皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
今回ご紹介するのは、マダガスカルの森に静かに暮らすカルンマ・ナスートゥム(Calumma nasutum)——通称「ノーズドカメレオン」や「鼻角カメレオン」とも呼ばれる、とっても個性的な小型カメレオンです✨
体長はわずか8〜12cm程度と手のひらに乗るサイズですが、ちょこんと上を向いた鼻先の突起(ロストラルアペンデージ)がトレードマーク🌿 地味な印象を持たれがちですが、繊細な体色変化や独特の生態は、カルンマ属を深く知れば知るほど沼にハマっていく魅力にあふれています。
本記事では、カルンマ・ナスートゥムの基本情報・生態・飼育方法について、外見の特徴から繁殖管理、CITES規制の注意点まで徹底的に解説します。カルンマ属にはじめて挑戦したい方も、すでに飼育中でさらに深掘りしたい方にも役立つ内容を目指しましたので、どうぞ最後までお付き合いください🦎
📝 この記事でわかること
- カルンマ・ナスートゥムの分類・学名・原産地・CITES区分
- 鼻角(ロストラルアペンデージ)の特徴と雌雄判別の方法
- マダガスカル低地〜中地帯の生息環境と野生での行動生態
- ケージサイズ・温湿度・UVBライト・植物レイアウトの設定方法
- 餌・給餌方法・サプリメントローテーション
- 繁殖(産卵・孵化管理)の手順と注意点
- 入手方法・価格帯・輸入規制に関する最新情報
🦎 カルンマ・ナスートゥムの基本情報
カルンマ・ナスートゥムはアフリカ大陸の東沖に浮かぶ島国・マダガスカルに固有のカメレオン科の一種です。属名「Calumma」はマダガスカル語で「カメレオン」を意味し、種小名「nasutum」はラテン語で「大きな鼻を持つ」という意味。その名のとおり、吻端(口先)から伸びる肉質の突起が最大の特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Calumma nasutum(Duméril & Bibron, 1851) |
| 和名・通称 | ナスートゥムカメレオン / ノーズドカメレオン / 鼻角カメレオン |
| 分類 | 爬虫綱 有鱗目 カメレオン科 カルンマ属(Calumma) |
| 原産地 | マダガスカル(東部・北部・中央部の低地〜中地帯雨林) |
| 全長(成体) | ♂ 8〜12cm / ♀ 7〜10cm(尾含む) |
| 飼育下寿命 | 3〜5年程度(適切な管理下で5年超も報告あり) |
| CITES区分 | 附属書Ⅱ(商業目的の輸出には輸出国許可書が必要) |
| 日本での入手難易度 | やや困難(専門店・爬虫類イベント中心) |
| 飼育難易度 | 中〜上級(温湿度管理・ストレス耐性の低さが要求高め) |
| 価格目安 | CB個体:2〜5万円前後 / WC個体:1〜3万円前後 |
ぺぺ君
ぼくのお仲間だ!鼻がぴょこんとしてる子だね。ちょっと不思議な顔してるな〜。
あおい
その「鼻の突起」がナスートゥム最大の特徴なんだよ!ぺぺ君にはないけど、あれがあるだけでものすごく個性的に見えるよね✨
カルンマ属は現在50種以上が記載されており、そのすべてがマダガスカル固有種です。ナスートゥムはその中でも比較的流通量があり、カルンマ属入門種として語られることもあります。ただし、あくまで「他の超希少種に比べると見かける機会がある」程度であり、一般的なベールドカメレオンやパンサーカメレオンに比べると流通量は格段に少ないです。
✨ 外見・特徴——鼻角・雌雄差・体色変化
🔍 最大の特徴:ロストラルアペンデージ(鼻角)
カルンマ・ナスートゥムといえば、何といっても吻端から上方に向かって伸びるロストラルアペンデージ(rostral appendage)——いわゆる「鼻角」です。鱗に覆われた肉質の突起で、長さは成体オスで5〜15mm程度。メスではより短く、種によっては痕跡程度しかない場合もあります。
この突起は感覚器官ではなく、主に種内認識・性選択のシグナルとして機能していると考えられています。同じカルンマ属の中でも突起の形状や長さはかなり個体差があり、また亜種・地域変異によっても違いが見られます。
🎨 体色と体色変化
安静時(リラックス状態)の体色は暗緑色〜オリーブブラウンが基本で、樹皮や落ち葉に溶け込む保護色になっています。体全体には細かい顆粒状の鱗(異形鱗)が分布し、触感はざらざら。他のカメレオン種と同様に、皮膚内のナノ結晶(グアニン結晶)の格子間隔を変えることで体色を変化させます。
体色が変化する主な場面は以下のとおりです。
| 状況 | 体色の傾向 |
|---|---|
| 安静・隠れているとき | 暗緑〜オリーブ(保護色) |
| 日光浴・バスキング中 | より明るいグリーン〜黄緑 |
| ストレス・威嚇 | 暗褐色〜黒ずみ、縦縞が明瞭化 |
| 交尾・求愛(オス) | 鮮やかな黄緑〜ターコイズの斑模様 |
| 妊娠中(メス) | 暗色化 + 黒ずんだ斑点が顕著 |
| 低体温(朝・夜間) | 黒みがかった暗色(熱吸収効率アップ) |
⚧ 雌雄の見分け方
雌雄判別は他のカメレオン属と比べてもわかりやすい方です。
- オス(♂):鼻角が長め(5〜15mm)。尾の付け根が太く膨らみ(半陰茎の収納部位)、総排泄孔付近が盛り上がっています。体色の鮮やかさがメスより際立つ場面が多い。
- メス(♀):鼻角は短い(3mm未満)か痕跡程度。尾の付け根は細い。体型はオスより全体的にずんぐり気味になりやすい(妊娠時は特に顕著)。
幼体時(孵化後3〜4ヶ月まで)は雌雄差が小さいですが、クロアカ付近の膨らみを確認することで判定できます。心配な場合は爬虫類専門の獣医師にプロービングを依頼するのが確実です。
🌿 生息環境・生態——マダガスカル低地〜中地帯の雨林
🗺️ 分布と生息地
カルンマ・ナスートゥムはマダガスカルの東部・北東部・中央部の湿潤な雨林地帯に広く分布します。海抜は200〜1,200m程度の範囲に記録があり、低地の熱帯雨林から中地帯の移行帯林まで幅広く生息しています。
特によく見られるのはマダガスカル東海岸沿いの森林で、年間降水量1,500〜2,500mmを誇る多雨地帯です。乾燥したマダガスカル西部の落葉樹林には生息しておらず、湿度の高い環境を強く好む傾向があります。
🌙 行動パターン・生態
カルンマ・ナスートゥムは昼行性で、日中に採食・バスキング・縄張り行動などを行い、夜間は細枝の先端に静止して眠ります。移動速度はゆっくりで、ほとんどの時間を枝の上でじっとして過ごします。
食性は昆虫食性(食虫性)で、野生下では小型の昆虫・クモ・ときに小型のトカゲ類も捕食すると考えられています。長い舌(体長の1〜1.5倍)で獲物を瞬時に捕らえる能力はカメレオン科共通の特徴です。
基本的に単独生活者で、繁殖期以外はオス同士が顔を合わせると激しく色を変えて威嚇し合います。縄張り意識は強く、狭いケージで複数飼育するとストレスによる食欲不振・体重減少を引き起こすため、単独飼育が原則です。
ぺぺ君
ぼくも縄張りあるよ!見知らぬカメレオンが来たら絶対に色を変えちゃう。
あおい
ナスートゥムは特にストレスに弱い種なので、ケージは必ず1頭1ケージでお願いしますね!
🏡 飼育環境——ケージ・温度・湿度・UVB・植物レイアウト
📦 ケージサイズと種類
ナスートゥムは小型種ですが、カメレオン全般に共通して通気性の高い縦長ケージが必須です。高さがないと運動不足や湿気の滞留によるカビ・細菌繁殖が起きやすくなります。
| 項目 | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|
| ケージサイズ(成体) | W45×D45×H60cm以上 | 幼体はW30×D30×H45cmからでも可 |
| ケージ素材 | メッシュ(全面またはフロント/側面) | ガラスは通気性改善が必須 |
| 飼育方式 | 単独飼育 | ペア・複数は基本的に不可 |
おすすめはエキゾテラやZOOMED(レプタイルズウィンドウ)のメッシュケージです。DIYで木製フレーム+ステンレスメッシュを使った自作ケージも通気性・湿度調整のしやすさで人気があります。
🌡️ 温度管理
ナスートゥムの原産地は標高200〜1,200mの熱帯雨林で、気温は日中18〜26℃・夜間14〜20℃程度の比較的涼しい環境です。日本の夏場は室温管理が特に重要で、28℃を超える日が続くと体調を崩しやすくなります。
| ゾーン | 目標温度 | 管理のポイント |
|---|---|---|
| バスキングスポット | 26〜30℃ | 白熱電球 or ハロゲンランプで局所加温 |
| ケージ内全体(昼) | 20〜26℃ | 室温管理が基本。夏はエアコン必須 |
| 夜間温度 | 16〜22℃ | 夜間は照明を完全消灯。日本の冬は補助暖房を |
| 危険温度(上限) | 30℃超 | 熱中症リスク。即座に冷却対応が必要 |
冬場は室温が15℃を下回らないように注意が必要です。ただし、低温自体は適度であれば問題なく(野生下の夜間は14℃前後まで下がる)、むしろ高温と乾燥の方が命に関わるリスクが高いです。
💧 湿度管理
ナスートゥムの原産地は高多雨帯のため、湿度は60〜90%を目標にします。常時100%に近い状態はカビや細菌の温床になりますが、40%以下に下がると脱水・脱皮不全が起きやすいです。
- 霧吹き:1日2〜3回(朝・昼・夕方)。葉や枝に水滴をつけ、それを舐めることで給水します。直接体にかけすぎると過湿でカビの原因になるため、葉・ガラス面中心に。
- 自動ミスティングシステム:タイマー制御の自動霧吹き機があると管理が格段に楽になります。
- 底面排水:ケージ底に水が溜まらないよう、ドレーン穴や排水トレイを用意しましょう。
☀️ ライト・UVB
カメレオンはビタミンD3合成のためにUVBライトが必要です。ナスートゥムは高地の弱め〜中程度の日光に適応しているため、UVI値2〜4程度(Ferguson Zone 2〜3相当)を目安にします。
- 推奨:レプティサン UVB 5.0(T8)またはアーケディア 6% UVB
- 点灯時間:12時間(夏)〜10時間(冬)でタイマー管理
- 交換時期:メーカー推奨の6〜12ヶ月で定期交換(紫外線出力の低下は目に見えない)
- バスキングランプは通気メッシュ上部に設置し、温度勾配を作る
🌱 植物レイアウト
ナスートゥムは高い場所を好むため、細い枝・植物を縦に配置してケージ内に高さを演出することが重要です。地面付近に降りてくることはほとんどないため、底床はヤシガラマットや水苔でOKです。
おすすめの植物は以下のとおりです。
- ポトス:丈夫で毒性なし。高湿度に強く初心者向け。
- パキラ:枝ぶりがよく、複数の登降ルートを作りやすい。
- フィカス・ベンジャミン:細い枝が多くレイアウトしやすい。ただし樹液に注意。
- ドラセナ:乾燥にも比較的強く管理しやすい。
- ハイビスカス:カメレオンが花を食べることもある。直射日光が当たる窓際との共用も可能。
農薬が残った植物はNGです。爬虫類専門店で売られているものか、購入後に2〜3週間水洗いを繰り返してから使いましょう。
🍽️ 餌・給餌方法——コオロギ中心・サプリローテーション
主な餌昆虫
ナスートゥムは小型種のため、Mサイズ以下の小型昆虫が適しています。成体でも大きな昆虫は食いつきが悪くなるため、ガットロードした小さめサイズを選ぶのがコツです。
| 昆虫 | 推奨サイズ | 頻度・量 | メモ |
|---|---|---|---|
| フタホシコオロギ | SS〜S(5〜10mm) | 毎日〜1日おき 3〜8匹 | 主食。ガットロード必須 |
| イエコオロギ | SS〜S | 週1〜2回 | フタホシの代替・バリエーションに |
| デュビアゴキブリ | 幼令〜SS(8mm以下) | 週1〜2回 | 栄養価高め。動きが遅く嗜好性良好 |
| シルクワーム | 1〜2cm未満 | 週1〜2回(副食) | カルシウム豊富・脂肪少なめ |
| ワキシーワーム(蜂の子) | 小さめ | 月数回程度(おやつ) | 脂肪多いため与えすぎ厳禁 |
| ショウジョウバエ(幼体時) | 無翅タイプ | 毎日 10〜20匹 | 孵化後2ヶ月以内の幼体に最適 |
🧂 サプリメントローテーション
ナスートゥムを含むカメレオン全般は、カルシウム・ビタミンD3・マルチビタミンのバランスが崩れると代謝性骨疾患(MBD)やビタミン過剰症を起こします。以下のローテーションを参考にしてください。
| 曜日(目安) | 使用するサプリ | ポイント |
|---|---|---|
| 月・水・金 | カルシウム(D3なし) | ダスティングの基本。UVBと併用 |
| 火・土 | カルシウム(D3入り) | UVBが十分なら週2回以下で |
| 木・日 | マルチビタミン | 過剰補給はビタミンA中毒に注意 |
ダスティングは昆虫を小袋に入れてサプリをパラパラとまぶし、すぐに与える方法が一般的です。ガットロード(昆虫に栄養豊富な野菜・穀物を食べさせておくこと)も非常に重要で、昆虫を48時間以上前から専用フードや新鮮野菜で管理しましょう。
ぺぺ君
サプリのダスティング、ぼくも毎回やってもらってるよ!コオロギにまぶしてあるの、なんかいい香りがして好きなんだ。
あおい
ぺぺ君は食いしん坊だから何でも食べてくれるけど、カルンマ系は繊細な子が多いので焦らずじっくり餌付けしてあげてくださいね🌿
🥚 繁殖——雌雄判別・産卵・孵化管理
繁殖の前提条件
ナスートゥムを繁殖させるためには、以下の条件を整える必要があります。
- 成熟した健康なオス・メスをそれぞれ1頭以上別々に単独飼育
- メスが適切な体重(繁殖前に十分な栄養補給)
- 季節サイクル(短日+低温で休眠・乾季)をある程度再現する
- 合わせる際にメスが受け入れ体勢(明るい体色)を示しているか確認
交尾・産卵
繁殖期の合わせは時間を限定して管理下で行うのが安全です。合わせ時間は1〜2時間を目安に、メスが嫌がる様子(暗色化・口を開ける威嚇・逃走)を示したら即分離します。
交尾が成立すると、メスは3〜6週間後に産卵の兆候を示します。
- 体の膨らみ・小さな卵が透けて見える(薄い個体は確認しやすい)
- 地面付近を歩き回り、産卵場所を探す行動
- 食欲低下・落ち着かない様子
産卵床は湿らせたヤシガラまたはバーミキュライトを深さ15〜20cmに入れた容器を用意します。ナスートゥムは比較的小型種で産卵数も少なめ——1クラッチあたり6〜18個程度が一般的です。
孵化管理
産卵された卵はすぐにインキュベーターへ移します。
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 孵卵温度 | 22〜26℃(高地種のため高温は禁物) |
| 孵卵湿度 | 70〜90%(バーミキュライト法が一般的) |
| 孵化期間 | 約6〜12ヶ月(温度により大きく変動) |
| 孵化後の対応 | 孵化後24〜48時間は触らず、自力で卵から抜け出るのを待つ |
バーミキュライト法では、卵をバーミキュライト(水で湿らせたもの)に半埋め状態で並べ、密閉容器に入れて孵卵器またはインキュベーターで管理します。卵が陥没した場合は水分不足のサインです。少量の蒸留水を卵の周囲(直接ではなく床材)に足してください。
🛒 入手・価格・注意点——CITES規制と選び方
CITES(ワシントン条約)の規制
カルンマ・ナスートゥムを含むカルンマ属の多くはCITES(ワシントン条約)附属書Ⅱに掲載されています。これは「現時点では絶滅の危機に瀕しているわけではないが、適切な規制なしには将来そうなる可能性がある」として国際取引を管理している分類です。
具体的には、合法的な商業目的の輸出にはマダガスカル政府発行の輸出許可書が必要で、日本への輸入には経済産業省への輸入届出が必要です。CB(繁殖個体)であっても書類がない場合は合法的な輸入品とは言えません。
⚠️ 購入前の確認ポイント
- CITES書類(ワシントン条約許可書)の有無を必ず確認する
- 信頼できる爬虫類専門店またはブリーダーから購入する
- CB(captive bred)個体を優先する(健康状態・慣れ具合で優位)
- WC(野生採集)個体は寄生虫・ストレス・拒食リスクが高い
- インターネット上の個人間取引は書類不備リスクに注意
価格の目安
| 種別 | 価格帯 | 入手先 |
|---|---|---|
| CB幼体 | 2〜4万円 | 爬虫類ショップ・ブリーダー |
| CB成体 | 3〜5万円 | イベント・専門店 |
| WC個体 | 1〜3万円 | 輸入業者経由の専門店 |
流通量は少なめで、特に国内CB個体はレア度が高く価格も高めです。爬虫類イベント(レプタイルズフィーバー・HBMなど)に出展しているブリーダーに問い合わせると見つかりやすいです。
ぺぺ君
ちゃんとした書類がある子を迎えてね!ぼくも書類をもって来たんだよ〜📄
あおい
そうなの!書類があることはその子の「身元保証」にもなるんです。大切な子だから、正規ルートで迎えてあげてくださいね🌿
🩺 健康管理・よくあるトラブルと対処法
カルンマ・ナスートゥムはカメレオンの中でも比較的デリケートで、飼育環境の乱れがすぐに体調に出やすい種類です。以下のトラブルを早期発見できるよう、日々の観察を欠かさないようにしましょう。
| 症状・トラブル | 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 拒食(餌を食べない) | ストレス・温度不適・発情・寄生虫 | 環境確認→改善→2週間以上続くなら受診 |
| 体の黒ずみ・暗色化 | 寒さ・ストレス・威嚇・体調不良 | 温度確認→隠れ場所の充実→環境の静穏化 |
| 脱皮不全 | 湿度不足・ビタミン不足 | ぬるめのミストで湿らせ、自然剥離を促す |
| 口を常に開けている | 呼吸器感染症・過熱・口内炎 | 温度確認→改善なければ至急受診 |
| 手足の震え・骨の変形 | 代謝性骨疾患(MBD) | カルシウム・D3の見直し→獣医師診察 |
| 目が腫れている・閉じている | 目の感染症・ビタミンA欠乏・異物 | サプリ確認→爬虫類対応病院へ |
早期受診が重要です。カメレオンは体が小さく体力の回復が速い反面、重篤化するのも早いため、「おかしいかも?」と感じたら2〜3日様子を見ずに爬虫類専門の獣医師に相談することをお勧めします。
ぺぺ君
病気は早めに先生のところへ!ぼくも最初はちょっと不安だったけど、あおいが早めに連れて行ってくれたから元気になれたよ🏥
あおい
特にカルンマ系は「食べなくなってから1〜2週間で手遅れ」ということも珍しくないので、日常観察を大切にしてほしいです🙏
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❓ よくある質問(FAQ)
Q1. カルンマ・ナスートゥムは初心者でも飼育できますか?
A. カメレオン全体として、初心者にはやや難しい部類です。ナスートゥムはベールドカメレオン(エボシカメレオン)やパンサーカメレオンと比べてストレスに弱く、温湿度の細かな管理が必要です。カメレオン飼育経験のある方、または徹底した事前学習と設備投資ができる方にお勧めします。まずはエボシカメレオンなど丈夫な種で経験を積むのも一つの方法です。
Q2. 鼻の突起(ロストラルアペンデージ)は何のためにあるのですか?
A. 主に種内認識・性選択のシグナルとして機能していると考えられています。オス同士の競合時に誇示したり、メスへの求愛ディスプレイとして機能したりするとされています。また、同属の他種と視覚的に区別するための種識別サインとしての役割もあると考えられており、複数の仮説が並立しています。感覚器としての機能は現時点では確認されていません。
Q3. 水はどのように与えればいいですか?
A. カメレオンは水入れから直接飲まず、葉や枝についた水滴を舐めて給水します。1日2〜3回の霧吹きで葉・ガラス面に水滴をつける方法が基本です。葉のある植物を生きたままケージに入れると水滴が自然にできてより自然に近い環境になります。自動ミスティングシステムを導入すると管理が格段に楽になりますよ。
Q4. ハンドリングはできますか?
A. ハンドリングは基本的に最小限にとどめてください。カルンマ・ナスートゥムはストレスに非常に弱く、頻繁に触るとストレスが蓄積して拒食・体調不良につながります。健康チェックや清掃など必要最低限の場面のみハンドリングし、観賞主体で楽しむのが理想的です。
Q5. 複数頭を同じケージで飼育できますか?
A. 原則として単独飼育が必須です。オス同士は激しく争い、傷つけ合うリスクがあります。オスメスのペアでも繁殖期以外は分離してください。同居させると双方のストレスが溜まり、食欲不振・体重減少・免疫低下を招きます。
Q6. 寿命はどのくらいですか?
A. 適切な飼育環境下では3〜5年程度が一般的です。野生下での正確な寿命データは少ないですが、飼育下でも5年を超えた記録があります。温度・湿度の適切な管理、十分な栄養補給、ストレスの低減が長寿のカギです。
Q7. 他のカルンマ属とどう違うのですか?
A. カルンマ属は50種以上と非常に多様です。ナスートゥムは比較的小型でロストラルアペンデージが発達しているのが最大の特徴です。同属のパルソンズカメレオン(Calumma parsonii)は世界最大のカメレオン種として有名で、体長70cmにもなりますが、ナスートゥムは8〜12cmと20〜30倍もの体格差があります。属内でも生態・難易度はさまざまで、種ごとに特徴を把握して飼育することが大切です。
🌿 まとめ
今回はカルンマ・ナスートゥム(Calumma nasutum)について、その基本情報から外見の特徴・生態・飼育環境・餌・繁殖・入手方法まで徹底的に解説しました。
改めてポイントをおさらいします📝
- 学名:Calumma nasutum。マダガスカル固有の小型カルンマ属カメレオン
- 最大の特徴:ロストラルアペンデージ(鼻角)。オスでより発達する
- 飼育温度:日中20〜26℃、バスキング30℃以下、夜間16〜22℃の比較的涼しい環境
- 湿度:60〜90%。霧吹き1日2〜3回+自動ミスティングで管理
- 単独飼育必須:ストレスに弱くオス同士・混合飼育は禁物
- 餌:小型コオロギ中心、サプリのローテーションを厳守
- CITES附属書Ⅱ:書類つきの正規ルートからのみ購入すること
- 繁殖:クラッチ6〜18個、孵化期間は22〜26℃で6〜12ヶ月
カルンマ・ナスートゥムは、その小さな体に「マダガスカルの神秘」が詰まっているような、じっくりと付き合う価値のあるカメレオンです🌿 飼育難易度はやや高めですが、適切な環境を整え、彼らのペースに合わせて接することで、その繊細な体色変化や個性ある行動に毎日癒されるはずです。
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皆様の爬虫類ライフがより豊かになりますように。それでは、またお会いしましょう!あおいでした🌱












