皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。カメレオン飼育歴は6年、我が家ではぺぺ君(ベーメというカメレオン)と毎日にぎやかに暮らしています。
普段はカメレオンの話が中心の私ですが、爬虫類の健康トラブルについてはカメ・トカゲ・ヘビの飼い主さんからもよくご相談をいただきます。なかでも水棲ガメ(ミシシッピアカミミガメやクサガメ、ニオイガメなど)の飼い主さんから本当に多いのが、「うちのカメが斜めに傾いて泳ぐんです」「水に浮いたまま沈めないんです」というお悩みです。
この「浮いてしまう・斜めに傾く・うまく沈めない」状態は、アクアリウム系の爬虫類飼育で最も頻繁に見られるトラブルのひとつで、まとめて浮力異常(フローティング症候群)と呼ばれています。見た目はちょっとコミカルにも見えてしまうのですが、実はその裏に呼吸器感染(肺炎)という命に関わる病気が隠れていることがある、見逃してはいけないサインなんです。
最初に、とても大切なことをお伝えします。私(あおい)は獣医師ではありません。この記事は飼い主としての経験と、信頼できる情報をもとにまとめた「気づきと予防のための読み物」です。実際の診断や治療は必ず爬虫類を診られる動物病院で受けてください。特に片側に傾いて泳ぐ場合は肺炎の可能性が高く、できるだけ早めの受診が必要です。
⚠️ まず知っておいてほしいこと
カメが「左右どちらかに傾いて泳ぐ」「沈もうとしても体が浮いてくる」場合、片方の肺の異常(肺炎など)が疑われます。これは家庭で様子見していい症状ではありません。できるだけ早く爬虫類対応の動物病院に相談してください。
📝 この記事でわかること
- 浮力異常(フローティング症候群)とは何か、どんな状態を指すのか
- 「傾く・沈めない・浮く」症状の見分け方と、患側(悪い肺)の推測方法
- 肺炎・ガス貯留・消化不良など、原因ごとの考え方
- 水温・水質・餌など、家庭でできる環境チェックの具体策
- 応急対応と、動物病院を受診すべき緊急度の目安
- 浮力異常を起こさないための日々の予防習慣
浮力異常(フローティング症候群)とは
浮力異常とは、水棲ガメが自分の意思どおりに浮き沈みできなくなる状態の総称です。海外では「buoyancy disorder(ボイヤンシー・ディスオーダー)」、飼育者の間では「タートル・フローティング・シンドローム」とも呼ばれているそうです。具体的には、次のような姿が当てはまります。
- 水面に浮いたまま、潜ろうとしても体が浮き上がってきてしまう
- 体が左右どちらかに傾いて(船が片側に傾くように)泳ぐ
- お尻側だけが浮く、あるいは頭側だけが沈むなど、前後でアンバランス
- 底に沈めず、餌を食べに底へ行けない/隠れ場所に潜れない
水棲ガメは本来、肺に取り込む空気の量を調整して、潜水艦のように自由に浮き沈みをコントロールしています。ですから「思ったところに止まれない」「沈めない」というのは、その浮力コントロールのどこかが狂っているサインなんですね。
原因として最も多いのは、海外の獣医情報でも繰り返し指摘されている通り、体内のガス(空気)の量や分布の異常です。ガスが多すぎる・少なすぎる・左右に偏って入っている、このいずれかで浮力が乱れます。そしてそのガス分布の偏りを生む代表的な原因が、後ほど詳しく触れる呼吸器感染(肺炎)なのです。
ポイント:浮力異常は「病名」ではなく「状態」。背後にある本当の原因(肺炎・ガス・消化不良など)を見つけることが大切です。
水棲ガメは肺で呼吸する生き物です。その肺がうまく働かなくなると、呼吸だけでなく浮き沈みのコントロールまで一緒に崩れてしまう——ここが、ほかの病気と少し違うやっかいなところなんですね。
合言葉:迷ったら様子見より相談。早く動くほどカメの負担は軽くなります。
もう一度、念のためお伝えしますね。私は獣医師ではありません。ここでお話しするのはあくまで「家庭で気づくための知識」です。判断に迷ったら専門家へ、を合言葉にしていきましょう。
症状(傾く・沈めない・浮く)の見分け方
浮力異常といっても、その「浮き方・傾き方」によって、隠れている原因をある程度推測することができます。ここはとても大事なところなので、じっくり見ていきましょう。
① 左右どちらかに「傾く」タイプ = 肺炎を強く疑う
水面で船が片側に傾くように、左右どちらかへ斜めになって浮く。これは浮力異常のなかでも特に注意が必要なパターンです。
海外の爬虫類専門病院(VCA Animal Hospitalsなど)の解説によると、感染が肺に広がって肺炎になると、病変のある側の肺組織が正常な肺より重くなり、その結果カメは泳ぐときに患側へ傾くと言われています。つまり、傾いている「下側」が、悪くなっている肺(患側)である可能性が高いということです。
⚠️ 左右非対称の傾きは要注意
右に傾くなら右肺、左に傾くなら左肺に問題があるかも、という推測ができます。あくまで推測で確定診断ではありませんが、片側に傾いて泳ぐ=肺炎の可能性として、早めに受診してください。
② 全体的に「浮く・沈めない」タイプ = ガス貯留や消化不良も
左右の傾きはなく、体全体がぷかぷか浮いて沈めない、あるいはお尻側だけがふわっと浮く場合は、消化管の中にガスがたまっている(鼓張・ガス貯留)ケースが考えられます。食べたものが腸内で発酵したり、便秘で詰まったりすると、トラップされたガスで浮力が過剰になることがあるそうです。
見分けのヒント:左右に傾く=肺を強く疑う/全体に浮く・お尻が浮く=ガス系も視野に。ただし合併もあり得ます。
ただし、ここで油断は禁物です。ガス貯留と肺炎は見た目で完全に区別できるものではありません。両方が同時に起きていることもありますし、最終的にどちらなのかは画像検査(レントゲン)でなければ判断できません。だからこそ、私は獣医師ではない立場として「自己判断で様子見せず、まず相談を」とお願いしているのです。
③ あわせてチェックしたい全身サイン
浮き方だけでなく、次のような全身のサインが出ていないかも観察してください。これらは呼吸器感染を示唆するサインとして、海外の獣医情報でもよく挙げられているものです。
| サイン | どんな状態か | 緊急度の目安 |
|---|---|---|
| 口を開けて呼吸 | 口をパクパク開けて苦しそうに息をする | 高(早急に受診) |
| 鼻水・鼻づまり | 鼻の穴から泡や粘液、鼻孔のかさぶた | 高 |
| 呼吸音 | ヒューヒュー・ゼーゼーといった音、口から泡 | 高 |
| 元気・食欲の低下 | 動きが鈍い、餌を食べない | 中〜高 |
| 頻繁なあくび・首伸ばし | 空気を取り込もうと首を伸ばす仕草が増える | 中 |
念のためもう一度。私は獣医師ではありませんので、ここでの見分け方はあくまで「受診のきっかけ」として使ってくださいね。確定診断はプロにお任せしましょう。
原因(肺炎・ガス貯留・消化不良)
では、浮力異常を引き起こす代表的な原因を、もう少し掘り下げて見ていきましょう。大きく分けると「呼吸器(肺)の問題」「消化管のガス・便秘」「食事・誤嚥」の3系統です。
原因① 呼吸器感染(肺炎)— 最も警戒すべき原因
水棲ガメの浮力異常で、飼い主としていちばん警戒しておきたいのが呼吸器感染、いわゆる肺炎です。細菌感染を中心に、まれに寄生虫・真菌・ウイルスが関わることもあると言われています。
カメの肺は左右一対あり、甲羅の内側、背中側の広い範囲を占めています。ここに炎症が起きて、片側の肺に膿や液体がたまったり、逆に空気が異常にたまったりすると、左右の浮力バランスが崩れます。その結果が、先ほどの「片側に傾いて泳ぐ」というサインにつながるわけですね。
⚠️ 肺炎は進行が早いことも
爬虫類は不調を隠す名人です。傾きや口開け呼吸がはっきり見えるころには、肺炎がかなり進んでいることも少なくないと言われています。「ちょっと変だな」の段階で動くのが、結果的にカメを守ることにつながります。
カメの肺と呼吸のしくみについてもう少し知りたい方は、当サイトの呼吸の仕組みを解説した記事もあわせて読んでみてください(後半の「関連記事」でリンクしています)。爬虫類が肺や喉のポンプ運動で呼吸している基本を知っておくと、異常サインの理解がぐっと深まりますよ。
原因② 消化管のガス貯留・便秘・過食
もうひとつ多いのが、消化管にガスがたまるパターンです。海外の飼育情報によると、食べたものが腸内で発酵したり、便秘で出口が詰まったりすると、トラップされたガスでカメが過剰に浮くことがあるそうです。
原因として挙げられているのは、おもに次のようなものです。
- 過食(与えすぎ):消化が追いつかず、ガスや膨満につながる
- 水温が低い:変温動物のカメは低水温だと消化機能が落ち、未消化物が腸内で発酵しやすい
- 便秘・宿便:排泄が滞り、ガスの逃げ場がなくなる
- 腸内環境の乱れ:抗生物質の影響などで腸内細菌のバランスが崩れる場合もあると言われています
目安:全体に浮く・お尻が浮く=ガス系も視野に。ただし肺炎との合併もあるため自己判断は禁物。
原因③ 食事内容・誤嚥(ごえん)
脂肪分の多い餌の与えすぎや、栄養バランスの偏りも、間接的に消化トラブル→浮力異常につながることがあります。また、勢いよく餌に食いつく際に水と一緒に空気を飲み込んでしまう、誤嚥的なガスの取り込みが関係するケースもあると言われています。
気をつけたい餌:脂肪過多・与えすぎ・水温が低い時間帯の給餌は、消化トラブルのもとになりやすいです。
水質・環境のチェックと見直し
浮力異常、特に呼吸器感染や消化不良は、その多くが飼育環境の乱れから始まると言われています。海外の獣医情報でも、低すぎる水温・不適切な照明・栄養の偏り・UVB不足などが呼吸器トラブルの背景としてたびたび挙げられています。ここは飼い主が今日から見直せる、いちばん大事なパートです。
① 水温 — 消化と免疫の土台
水棲ガメは変温動物なので、水温が低いと消化も免疫も落ちてしまうのが大きなポイントです。種類によって適温は異なりますが、ミシシッピアカミミガメやクサガメなどの一般的な温帯〜亜熱帯の水棲ガメであれば、活動期はおおむね水温24〜28℃前後を保っている飼い主さんが多いようです。冬場に水温が下がりすぎると消化が止まり、未消化物の発酵→ガス貯留につながりやすくなります。
まずは正確な水温計でこまめに測ること。そして必要に応じて水中ヒーターで安定させることが基本です。水温の管理やヒーターの選び方については、当サイトの水槽ヒーター解説記事も参考になりますよ。
② 水質 — 汚れは万病のもと
汚れた水は、皮膚や呼吸器、目のトラブルの温床になります。カメは食べ散らかしも排泄も水中でするので、水はあっという間に汚れます。アンモニアや亜硝酸が蓄積した水は、目に見えなくてもカメの体に負担をかけ、免疫を落とす要因になると言われています。
| チェック項目 | 望ましい状態の目安 | 対策 |
|---|---|---|
| 水の透明度・におい | 透明で嫌なにおいがしない | こまめな換水・フィルター強化 |
| アンモニア・亜硝酸 | 検出されない(ゼロに近い) | ろ過バクテリアを育てる・換水 |
| カルキ(塩素) | 中和してから使う | カルキ抜き・汲み置き |
| 水温 | 種に合った安定した温度 | ヒーター+水温計で管理 |
水を安全に保つには、フィルター(ろ過)と、ろ過バクテリアによる窒素サイクルの理解が欠かせません。「水換えしてるのに水が臭う」「すぐ濁る」という方は、窒素サイクルがうまく回っていない可能性があります。詳しくは関連記事の窒素サイクル・水質管理ガイドをのぞいてみてくださいね。
水まわりの三本柱:こまめな換水・しっかりろ過・適切な水温。この3つが整うと、水トラブルはぐっと減ります。
③ 陸場(バスキング)と乾燥の時間
水棲ガメには、体をしっかり乾かして甲羅干しをする陸場(バスキングスポット)が不可欠です。陸に上がって体温を上げ、甲羅や皮膚を乾燥させる時間は、皮膚炎や甲羅のトラブル予防、そして全身の体調管理にとても重要だと言われています。浮力異常で陸に上がりにくくなっている子には、低くて上がりやすい浮島や、なだらかなスロープを用意してあげると安心です。
⚠️ 浮力異常の子の溺れに注意
うまく沈めない・傾いてしまう子は、深い水では体勢を立て直せず溺れてしまう危険があります。受診までの間は水位を浅めにし、いつでも頭を水面に出せて、簡単に陸へ上がれる環境にしてあげてください。
応急対応と動物病院を受診すべき目安
ここでは、浮力異常に気づいたときに家庭でできる「つなぎの対応」と、受診を急ぐべきかどうかの判断目安をまとめます。大前提として、もう何度も言っていますが——私(あおい)は獣医師ではありません。応急対応はあくまで病院に行くまでの一時的なケアで、治療の代わりにはならない、という点を心に留めてくださいね。
受診を急ぐべきサイン(できるだけ早く)
⚠️ 次のいずれかがあれば、できるだけ早く爬虫類対応の病院へ
- 左右どちらかに傾いて泳ぐ(肺炎の可能性が高い)
- 口を開けて呼吸する/呼吸音(ヒューヒュー・ゼーゼー)がする
- 鼻水・鼻の泡・鼻孔のかさぶた
- 数日以上、餌をまったく食べず元気がない
- 沈めず水面に浮き続けて、自力で陸に上がれない
特に「傾き」と「口を開けた呼吸」がそろった場合は、肺炎が進行している可能性を考えて、家庭での様子見はやめてください。爬虫類はぎりぎりまで元気にふるまうので、症状が見えた時点ですでに我慢を重ねていることが多いのです。
緊急度の整理として、私が飼い主さん向けに目安をまとめると次のようなイメージです。あくまで受診のきっかけ作りであり、診断ではない点はご理解くださいね。
| 状態 | 考えられること | 飼い主の動き |
|---|---|---|
| 片側に傾く+口開け呼吸 | 肺炎が進んでいる可能性 | できるだけ早く受診 |
| 片側に傾くが呼吸は普通 | 片肺の異常を疑う | 早めに受診・記録をとる |
| 全体に浮く・お尻が浮く | ガス貯留・消化不良など | 環境を見直し、続くなら相談 |
| 一時的に浮くがすぐ沈める | 通常行動の範囲のことも | 観察を続ける |
病院に行くまでの「つなぎ」ケア
受診までの間、飼い主としてできる範囲のサポートは次のようなものです。いずれも治療ではなく環境調整であることを忘れずに。
- 水位を浅く:頭が常に水面に出せて、溺れない深さに調整する
- 上がりやすい陸場:低い浮島やスロープで、いつでも休めるように
- 適温をキープ:水温を種に合った範囲で安定させ、冷えを防ぐ
- 静かな環境:刺激を減らし、ストレスをかけない
- 記録をとる:いつから・どちらに傾く・食欲・呼吸の様子をメモし、受診時に伝える
便秘やガスが疑わしい場合に、ぬるめ(熱くない)の浅い水で温浴をさせると排便が促されることがある、という情報もあります。ただし、肺炎が背景にある場合は無理な温浴がかえって負担になることもあるため、原因が特定できないうちは独断で長時間の処置をしないことをおすすめします。判断に迷うなら、まず電話で病院に相談してみてください。
⚠️ やってはいけないこと
人間用の市販薬や、根拠のはっきりしない民間療法を自己判断で使うのは絶対にやめてください。動物用医薬品も、用法・用量・使用の可否はすべて獣医師の指示に従う必要があります。良かれと思った処置が、命取りになることもあります。
動物病院では何をするの?
爬虫類を診られる動物病院では、まず問診と視診・触診をしたうえで、レントゲン(X線)撮影で肺の状態を確認することが多いそうです。肺炎や肺の中の液体・空気のたまり方を画像で評価し、必要に応じて鼻水などのサンプルを培養して原因菌を調べることもあると言われています。
治療としては、原因に応じて抗生物質(経口または注射)、点滴などの水分・栄養サポート、状態によっては入院や酸素管理などが行われることがあるそうです。どんな薬をどれだけ使うかは、検査結果をもとに獣医師が判断する領域なので、この記事では具体的な薬や量には触れません。あくまで「こういう流れになることが多い」というイメージとして持っておいてくださいね。
「近くに爬虫類を診てくれる病院があるか分からない」という方は、当サイトの動物病院の選び方ガイドが役立つはずです。いざというとき慌てないよう、元気なうちに通える病院を見つけておくことを強くおすすめします。
予防
最後に、いちばん大切な予防のお話です。浮力異常の多くは、日々の飼育環境を整えることでリスクをぐっと下げることが期待できると言われています。難しいことではなく、基本を丁寧に続けるだけ。我が家でぺぺ君と暮らすなかでも、結局いちばん効くのは「毎日の地味な観察」だと痛感しています。
① 水温と水質を一定に保つ
冷え込みは消化と免疫の大敵。種に合った水温をヒーターで安定させ、水温計で毎日チェックするだけで、消化不良由来のガス貯留や、免疫低下からの呼吸器感染リスクを下げられると言われています。水換えとろ過を組み合わせ、水を清潔に保つことも忘れずに。
② 餌は「腹八分・バランス重視」
過食はガス貯留や肥満のもと。成長期や種類によって適量は違いますが、食べ残しが出ない量を基本に、与えすぎないのがコツです。栄養が偏らないよう、人工飼料に加えて適度な動物質・植物質を組み合わせる飼い主さんが多いようです。
合言葉:あたたかい水・きれいな水・腹八分。この3つが浮力異常予防のキホンです。
③ 甲羅干しできる陸場を必ず用意
しっかり乾かして体温を上げられる陸場は、皮膚・甲羅・全身の健康維持に不可欠です。バスキングライトで陸場を温め、カメが自分で「水↔陸」を選べる温度勾配を作ってあげましょう。「自分で選べる」というのが、爬虫類の体調管理ではとても大切な考え方です。
④ 毎日の「ちょい観察」を習慣に
そして何より、毎日の短い観察が最強の予防です。給餌のときに「今日もまっすぐ泳いでる?」「ちゃんと沈める?」「鼻はきれい?」と数十秒チェックするだけで、異常の早期発見につながります。早く気づけるほど、改善が期待できる可能性も高まります。
毎日の3秒チェック:まっすぐ泳いでる?/ちゃんと沈める?/鼻はきれい?
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浮力異常の予防・観察に役立つアイテム
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よくある質問(FAQ)
Q1. カメが浮いているだけなら、しばらく様子を見ても大丈夫ですか?
A. 浮き方によります。一時的にぷかぷか浮いてもすぐ自分で沈められるなら、いつもの行動の範囲のこともあります。ですが、「沈めない」「片側に傾く」「口を開けて呼吸する」などが続く場合は様子見せず、できるだけ早く受診してください。私は獣医師ではないので断言はできませんが、傾きは肺炎のサインである可能性があり、早期対応が大切だと言われています。
Q2. 片側に傾いて泳ぐと、どうして肺炎が疑われるのですか?
A. 海外の獣医情報によると、肺炎で病変のある側の肺は組織が重くなり、その結果カメが患側(悪い方)へ傾いて泳ぐと説明されています。傾いている下側の肺に問題があるかもという推測ができますが、確定には病院でのレントゲンが必要です。
Q3. ガスがたまって浮いているなら、温浴で出してあげれば治りますか?
A. ぬるめの浅い温浴で排便が促され、ガスが楽になることがあるという情報はあります。ただし、それで根本的に「治る」とは限りませんし、背景に肺炎があると温浴がかえって負担になることもあります。原因がガスなのか肺なのかは家庭では判断できないため、迷ったら処置の前に病院へ相談してください。
Q4. 水温は何度くらいが目安ですか?
A. 種類によって異なります。ミシシッピアカミミガメやクサガメなどの一般的な温帯〜亜熱帯の水棲ガメでは、活動期に水温24〜28℃前後を保っている飼い主さんが多いようです。低水温は消化不良の原因になりやすいので、水温計とヒーターで安定させるのが基本です。お迎えした種の適温は、種別の飼育ガイドで必ず確認してください。
Q5. 浮力異常は他のカメにうつりますか?
A. 浮力異常そのものは「状態」なのでうつるものではありませんが、原因が細菌などによる呼吸器感染の場合、同じ水槽の他のカメにも感染が広がる可能性は否定できません。不調の個体は別容器で観察・隔離し、受診するのが安心です。
Q6. 食欲はあるのに浮いてしまいます。緊急ですか?
A. 食欲があるのは良い兆候ですが、傾きや沈めない状態が続くなら油断は禁物です。爬虫類は不調を隠すのが上手なので、食べているうちに受診できると理想的です。元気なうちのほうが、検査も体への負担が少なく済むことが多いと言われています。
Q7. 病院ではどんな検査をしますか?費用感も知りたいです。
A. 多くの場合、問診・視診のあとレントゲンで肺の状態を確認し、必要に応じて分泌物の検査などを行うそうです。費用は地域や病院、検査内容で大きく変わるため一概には言えません。受診前に電話で初診料や撮影費の目安を聞いておくと安心です。病院選びは関連記事の動物病院ガイドも参考にしてください。
Q8. 一度浮力異常になった子は、また繰り返しますか?
A. 原因によります。環境由来(低水温・水質悪化・過食など)の場合は、環境を整えることで再発リスクを下げられると言われています。逆に環境が改善されないままだと繰り返しやすくなります。治療後も、水温・水質・餌の管理を続けることが再発予防のカギです。なお、私は獣医師ではありませんので、再発予防の具体的なプランも担当の先生とよく相談してくださいね。
まとめ
今回は、水棲ガメの浮力異常(フローティング症候群)について、症状の見分け方から原因、環境チェック、応急対応、予防までをまとめました。最後に大切なポイントをおさらいします。
- 浮力異常は「浮く・傾く・沈めない」状態の総称で、背景に肺炎・ガス貯留・消化不良などが隠れていることがある
- 片側に傾いて泳ぐ=肺炎の可能性。傾いている下側の肺が患側かも、と推測でき、早めの受診が大切
- 口開け呼吸・鼻水・食欲不振がそろったら、家庭で粘らず動物病院へ
- 水温・水質・陸場・餌の量を整えることが、いちばんの予防になる
- 毎日の「ちょい観察」で早期発見を。早く気づくほど改善が期待できる
そして、何度も繰り返しお伝えしてきた通り——私(あおい)は獣医師ではありません。この記事はあくまで飼い主目線の「気づきと予防の読み物」です。実際の診断・治療は必ず爬虫類を診られる獣医師に委ねてください。動物用医薬品の使い方も、すべて先生の指示に従ってくださいね。
大切な家族であるカメさんが、まっすぐ気持ちよさそうに泳ぐ姿は、何よりの幸せですよね。その毎日を守るために、今日の内容が少しでもお役に立てたら嬉しいです🦎
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱












