックワームの最大の特徴は、その小ささと細さです。体長は2〜4cm前後、太さは0.5〜1mm程度。色は赤褐色〜暗褐色で、まさに「短い糸くず」のような見た目をしています。「ブラック」という名前ですが、実物を見ると赤みがかった黒、というのが正直な印象ですね。
体は典型的なミミズ型で、頭部と尾部の区別は人間の目ではほぼ判別できません。水中ではかなり活発に動き回り、塊(クランプ)になっていることが多いのですが、つつくとほぐれて一気に拡散するという面白い習性を持っています。
分類と近縁種:イトミミズとの違い
「イトミミズと何が違うの?」と聞かれることが多いのですが、実はこの2種は分類上は近い親戚(環形動物門・ミミズ綱)ながら、別の科・別の属に属する別種なんです。
| 項目 | ブラックワーム | イトミミズ(一般流通) |
|---|---|---|
| 学名 | Lumbriculus variegatus | Tubifex 属など |
| 体長 | 2〜4cm | 3〜6cm(長め) |
| 体色 | 赤褐色〜暗褐色 | 明るい赤色 |
| 水質適応 | きれいな冷水を好む | 有機物の多い汚水でも生きる |
| 寄生虫・病原菌リスク | 比較的低い | やや高い(採取地次第) |
| 流通価格 | やや高め(高級餌) | 安価 |
大ざっぱに言えば、ブラックワームは「上品で扱いやすい高級ライブフード」、イトミミズは「ワイルドで安価な定番ライブフード」という棲み分けです。爬虫類・両生類に給餌するなら、安全性を考えても水質悪化のリスクを考えてもブラックワームのほうが軍配が上がる、と私は感じています。
再生能力がエグい
ちょっと余談ですが、ブラックワームは体を切断されても両側から再生するという驚異の再生能力を持つことで、生物学の研究材料としても有名なんです。だからアメリカやヨーロッパの大学では実験動物として大量飼育されている例もあるとか。給餌用に切ってしまっても切片それぞれが生き残る…という、ちょっと不思議な生命力を持つ生物ですね。
栄養価:高タンパク・低脂質の理想バランス
ブラックワームが「水棲生体の最高級餌」と呼ばれる理由は、見た目の食いつきの良さだけではありません。栄養価のバランスが極めて優秀なんです。
主要栄養素の目安
水分量が多い生餌なので、湿重量(生のまま)と乾重量(乾燥換算)でずいぶん数値が変わります。一般的に流通する文献値を参考にまとめると、おおよそ次のようになると言われています。
| 栄養素 | 湿重量ベース(目安) | 乾重量ベース(目安) |
|---|---|---|
| 水分 | 約83〜86% | ― |
| タンパク質 | 約9〜11% | 約55〜65% |
| 脂質 | 約1〜2% | 約8〜13% |
| 灰分(ミネラル) | 約1%前後 | 約6〜8% |
| カルシウム:リン比 | 概ね1:1〜1:2程度 | ― |
注目すべきは乾重量ベースのタンパク質が55〜65%と非常に高いこと、そして脂質が10%前後と低く抑えられていること。これはコオロギ(脂質約20%)やミルワーム(脂質約30%)と比べてもかなりヘルシーなプロファイルで、肥満リスクが低く、回復食や成長期の栄養補給にも向いていると言えます。
カルシウム不足は他の餌で補う
注意したいのがカルシウム:リン比。生餌の宿命ではあるのですが、ブラックワーム単体では概ね1:1〜1:2程度で、リンがやや多めの傾向にあります。これだけを主食にし続けると、爬虫類・両生類で問題になる代謝性骨疾患(MBD)の引き金になりかねません。
ポイント:「ブラックワームは万能だが、カルシウム源としては不足」
後述しますが、給餌前にカルシウムパウダーをまぶすか、他の餌(カルシウム強化したコオロギや、葉野菜を食べるカメ向けには野菜)と組み合わせることが大切です。
どんな爬虫類に向いている?対象生体まとめ
水生のブラックワームは、当然ながら水気を好む・水の中で餌を見つけるのが得意な生体に向いています。逆にカメレオンや陸棲リクガメ、フトアゴヒゲトカゲなど、完全陸生の爬虫類にはまず向きません(水に手を突っ込んでくれませんからね…)。
◎ 水棲ガメ(ミドリガメ・ニオイガメなど)
ブラックワームが最も活躍する代表選手が水棲ガメです。ミシシッピニオイガメ、カブトニオイガメ、ハラガケガメ、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の幼体、マタマタの幼体、ジーベンロックナガクビガメなど、水の中で生活して水中で餌をついばむタイプのカメであれば、ほぼ間違いなく食いつきます。
特に幼体期や、人工飼料に飽きてきた成体への気分転換、産卵後の体力回復、病気明けで食欲が落ちているときの呼び水として、ブラックワームは絶大な威力を発揮すると言われています。我が家で水棲ガメは飼っていませんが、知人のニオイガメ飼育者によると「人工飼料を食べなくなったときの最終兵器」だそうです。
◎ 両生類(アホロートル・イモリ・カエルの幼生)
両生類への適性も非常に高く、特にアホロートル(ウーパールーパー)はブラックワームを驚くほど勢いよく食べてくれます。水中で漂う細長い動きが、アホロートルの捕食本能を強烈に刺激するんですね。
そのほか、シリケンイモリ、アカハライモリ、ファイアサラマンダーの幼生期、ツノガエルの幼生、ピパピパなどの完全水生カエル、ウーパールーパー以外の有尾類など、水中で餌を捕る両生類全般に幅広く対応します。ベビーサイズの口の小さい個体にも飲み込みやすく、嗜好性も抜群です。
◯ 半水棲ヤモリ(小型のカナヘビ系・コノハカメレオン系含む?)
半水棲のヤモリ類、たとえばマダガスカル産のヒメカメレオン類、小型のコオロギモドキ系ヤモリ、水辺で活動する一部のスキンクなど、口が小さく水のそばで採餌するタイプにはチャレンジしてみる価値があります。ピンセットで差し出すと、興味を示して齧り取る個体もいるそうです。
ただし、これは個体差が大きく、また陸上にブラックワームを置くとすぐに乾いて死んでしまうため、湿らせたピンセットで素早く差し出す・浅い水皿に入れて即捕食してもらう、といった工夫が必要です。
△ 一部の魚食性のヘビ(ガーター・ホムスイヘビなど)
魚食性のヘビの中には、稚魚や小型の水生餌を食べる種もいます。ガーターヘビの幼体やホムスイヘビ系で、メダカや稚魚の代用として「お試し餌」に使われることがあると聞きますが、これはあまりメジャーな給餌例ではありません。基本は小型魚や赤虫のほうが安定するでしょう。
✕ 完全陸生の爬虫類(カメレオン・フトアゴ・リクガメなど)
カメレオン、フトアゴヒゲトカゲ、レオパードゲッコー、リクガメ、ヘビ全般(魚食性以外)、ヤモリ全般(樹上性)など、水中で餌を捕る習性のない生体には全く向きません。動きの細かいブラックワームを陸上で見せても、まず食べないですし、もし食べたとしても陸上で死んだブラックワームは栄養価が急速に落ちます。
合言葉:「ブラックワームは水の中の餌」
入手方法と相場:観賞魚店が主戦場
ブラックワームは爬虫類専門ショップでは取り扱いが少ないですが、観賞魚店、特にディスカスや小型熱帯魚を扱うお店では定番商品として置かれていることが多いです。
店頭での購入
大型のアクアショップ、ディスカス専門店、熱帯魚専門店などでは、生体の餌コーナーに小さなパックに入れられて販売されています。だいたい1パック500〜1,500円程度が相場で、1パックに数千匹(重量換算で20〜50g程度)が入っているケースが多いです。1回の給餌に使う量は数匹〜数十匹なので、1パックで1〜2週間は十分に持つ計算です。
店頭で買うときは、パックの中で活発に動いているかを確認するのが鉄則。死骸が多かったり、水が白く濁って異臭がするものは購入を避けたほうが無難です。元気な個体は、塊(クランプ)を作って水底でゆっくり動いていますよ。
通販での購入
店舗が近くにない場合は通販という選択肢もあります。Amazonや楽天、各種アクアリウム専門ショップで「ブラックワーム 活餌」「ライブブラックワーム」「カリフォルニアブラックワーム」などのキーワードで検索すると見つかります。クール便発送が必須で、夏場や真冬は配送中の温度ストレスで弱ることがあるため、発送日と到着日を慎重に選びましょう。
自家培養という選択肢
常連で使うようになると、自家培養に挑戦するベテラン飼育者もいます。プラケースに浅く水を張り、エアレーションを軽くかけて、市販のフィッシュフードを少量与える…という方法で、ブラックワームは自宅でも増やせる場合があります。ただし水質管理が難しく、失敗するとすぐ全滅するので、初心者にはあまりオススメしません。
冷蔵保存のテクニック:1〜2週間生かす
ブラックワームの最大のメリットの一つが、冷蔵庫で1〜2週間生かしておけること。陸生のコオロギやデュビアが室温管理(20〜28℃)を必要とするのに対し、ブラックワームは冷蔵庫に放り込んでおくだけ、というのは飼育者にとって本当にありがたい性質なんです。
基本の保存方法
- 浅い容器を用意する:プラケースの小、タッパー、保存容器など。水深は2〜3cm程度の浅さがベスト。深いと底のワームが酸欠になります。
- カルキ抜きした水を入れる:水道水のカルキは弱いブラックワームには毒になるので、必ずカルキ抜き剤で中和した水か、一晩汲み置いた水を使います。
- 冷蔵庫に入れる:温度は3〜8℃が理想。野菜室がやや暖かめで安全圏です。
- 1〜2日に一度水を換える:底にゴミ(死骸や排泄物)が溜まってきたら、新しいカルキ抜き水と交換。
この管理で、おおむね1〜2週間は生き延びてくれます。3週間以上経つと活力が落ちて死亡率が高くなるので、必要分だけを定期的に買うのが現実的です。
水換えのコツ
水換えは「すべて入れ替える」のではなく、古い水の半分を捨て、新しいカルキ抜き水を補充するくらいが理想と言われています。一気に全交換すると水温・水質ショックで弱るので、グラデーション的に交換するイメージですね。
目安:「2日に1回・水半分交換」
死骸の除去は必須
ブラックワーム同士は元気な個体と死骸が混ざることが多く、死骸を放置すると一気に水質が悪化して全滅することがあります。水換え時に、白っぽくふやけた死骸や、動かない個体はスポイトやピンセットで除去しましょう。塊から離れて単独でゆっくり泳いでいる個体は弱っているサインなので要注意です。
エアレーションをかけるとさらに長持ち
本格派の方は、冷蔵庫ではなくクーラーボックスや専用のミニ水槽にエアレーションをかけて、5〜10℃で管理することもあります。この方法だと3〜4週間もたせることも可能だそうですが、装置を組む手間を考えると、家庭でのレベルなら冷蔵庫保存で十分です。
活餌のままの与え方:水中に放すかピンセットで
ブラックワームは活餌のまま与えるのが大原則です。冷凍やフリーズドライ版もありますが、活餌特有の「動き」が捕食本能を刺激するので、生きたまま与えるほうが食いつきが圧倒的に良いのは間違いありません。
方法1:ピンセットで一束差し出す
最もスタンダードな給餌法は、ステンレス製の細いピンセットで束(クランプ)を掴んで、水中の生体の鼻先に差し出す方法です。アホロートル、カメ、イモリなど、人馴れしてピンセットからの給餌に慣れている個体には、これが一番スムーズです。
掴む量は、生体の口の大きさに合わせて1回に数匹〜十数匹程度。掴みすぎると食べきれずにケージ内に拡散して問題を起こすので、少なめから始めて様子を見るのがコツです。
(ごはんの時間は幸せ)
方法2:少量を水中に放す
カメや魚など、自分から探して食べる生体には、少量だけ水中に放つ方法もあります。ブラックワームは水底に沈んで動き回るので、底物(カメや小型熱帯魚)の興味を引きやすいんですね。
ただしこの方法は食べ残しが出やすいのが難点。食べ残ったブラックワームは、ろ材の中に潜り込んでフィルターを詰まらせたり、底砂の中で死んで水質悪化を招いたりするので、放つ量はきっちり食べきれる量に限定するのが鉄則です。
給餌頻度と量の目安
| 生体 | 頻度 | 1回の量 |
|---|---|---|
| 水棲ガメ(幼体) | 週2〜3回 | 10〜30匹 |
| 水棲ガメ(成体) | 週1〜2回 | 20〜50匹 |
| アホロートル(幼体) | 週3〜4回 | 5〜15匹 |
| アホロートル(成体) | 週1〜2回 | 15〜30匹 |
| イモリ系 | 週2〜3回 | 3〜10匹 |
| 小型半水棲ヤモリ | 時々 | 1〜3匹 |
あくまで一般的な目安なので、生体の体格・代謝・気温・季節(冬は活動量が落ちます)に合わせて加減してくださいね。
カルシウム剤の使い方
前述したように、ブラックワーム単独だとカルシウム不足になりがち。水中で給餌する餌にダスティング(粉まぶし)は基本的に効きません(水で流れてしまうので)。そこで使えるテクニックがいくつかあります。
- ガットローディング:給餌の数時間前にカルシウムリッチな餌(市販のカルシウムフード、すりおろした卵殻など)をブラックワームに食べさせる
- 他餌との併用:カルシウムをダスティングしたコオロギや赤虫を別日に与えて補完
- 水質中のカルシウム維持:水棲ガメは水中からもある程度カルシウムを吸収できるため、サンゴ片やカトルボーン(イカの甲)を水槽に入れる手法も
注意点:活発で逃げる!水質悪化を招く!
ブラックワームは栄養価も嗜好性も高い優秀な餌ですが、独特の落とし穴がいくつかあります。事故やトラブルを防ぐためにも、注意点をしっかり押さえておきましょう。
注意1:とにかく活発で、逃げる
ブラックワームは見た目に反してかなり活発で、水中を素早く動き回る性質があります。塊で掴んだはずなのに、ピンセットを離した瞬間にバラバラに散る…なんてことは日常茶飯事。特に水流があるとあっという間に拡散します。
給餌時にうっかりこぼすと、水槽の隅・底砂の隙間・水草の影・フィルターの吸い込み口に潜り込んでしまい、回収が非常に困難になります。回収できなかった個体は数日で死んで水質を悪化させるので、給餌時は少量ずつ確実に食べきれる量だけを扱うのが鉄則です。
ポイント:「掴むときは少量・確実に」
注意2:水質悪化のリスク
食べ残しや死骸が水中で分解されると、アンモニア・亜硝酸が急速に発生して水質が悪化します。水棲ガメの飼育水のように水量がある環境ではまだマシですが、両生類のような小型容器・小水量の飼育環境では、わずかな食べ残しが致命傷になることもあります。
給餌後30分〜1時間は様子を見て、食べ残しがあったらスポイトで吸い取って除去するのが安全運用です。
注意3:寄生虫・病原菌のリスク(低めだが0ではない)
市販の養殖ブラックワームは、イトミミズと比べて寄生虫・病原菌のリスクは低いと言われています。それでも100%安全ではないので、初めて与える前には小量から試して、生体に異常が出ないかを観察するのが安心です。
特に他人の水槽から譲り受けた個体、野外で採集したと思われる出自不明の個体は、寄生虫リスクが上がるので避けたほうが無難です。必ず信頼できる店舗・養殖品から入手するのがリスク管理の基本です。
注意4:カルシウム:リン比のアンバランス
繰り返しになりますが、ブラックワーム単独給餌はカルシウム不足に陥りやすいです。特に成長期の若い水棲ガメや、卵を産むメスの両生類など、カルシウム需要が高い個体には注意が必要です。複数の餌をローテーションする・サプリで補う、という基本を忘れずに。
注意5:温度ショック
冷蔵庫から取り出したブラックワームをいきなり水槽(25〜28℃)に入れると、急激な温度差で死んでしまうことがあります。給餌前に小さな容器で5〜10分ほど常温になじませてから水槽に入れる、というワンステップを挟むと、生存率がぐっと上がりますよ。
注意6:手袋なし素手で触らない
これは衛生面の話ですが、ブラックワームを素手で触った後は必ず石けんで手を洗うこと。サルモネラ菌などの病原菌が付着している可能性がゼロではないですし、自分が皮膚に小さな傷を負っているとそこから感染する恐れがあります。小さなお子様がいるご家庭では、お子様が触らないように管理してくださいね。
ブラックワームを上手に活用するコツ
注意点を踏まえつつ、ブラックワームを爬虫類・両生類の飼育で賢く・長く活用するためのコツを最後にまとめます。
コツ1:主食ではなく「ご褒美」ポジションに
ブラックワームは栄養価こそ高いですが、カルシウム:リン比のアンバランス・水質悪化リスク・コスト面を考えると、主食には向きません。人工飼料や他の生餌を主軸にしつつ、週1〜3回の「ご褒美」「気分転換」「食欲低下時の呼び水」として使うのがコスパも栄養面もベスト、というのが多くの飼育者の共通認識のようです。
コツ2:購入は計画的に
1パックで1〜2週間しかもたないので、「使い切る周期」を考えて購入しましょう。「土曜日に買って、月・水・金で給餌、来週月曜に新しいのを買い足す」というようなルーティンを組むと、無駄なく回せます。
コツ3:給餌容器を別にする
水棲ガメや両生類の場合、本水槽で給餌せずに小さなプラケースに飼育水を取って、そこで給餌するのも一つの手です。食べ残しを完全に回収できるので、本水槽の水質悪化リスクを大幅に下げられます。給餌が終わったら本水槽に戻すだけ。手間に見えて、長期的には水槽メンテナンスが楽になりますよ。
コツ4:他の水生餌とのローテーション
ブラックワームだけでなく、赤虫(アカムシ)・イトミミズ・冷凍ブラインシュリンプ・小型生きエビ・メダカなどとローテーションすると、栄養面でもメンタル面でも生体に良い刺激になります。同じ餌ばかりだと飽きるのは人間も生き物も同じ、ということですね。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ブラックワームとイトミミズはどっちが安全ですか?
一般的にブラックワームのほうが寄生虫・病原菌リスクは低いと言われています。イトミミズは安価で入手しやすい反面、採取地や流通経路によっては病原菌を持ち込むリスクがやや高めです。生体の健康を最優先するなら、ブラックワームのほうが無難な選択肢と言えるでしょう。
Q2. カメレオンにブラックワームを与えてもいいですか?
残念ながら、カメレオン(樹上性・陸生)にはほぼ向きません。カメレオンは舌を伸ばして陸上の動く餌を捕る生き物なので、水中の細い餌には反応しません。陸上に置いてもすぐ乾いて死にますし、見向きもされない可能性が高いです。カメレオンにはコオロギ・デュビア・カマキリなど陸生の餌を使ってください。
Q3. 冷蔵保存中に容器が臭くなりました
死骸が増えているサインです。すぐに水を全部捨てて、生きている個体だけを別容器に移し、新しいカルキ抜き水で再スタートしましょう。臭いを放置すると一気に全滅します。死骸の選別と水の清潔さが、保存の生命線です。
Q4. ブラックワームを冷凍保存することはできますか?
冷凍版や乾燥版の市販品はありますが、活餌の食いつきには敵わないのが正直なところ。家庭で活餌を冷凍にしても、解凍時に栄養がかなり抜け落ちるのでオススメしません。活餌のままで使い切るのが基本、と考えてください。
Q5. アホロートルに毎日ブラックワームだけを与えても大丈夫ですか?
毎日ブラックワーム単独だと、カルシウム不足や栄養の偏りが起こりやすいので避けたほうが無難です。アホロートル専用ペレット、赤虫、エビ、小魚などとローテーションすることで、長期的な健康を保てます。
Q6. 水温が高い夏場、ブラックワームの保存はどうすれば?
夏場は冷蔵庫の温度がやや上がりやすいので、冷蔵庫の最も冷えるエリアに置きましょう。氷を入れた発泡スチロールクーラーに保管するベテランもいます。水換え頻度も1日1回に上げると安全度が高まります。
Q7. 子供に触らせても大丈夫ですか?
サルモネラ菌などの病原菌が付着している可能性がゼロではないので、小さなお子様には触らせないほうが無難です。観察するなら容器越しに、触ったら必ず石けんで手洗い、というルールを徹底してください。
まとめ:ブラックワームは水生生体の最強の味方
今回はブラックワーム(Lumbriculus variegatus、カワミミズ)の特徴・対象生体・入手方法・保存・給餌・注意点について解説させていただきました。
もう一度ポイントをまとめると:
- 体長2〜4cmの水生小型ミミズ。観賞魚の高級ライブフードとしても定番
- 乾重量タンパク質55〜65%、脂質10%前後の高タンパク・低脂質バランス
- 水棲ガメ・両生類・小型半水棲ヤモリに向く(カメレオン・フトアゴなど陸生爬虫類にはNG)
- 観賞魚店・専門店で入手可能、1パック500〜1,500円程度
- 冷蔵庫で1〜2週間生かせる(カルキ抜き水・浅い容器・3〜8℃・水換え必須)
- 活餌のまま、少量ずつ確実に給餌するのがコツ
- 活発で逃げるので給餌量管理は厳しく。食べ残しは即除去
- カルシウム不足になりがちなので、サプリやガットローディングで補完
- 主食ではなく「ご褒美」「気分転換」のポジションがベスト
ブラックワームは正しく扱えば、水生・半水生生体の食欲と健康を引き出す素晴らしいライブフードです。コオロギやデュビアばかりで給餌がマンネリ化していたら、ぜひローテーションの一角に加えてみてはいかがでしょうか。アホロートルや水棲ガメを飼っている方には、ぜひ一度試してほしい逸品だと感じています🌱
(水の中のごはんの話、聞いてたら眠くなっちゃった)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱
















