皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
「バイオアクティブを始めてみたいけど、肝心の用土選びでつまずいて先に進めない」「ABGミックスってよく聞くけど結局なに?」「自作配合のレシピをきちんと整理したい」――そんな声を、今までSNSやメッセージでよくいただいてきました。
バイオアクティブケージは、ざっくり言うと用土・植物・微生物・クリーナークルーで小さな生態系を回す飼育スタイルのことです。その心臓部にあたるのが「用土」で、ここを外すと植物が枯れたり、糞が溜まったり、嫌な臭いが出たりと、せっかくの仕組みが回らなくなってしまいます。
そこで今回は、爬虫類飼育で使われるバイオアクティブ用土について、役割・定番配合・自作レシピ・市販製品・クリーナークルーとの連携・長期維持のコツまで、私自身がぺぺ君のケージで試してきた感覚も交えながらじっくりご紹介させていただきます。
(足元、ふかふかがいい)
📝 この記事でわかること
- バイオアクティブ用土が担う「生物分解循環」の仕組み
- 世界標準の定番配合「ABG Mix(Tropical Plant Soil)」の中身
- 日本で手に入る材料での自作レシピ(ピート1:ヤシ繊維2:腐葉土1:砂1:ハイドロボール1)
- 市販品の特徴比較(Josh’s Frogs/ZooMed/Exo Terra ほか)
- ドレナージ層との関係とpH管理・長期維持のコツ
- ワラジムシ・スプリングテールなどクリーナークルーとの連携
バイオアクティブ用土とは?「生物分解循環」を回す土台
バイオアクティブ用土を一言でいうと、残餌・糞・落ち葉・枯れた植物片を、その場で分解して土に還すための”生きた土”です。普通の床材(キッチンペーパー・ペットシーツ・ヤシガラ単体)は「汚れたら交換」する消耗品ですが、バイオアクティブ用土は交換しないことを前提に作られた、循環型の床材と捉えると分かりやすいと思います。
分解の主役は土の中の微生物(バクテリア・カビ・酵母)と、ワラジムシやトビムシといったクリーナークルーと呼ばれる小さな生き物たち。彼らが残餌や糞を食べ、その糞がさらに微生物に分解され、最終的には植物が吸収できる栄養に変わります。土・植物・分解者・爬虫類本体が、ひとつのケージの中で小さな生態系として回っている状態がゴールです。
普通の床材との違い
普通のヤシガラやペットシーツでもケージは成立しますが、それは「分解されない・吸収しない・蓄積していく」前提の運用です。糞や残餌が出るたびに、人間が定期的に取り除いて新しいものに交換するというスタイルですね。
一方バイオアクティブ用土は、「汚れたら取り除く」のではなく「汚れたら土の中の生き物に食べてもらう」に発想を切り替えた仕組みです。だからこそ、用土の中には微生物が住み着けるすき間と、有機物の栄養源、そして適度な水分が必要になります。
向いている生体・向かない生体
湿度を好むカメレオン・ヤドクガエル・アメフクラガエル・コーカサスオオカブト系のような多湿系の生体とは、用土の含水率がちょうど良くマッチします。逆に、極端な乾燥環境を好むレオパ・フトアゴ・砂漠系トカゲなどでは、バイオアクティブ用土をそのまま使うとケージ内が湿気すぎてしまうため、配合や運用を大きく調整する必要があります。
| タイプ | 代表生体 | バイオアクティブ用土との相性 |
|---|---|---|
| 熱帯雨林・多湿 | カメレオン・ヤドクガエル・アマガエル | ◎ 標準配合がそのままマッチ |
| 中湿度・森林 | クレステッドゲッコー・コーンスネーク | ○ やや砂を増やして通気重視 |
| 乾燥・砂漠 | レオパ・フトアゴ | △ 砂主体に大きく改変必要 |
定番配合「ABG Mix」とは?世界標準の中身
バイオアクティブの世界で「とりあえずABG Mix」と言われるくらい有名な定番配合があります。これはアメリカのアトランタ植物園(Atlanta Botanical Garden)で熱帯植物のために開発された培養土で、頭文字を取って ABG Mix、または「Tropical Plant Soil(熱帯植物用土)」と呼ばれます。
もともとは植物のために作られたミックスですが、保水と通気のバランスが優れていて、なおかつ分解性のある有機物を含むため、爬虫類・両生類のバイオアクティブ用土として世界中で採用されることになりました。
ABG Mixの構成素材
ABG Mixの代表的なレシピは、ピートモス・木質チャコール(炭)・ヤシヒバ繊維(Tree Fern Fiber)・水苔(スファグナム)・木の樹皮チップを等量〜近い比率で混ぜたものとされています。日本ではヤシヒバ繊維が入手しにくいので、ヤシ繊維(ココヤシ)で代用することが多いと言われています。
| 素材 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| ピートモス | 保水・酸性化 | 弱酸性で、植物・微生物の住処に |
| 木質チャコール(炭) | 脱臭・水質調整 | 嫌な臭いを吸着し、pHを安定化 |
| ヤシヒバ・ヤシ繊維 | 構造保持・通気 | 分解されにくく、隙間を作る骨格 |
| 水苔(スファグナム) | 保湿・抗菌 | 水を抱える力が強く、表層に有効 |
| 樹皮チップ | 通気・分解源 | ゆっくり分解されて栄養に |
ABG Mixの良いところ・気になるところ
ABG Mixの良さは、なんといっても「混ぜなくていい安心感」です。配合済みなので、袋を開けて水で湿らせてケージに敷けばすぐに使えます。粒径もある程度揃っているので、見た目もきれいに仕上がります。
一方で気になる点としては、輸入品が多いため価格がやや高め、入荷タイミングによっては在庫切れになりやすい、というところがあります。本格的に長期飼育するなら、コストを抑えるためにも自作配合のレシピを覚えておくと安心です。
自作配合の黄金レシピ:ピート1/ヤシ繊維2/腐葉土1/砂1/ハイドロボール1
ここからが今日のメインです。日本で手に入る材料だけで作る自作配合の黄金比を、ぺぺ君のケージや飼育仲間の経験から落ち着いた比率としてご紹介します。
基本の体積比は「ピートモス1:ヤシ繊維2:腐葉土1:砂1:ハイドロボール1」。容器を6つ並べて、ヤシ繊維だけ2杯、他は1杯ずつ、と覚えると現場でも迷いません。総量は飼育ケージの広さ×敷きたい厚み(推奨5〜8cm)から逆算してください。
各素材の役割と選び方
ピートモス(1)は、ミズゴケが分解してできた弱酸性の有機物で、保水と植物の根の健康をサポートします。選ぶときは「無調整タイプ」を選んでください。園芸用には石灰でpHを調整した「調整済みピートモス」もあるのですが、調整剤が爬虫類のケージに混ざるのは避けたいので、必ず無調整を選ぶのが基本です。
ヤシ繊維(2)は配合の中で最も多く入れる骨格素材です。ココヤシ由来のチップ・ファイバー状のもので、圧縮ブロックを水で戻すタイプが使いやすいです。分解されにくいのが特徴で、用土の中に通気と排水のすき間を作ってくれます。
腐葉土(1)は、すでに分解の進んだ落ち葉が主成分で、微生物の塊のような素材です。「完熟」タイプを選び、肥料分を添加していない無農薬・無化学肥料のものを選んでください。園芸店で「観葉植物用」と書かれた腐葉土が比較的安心です。
砂(1)は通気・排水・重み付けの役割。爬虫類用としてはカルシウムサンドではなく、純粋な川砂・洗砂・ろ過砂を選びましょう。粒径は1〜3mm程度が扱いやすいです。
ハイドロボール(1)は、粘土を焼成した園芸用の人工軽石です。粒径3〜10mmで、用土の中の通気と排水を大幅に底上げしてくれます。これを混ぜるか混ぜないかで、長期的な根詰まり耐性が大きく変わります。
配合の手順
準備するのは大きめのコンテナ(用土を全部入れて余裕があるサイズ)と、ゴム手袋、霧吹きスプレー、メジャーカップ代わりの容器。手順自体はとてもシンプルです。
- ヤシ繊維ブロックを別バケツで戻し、軽く絞っておく
- コンテナに比率通りに各素材を投入
- 素材どうしが偏らないよう、全体を手でしっかり混ぜる
- 霧吹きで湿らせながら、握って軽く団子になり、押すとほろっと崩れる湿度に調整
- ケージに5〜8cm厚で敷き、表面に水苔・落ち葉を1cmほどトッピング
カスタマイズの考え方
基本配合をベースに、生体や植物に合わせて微調整します。
- 湿度を高めたい時:水苔の量を増やす/ピートモス比率を上げる
- 通気を強くしたい時:砂とハイドロボールを増やす/樹皮チップを追加
- 植物を多めに育てたい時:腐葉土比率を少しだけ上げる(多すぎ注意)
- 分解スピードを上げたい時:木炭粒を一掴み追加
市販製品の選び方:Josh’s Frogs/ZooMed/Exo Terra
自作はやっぱり面倒、という方も多いと思います。私も最初は完成品から始めて、慣れてから自作に切り替えました。ここでは代表的な市販製品3シリーズを比較します。
Josh’s Frogs ABG Mix
アメリカ・ミシガン州のJosh’s Frogs社が販売する、ABG Mixのほぼ原典といって良い完成形ミックスです。ピートモス・木炭・ヤシヒバ繊維・水苔・樹皮チップが配合されていて、ヤドクガエル飼育の世界では事実上の標準と言われています。
メリットは何といっても配合バランスの完成度。袋を開けてケージに敷くだけで本場のABG環境が再現できます。デメリットは、輸入品なので価格がやや高めで、Amazonでも在庫切れになることがある点。実売は容量によりますが、4Lサイズで3,500〜5,000円程度になりやすいです。
ZooMed Eco Earth/Forest Floor
ZooMed(ズーメッド)のEco Earthは圧縮ブロックタイプのヤシ繊維100%。バイオアクティブ用土の「主役素材」を低コストで安定供給してくれます。1個のブロック(650g程度)を水で戻すと、約7〜8Lにふくらむので、コスパもなかなか良いです。
同じZooMedの「Forest Floor」は針葉樹のバーク(樹皮チップ)で、Eco Earthと合わせて使うことで通気性を上げる目的に向きます。実売価格はEco Earthが1ブロック1,000〜1,500円程度、Forest Floorが2,000〜3,000円程度です。
Exo Terra プランテーションソイル/ジャングルアース
Exo Terra(エキゾテラ)はGEX社の輸入販売も多く、日本国内のショップで入手しやすいのが最大の魅力です。プランテーションソイルはヤシ繊維圧縮ブロックタイプで、ZooMed Eco Earthと役割は近いと考えてOK。ジャングルアースは細粒の樹皮チップで、表面のトッピングや通気層に重宝します。
| 製品 | タイプ | 価格帯(実売目安) | 向く用途 |
|---|---|---|---|
| Josh’s Frogs ABG Mix | 完成形ミックス | 4L で3,500〜5,000円 | 本格バイオアクティブ・植物多め |
| ZooMed Eco Earth | ヤシ繊維単体ブロック | 1ブロック 1,000〜1,500円 | 配合のベース・コスト重視 |
| ZooMed Forest Floor | バークチップ | 2,000〜3,000円 | 通気層・トッピング |
| Exo Terra プランテーションソイル | ヤシ繊維単体ブロック | 1ブロック 800〜1,400円 | 国内流通安定・初心者向け |
| Exo Terra ジャングルアース | 細粒樹皮チップ | 1,500〜2,500円 | トッピング・通気サポート |
ドレナージ層との関係:用土の下を支える縁の下の力持ち
バイオアクティブ用土を語る上で、絶対に外せないのがドレナージ層(排水層)です。これは用土の下に敷く「水を貯めるための層」で、これがあるかないかで長期維持の難易度がガラッと変わります。
ドレナージ層の役割
霧吹きや給水で用土に注がれた水は、いつかは底に溜まります。そのまま用土が水浸しになると、嫌気性のバクテリアが増えて腐敗臭・根腐れ・水カビの温床になります。ドレナージ層は、余分な水を用土の下にプールしておくスペースで、底面の用土が水浸しにならないようにします。
同時に、ドレナージ層は湿度の供給源でもあります。底に貯まった水がゆっくり気化してケージ内の湿度を支えるので、霧吹きの頻度を減らせる嬉しい副作用も得られます。
ハイドロボール(軽石)が定番素材
ドレナージ層には、ハイドロボール・軽石・赤玉土の大粒・LECA(Lightweight Expanded Clay Aggregate)などが使われます。最も入手しやすく扱いやすいのが園芸用のハイドロボールで、粒径8〜16mm程度のものをケージ底に2〜3cm敷くのが標準的な厚みです。
| 層 | 素材 | 厚みの目安 |
|---|---|---|
| 最下層:ドレナージ層 | ハイドロボール/軽石 | 2〜3cm |
| 仕切り層 | 園芸用不織布(メッシュ) | 1枚 |
| 本体:バイオアクティブ用土 | 配合した用土 | 5〜8cm |
| 表層:トッピング | 水苔/落ち葉 | 1〜2cm |
ドレナージ層について、より詳しい配置や排水量の管理は爬虫類ケージのドレナージ層完全ガイドで扱っているので、合わせて読むとイメージが立体的になると思います。
クリーナークルー連携:ワラジムシ・スプリングテールの役割
バイオアクティブ用土だけを敷いても、それは「分解者がまだ住んでいない団地」みたいなものです。ここに住人として入ってくるのが、ワラジムシ(Isopod)とスプリングテール(Springtail/トビムシ)に代表されるクリーナークルーです。
ワラジムシ(Isopod)の役割
ワラジムシは数mm〜2cm程度の節足動物で、ケージ内の残餌・糞・枯葉・脱皮殻を食べてくれます。バイオアクティブの定番種は「ホワイト系ワラジムシ(Trichorhina tomentosa)」と「ダイガイシ系(Porcellio scaber)」などで、特にホワイト系は小型で隠密性が高く、生体に踏まれにくいので人気です。
飼育下では、用土に有機物(落ち葉・木の樹皮チップ)が含まれていることが彼らの食事と隠れ家を兼ねます。腐葉土を配合に入れていれば、別途エサをあげなくてもベースの食料は用土から取れる、と覚えておくと管理がぐっと楽になります。
スプリングテール(トビムシ)の役割
スプリングテールは1〜2mm程度の小さな虫で、跳ねるように動くので「跳虫(とびむし)」と呼ばれます。彼らはカビ・酵母・腐敗有機物を主食にしていて、用土の中で発生するカビを片っ端から食べてくれます。
新しくバイオアクティブを組んだ初期は、用土の中の水分と有機物のバランスが落ち着くまでカビが発生しやすい時期です。ここでトビムシが活躍してくれると、見た目のカビトラブルがほとんど起こらず、用土が静かに熟成されていきます。
用土とクリーナークルーの相性
用土が彼らの住処である以上、配合と相性は重要です。乾きすぎる用土ではトビムシが定着しませんし、水浸しすぎる用土ではワラジムシが酸欠で減ってしまいます。「握って団子・押してほろっ」の湿度を守れば、両者ともに長く繁殖してくれることが多いです。
導入の手順や定着のコツについては爬虫類のクリーナークルー上級ガイドで詳しく扱っています。種ごとの繁殖難易度や、ケージあたりの導入数の目安などはそちらをご覧ください。
pH管理と長期維持のコツ:用土を”育てる”視点
バイオアクティブ用土は、組んだその日から完成しているわけではありません。3〜6か月かけて、ゆっくりと”育っていく”のが本来の姿です。ここでは、長期で安定運用するために知っておきたいpHと維持のコツをまとめます。
pHの目安と崩れる原因
バイオアクティブ用土の目安pHは5.5〜6.5あたりの弱酸性とされています。ピートモスとヤシ繊維が中心の配合は、もともとそのあたりに落ち着く設計になっています。問題は「使い込むうちにpHがどちらかに振れていく」こと。
| pHの傾き | 起こりやすい原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 酸性に強く振れる | 糞・残餌が多く分解副産物が酸性 | クリーナークルー増量/木炭追加 |
| アルカリに振れる | 水道水(硬水)の長期散布 | RO水・浄水使用/ピート追加 |
| 塩類が蓄積 | 尿酸・水道水中のミネラル | 表層交換・大量のフラッシング |
家庭でpHを正確に測るのはなかなか難しいので、私は「植物の元気さ」「クリーナークルーの増減」「臭い」の3つを観察ポイントにしています。植物が黄色く枯れ始めたり、ワラジムシが減っていったりしたら、何かしらバランスが崩れているサインです。
木炭・活性炭の追加
長期維持の裏ワザとして、配合に炭(バーベキュー用ではなく園芸用の竹炭・活性炭)を一掴み混ぜておくと、pHの揺らぎを和らげてくれる効果が期待できます。脱臭効果もあるので、ケージから「土っぽいいい匂い」以外の臭いがするときに有効です。
長期維持の月次ルーティン
用土の長期維持は、難しいことではなく「見る・触る・足す」のシンプルな習慣に落とし込めます。
- 毎週:表層を軽くほぐして空気を入れる/落ち葉を補充
- 毎月:ドレナージ層の水量を確認/溜まりすぎなら排水
- 3か月ごと:表層1cmを取り除いて新しい用土を補充
- 6か月ごと:クリーナークルーの個体数を目視確認
- 1年ごと:底面の様子を点検/嫌気的になっていれば部分入れ替え
NG行動:用土を死なせるパターン
長期維持を諦めがちなパターンは、だいたい次のいずれかです。「土をリセットしすぎる」「殺虫剤・除菌スプレーを使う」「ケージ内に蛇口の水を直接流す」。せっかく育った微生物相とクリーナークルーが一気に失われるので、これらは避けてください。
関連記事
バイオアクティブをトータルで組み立てるには、用土だけでなくケージ・植物・クリーナークルー・ドレナージ全体の知識が必要になります。以下の記事と合わせて読んでいただくと、立体的な理解が深まります。
- 爬虫類のバイオアクティブ立ち上げ完全ガイド ― ケージ・植物・分解者の総合手順を解説
- 爬虫類のクリーナークルー上級ガイド ― ワラジムシ・トビムシの種ごとの特性
- 爬虫類のバイオアクティブケージ完全ガイド ― ケージサイズや換気の選び方
- 爬虫類ケージのドレナージ層完全ガイド ― 排水層の厚みと素材の比較
- ワラジムシ・スプリングテール飼育ガイド ― 単独培養と餌、繁殖の基本
バイオアクティブ用土に欠かせないアイテム
Josh’s Frogs ABG Mix
バイオアクティブ用土の世界標準。ピート・ヤシ・コケ・木炭・木質チップを最適配合した完成形ミックスです。
ZooMed ECO Earth ヤシ繊維
配合の主役として外せない、圧縮ブロックのヤシ繊維。水で戻すだけで使えて保湿性も抜群です。
ハイドロボール(鉢底石)
ドレナージ層に欠かせない軽石。土の下に2〜3cm敷くだけで根腐れと底面の腐敗を防げます。
ホワイトワラジムシ培養セット
残餌・糞・植物片を分解してくれるクリーナークルーの定番。導入後の手間がぐっと減ります。
※ 価格は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください
よくある質問
Q1. 普通の園芸用培養土ではダメですか?
市販の園芸用培養土は化学肥料・農薬・調整剤が含まれていることが多く、爬虫類飼育には基本的に不向きとされています。万一誤食したり、皮膚に長時間触れたりすると体調を崩す原因にもなり得るので、必ず「無調整・無農薬・無肥料」と明記された素材から自作するか、爬虫類用として販売されている市販品を選んでください。
Q2. 用土の厚みはどれくらい必要ですか?
植物を植える前提なら最低5cm、できれば8cmを目安にしてください。これより薄いと、植物の根が張れず、用土全体が乾きやすくなります。逆に厚すぎる(10cm超え)と底面が嫌気的になりやすいので、ドレナージ層と合わせてバランスを取りましょう。
Q3. 自作と市販品、どちらがおすすめですか?
これから始める方は最初の1ケージは市販品で完成系を知り、2ケージ目以降は自作でコストダウンするのが私のおすすめです。市販品の手触り・湿り具合・粒径を一度経験すると、自作するときの「正解の感触」が体に入って、ずっと作りやすくなります。
Q4. ヤシ繊維と腐葉土、どちらかを省いてもいいですか?
ヤシ繊維は構造(骨格)、腐葉土は分解者の食料、と役割がはっきり分かれているので、どちらも省かない方が無難です。どうしても省きたい場合は、ヤシ繊維の代わりに樹皮チップ、腐葉土の代わりに完熟堆肥(無農薬)など、近い役割の素材で置き換えることを検討してください。
Q5. 用土からカビが生えました。捨てた方がいいですか?
初期の白いふわふわしたカビは正常な分解過程の一部で、トビムシが定着すればすぐに消えていきます。慌てて捨てる必要はありません。ただし、緑や黒のカビが広範囲に広がり、酸っぱい腐敗臭が出ているようなら、その部分だけ取り除いて新しい用土を補充してあげてください。
Q6. 乾燥系の爬虫類(レオパなど)でもバイオアクティブはできますか?
できますが、配合と運用は大きく変えます。砂7:ヤシ繊維2:腐葉土1程度の通気重視のドライミックスにして、湿度を上げる部分(ウェットシェルター)と乾燥部分を分離するのが基本です。クリーナークルーも乾燥に強い種を選びます。
Q7. pHを測定する必要はありますか?
必須ではありません。植物が育って、クリーナークルーが増えて、嫌な臭いがしなければ、用土としては合格点です。数値より観察を優先するのがバイオアクティブの基本姿勢です。pH試験紙を入手できる方は、植物の調子が悪いときに参考程度に測るくらいが良いと思います。
Q8. 用土はどれくらいの期間で替えるべきですか?
クリーナークルーが順調に動いているケージなら、全交換は2〜3年に1回でも問題ないと言われています。それより前に、表層の落ち葉・水苔のトッピングを補充し続けることで、用土は驚くほど長持ちします。
まとめ
バイオアクティブ用土は、単なる床材ではなく「微生物とクリーナークルーが暮らす小さな生態系の土台」です。今回ご紹介した「ピート1:ヤシ繊維2:腐葉土1:砂1:ハイドロボール1」の自作配合、ABG Mixをはじめとした市販品、そしてドレナージ層やクリーナークルーとの連携を意識すれば、長期的に手のかからない、生体にも植物にも優しいケージを作ることができます。
最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。ぺぺ君のケージも、最初は失敗しながら少しずつ完成形に近づきました。素材を揃えて、握って団子になる湿度に整えて、クリーナークルーを入れて、あとは観察を続ける。そのループを続けるうちに、ケージは静かに育っていきますよ。
(土も生きてる、覚えとく)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱

















