皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。我が家ではカメレオンのぺぺ君(ベーメ)と暮らして6年になりますが、今日はちょっと毛色の違う、それでいて爬虫類好きの心をくすぐる「大型のトカゲモドキ」のお話をさせていただきます。
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)はもはや爬虫類飼育の超定番ですが、「レオパも飼ったし、次はもっとずっしりした手応えのある子がほしいな」と感じている方、けっこう多いのではないでしょうか。そんなマニア心に刺さるのが、今回ご紹介するダイオウトカゲモドキ(Eublepharis fuscus)とオバケトカゲモドキ(Eublepharis angramainyu)という、トカゲモドキ属(Eublepharis)の大型種たちです。
結論から先に申し上げると、飼い方の基本はレオパとほぼ同じ、でも器とごはんの量がワンサイズ大きくなるイメージ。30cm級まで育つ堂々とした体格と、10〜20万円という高単価ゆえに、いわゆる「玄人好み」のポジションにいる子たちです。この記事では、レオパ飼育の経験を活かしつつ大型Eublepharisをお迎えするために知っておきたいことを、まるっと詰め込んでお伝えしていきますね。
ちなみに今回も、我が家のぺぺ君がカメレオン代表として参戦してくれます。樹上で暮らすカメレオンと、地面でのっしのっしと歩くトカゲモドキ。同じ爬虫類でもこんなに違うのか、という発見も楽しんでいただけたら嬉しいです。
📝 この記事でわかること
- ダイオウ・オバケトカゲモドキとは何者か(大型Eublepharisの正体)
- 30cm級の体を支えるケージサイズと保温のコツ
- 脱皮を助けるウェットシェルターと潜れる床材の選び方
- 大食漢な彼らの餌・給餌量・カルシウムの与え方
- カメレオン・レオパとの違いと、後悔しないお迎えの手順
- 気になる価格・寿命・法規制(CITES・特定外来)のリアル
ダイオウ・オバケトカゲモドキとは(大型Eublepharis)
まずは「そもそも何者なの?」というところから。レオパことヒョウモントカゲモドキの正式な学名は Eublepharis macularius。このEublepharis(エウブレファリス=トカゲモドキ属)には複数の種が含まれていて、その中でも特にサイズが大きい大型種が、今回の主役であるダイオウトカゲモドキ(E. fuscus)とオバケトカゲモドキ(E. angramainyu)です。名前からして大物感がすごいですよね。
ダイオウトカゲモドキはインド西部に分布する種で、白っぽい地色に褐色の斑が入り、頭が大きくてずんぐりした体型が特徴です。トカゲモドキ属の中でも最大級と言われていて、最大全長は30cm前後、大きな個体では35cmほどになるとも紹介されています。レオパが15〜20cmくらいですから、並べてみると一回りどころか、かなりの貫禄の差です。
一方のオバケトカゲモドキは、イラン・イラク・シリア・トルコあたりに分布する種。こちらも成体で25〜30cmまで育つ大型種で、「オバケ」という和名のとおり、レオパしか見たことのない人が初めて実物を見ると「えっ、こんなに大きいの!?」と驚く圧倒的なサイズ感だそうです。私も初めてショップで見たときは、その太い尾と堂々とした歩き方に思わず見入ってしまいました。
この2種の大きな共通点は、「まぶたがある(瞬きできる)地表性ヤモリ」であること。トカゲモドキ=「トカゲではないけどトカゲっぽい」という意味で、足の裏に吸盤を持たず、壁を登れません。だからこそ、上に逃げる心配が少なく、横長のケージでのびのび飼えるわけですね。レオパで培ったノウハウがそのまま活きるのが、初めての大型種としても安心できるポイントだと思います。
もう少し視野を広げると、トカゲモドキ属には他にもアフガニクスやハードウィッキートカゲモドキなどが含まれます。レオパ(E. macularius)の近縁種をもっと深く知りたい方は、まず定番のレオパ飼育を押さえておくと理解が早いので、後ほど関連記事もご覧くださいね。
大型Eublepharis 2種の基本データ
| 項目 | ダイオウトカゲモドキ | オバケトカゲモドキ |
|---|---|---|
| 学名 | Eublepharis fuscus | Eublepharis angramainyu |
| 分布 | インド西部 | イラン・イラク・シリア・トルコ |
| 最大全長 | 30〜35cm前後 | 25〜30cm前後 |
| 体型の印象 | 太短くずんぐり・頭が大きい | 手足が長くスマートで大柄 |
| 寿命の目安 | 10〜15年程度といわれる | 10〜15年程度といわれる |
| 価格帯の目安 | およそ5〜15万円前後 | およそ8〜20万円前後 |
ポイント:「壁を登れない地表性」「まぶたで瞬きする」「レオパの大型版」と覚えると掴みやすいです。
寿命や価格はあくまで目安で、個体・血統・販売店・入荷状況によってかなり幅があります。「〇万円が定価」というよりは、そのときの流通次第で上下する、と捉えておくのが現実的だと思います。希少性が高い時期には、想像以上の値がつくこともあるそうです。
ケージと保温
さて、ここからは具体的な飼育環境です。まずは住まいとなるケージから。大型Eublepharisには横幅60cmクラスのケージを用意してあげたいというのが私の考えです。レオパなら30〜45cm程度でも飼えますが、30cm級の体に成長することを思えば、最初から余裕のあるサイズを選んでおくほうが、後々の引っ越しストレスも省けて安心です。
地表性の彼らは樹上を使わないので、高さよりも「歩き回れる床面積」が大事。ガラスケージでもプラケースでも、要は横方向にゆとりがあることが優先です。前開きタイプのガラスケージなら、毎日のメンテナンスもしやすくて私のおすすめです。逃げ出されないよう、フタや扉のロックだけはしっかり確認しておきましょう。
目安:「高さよりも横幅」。レオパは30〜45cmでも、大型種は最初から60cmクラスで余裕を。
保温の主役はパネルヒーター(底面ヒーター)です。トカゲモドキはお腹を温めた地面から熱をもらって消化する「お腹温め派」なので、ケージの床の下、おおよそ3分の1から半分くらいの面積にパネルヒーターを敷きます。残り半分は温めず、温かいゾーンと涼しいゾーンの温度勾配を作るのが鉄則です。これで、暑ければ涼しい側へ、寒ければ温かい側へと、彼ら自身が居場所を選べるようになります。
温度の目安としては、日中はケージ全体が24〜32℃くらい、夜間は18〜24℃くらいに収まるイメージでよいとされています。ホットスポット(一番温かい場所)はだいたい30℃前後を目安に。ただし真夏の高温には注意が必要で、35℃を超えるような状況は彼らにとって危険です。逆に冬場は底面の温度が下がりすぎないよう気をつけたいですね。温度計・サーモスタットでの管理は必須と考えておきましょう。
なお、オバケトカゲモドキのイーラムやケルマンシャーといった高地由来の個体は、やや低温を好む傾向があると言われています。同じ種でも採集地(ロカリティ)によって好みが微妙に違うことがあるので、お迎えした個体の様子をよく観察して、温度を微調整してあげると良いと思います。
目安:「日中24〜32℃/夜間18〜24℃/ホットスポット30℃前後」をベースに、個体の様子で微調整。
夜間の冷え込みが心配な時期は、パネルヒーターに加えて保温球やセラミックヒーターの併用を検討します。保温器具の細かい選び方や安全な使い方については、パネルヒーター専用の記事も用意していますので、合わせて読んでいただくと安心です。サーモスタットで自動管理する体制を整えておけば、夏も冬もぐっと楽になりますよ。
シェルターと脱皮管理
大型Eublepharisを健康に飼ううえで、地味だけれどとても大切なのがシェルター(隠れ家)と脱皮の管理です。夜行性で警戒心のある彼らは、日中はどこかに隠れて休みたい生き物。身を隠せる場所がないと落ち着けず、ストレスから体調を崩してしまうこともあるので、必ず隠れ家を用意してあげましょう。
特におすすめしたいのがウェットシェルター。素焼きの陶器でできていて、上のくぼみに水を入れると素材を伝ってじんわり湿気が広がり、シェルター内が高湿度に保たれる優れものです。乾燥系の彼らも、脱皮のときには「湿った場所」を必要とするので、ケージ全体は乾燥気味でも、このウェットシェルターの中だけはしっとり、という湿度のメリハリを作ってあげるのが大事なんですね。
ポイント:「ケージ全体は乾燥、シェルターの中だけしっとり」がトカゲモドキ流の湿度管理です。
体が大きい分、シェルターも大型のものを選んでください。レオパ用のSサイズだと、頭しか入らず尻尾が丸見え……なんてことになりかねません。全身がすっぽり収まるLサイズ以上を選ぶのが、彼らに安心してもらうコツです。ウェットシェルターは1つだけでなく、温かい側にドライなシェルター、涼しい側にウェットなシェルター、というように複数置いてあげると、より好みの環境を選べて快適だと思います。
脱皮の前になると、体色が全体的に白っぽく、くすんだように変化します。これは「もうすぐ脱ぎますよ」のサイン。健康な個体は古い皮をぺろりと一度に脱いで、自分で食べてしまうことがほとんどです。逆に、皮がボロボロと部分的に残っていたり、指先や尾の先、まぶたの周りに白い皮がこびりついている場合は、脱皮不全(だっぴふぜん)のサイン。湿度不足が主な原因なので、まずは環境を見直してあげましょう。
残った皮を見つけたら、ぬるま湯で湿らせた綿棒などでそっとふやかして、無理のない範囲で取り除いてあげます。決して乾いたまま無理に引っ張らないこと。それでも取れない頑固な脱皮殻や、すでに指先が変色しているような場合は、無理をせず爬虫類を診てくれる動物病院に相談するのが安全です。脱皮不全への対処法は別記事でも詳しくまとめていますので、いざというときの参考にしてくださいね。
床材・レイアウト
次は足元、つまり床材のお話です。地面で暮らす大型Eublepharisにとって、床材は単なる「敷物」ではなく、歩き心地や潜る楽しみ、そして見た目の雰囲気を左右する大切な要素。ここはぜひこだわってあげたいところです。
選択肢は大きく分けて、ソイル(土系)、乾燥系のサンド、そしてキッチンペーパーやペットシーツといったシンプルなものがあります。爬虫類用ソイルは適度に潜れて、湿度の微調整もしやすく、見た目も自然なので、私が特に気に入っている床材です。彼らが前足で器用に砂を掻き分けて潜る姿は、地表性ならではの観察ポイントで、見ていて本当に飽きません。
一方で、初心者の方や「とにかく衛生的に、シンプルに飼いたい」という方には、キッチンペーパーやペットシーツも立派な選択肢です。汚れたらすぐ交換できて誤飲のリスクもほぼゼロ。見た目の自然さよりも管理のしやすさを取るなら、こちらも全然アリだと思います。床材には絶対的な正解がなく、飼い主さんの方針と個体の様子で選んでいくものなんですね。
注意点として、粒の粗い砂や、固まるタイプの砂は誤飲(ごいん)のリスクがあります。餌を追いかけたときに一緒に砂を飲み込んでしまい、それがお腹に溜まると腸閉塞などのトラブルにつながることがあるんです。砂系を使う場合は、万が一飲み込んでも比較的排出されやすい細かい粒のものを選ぶ、餌は床に直置きせずピンセットやエサ皿から与える、といった工夫で誤飲リスクをできるだけ下げるのが安心です。
レイアウトについては、シェルター、水入れ、そして登りすぎない程度の平たい石やコルクバークを置いてあげると、隠れ場所と適度な運動になります。彼らは樹上には登りませんが、低い段差をよじ登ったり、石の隙間に潜ったりするのは大好き。立体的すぎず、でも単調すぎない、地表性らしいレイアウトを心がけてあげましょう。
目安:「シェルター+水入れ+低い石」で隠れ家と運動量を確保。高さは控えめでOK。
床材の種類ごとの特徴は専用記事でも比較していますので、迷ったらそちらも覗いてみてくださいね。
餌と給餌
大型Eublepharisを飼う醍醐味のひとつが、この「ごはんの時間」だと私は思っています。なにせ彼らはレオパも顔負けの大食漢。立派な体格を支えるためによく食べてくれるので、餌やりの手応えは抜群です。
主食はコオロギ(フタホシやイエコ)、デュビアなどのローチ類、そしてミルワームといった昆虫です。大型種なので、レオパに与えるよりもひと回り大きめのサイズの餌をしっかり食べてくれます。体が大きい=胃袋も大きいので、餌の食べっぷりはなかなか頼もしいですよ。我が家のぺぺ君(カメレオン)も結構な食いしん坊ですが、大型トカゲモドキの食欲はまた別格と聞きます。
面白いのが給餌頻度。一説にはオバケトカゲモドキはレオパよりたくさん食べる一方で、少し給餌頻度を下げても平気という話もあります。とはいえ基本は、成長期の若い個体には2〜3日に1回ほどたっぷりと、成体になったら数日に1回ペースで様子を見ながら、というのが無理のない考え方だと思います。食べ残しを長時間ケージに放置すると衛生面でよくないので、食べきれなかった餌は取り除くのを忘れずに。
給餌量の目安:「尾の太さ」がバロメーター。尾がぷっくり太いなら足りている証拠です。
そして、健康維持に欠かせないのがカルシウムのダスティングです。コオロギなどの餌昆虫に、カルシウムパウダーを軽くまぶしてから与えます。これを怠ると、カルシウム不足からクル病(代謝性骨疾患/MBD)という、骨が変形してしまう深刻な病気のリスクが高まります。とくに成長期や、繁殖を考えるメスにはカルシウムが重要なので、しっかり習慣化してあげてくださいね。
合言葉:「よく食べる子ほど、カルシウムも忘れずに」。餌へのダスティングを習慣に。
ダスティングの具体的なやり方(量・タイミング・ダストカップの使い方)や、餌昆虫そのものに栄養を蓄えさせる「ガットローディング」については、それぞれ専用記事で詳しく解説しています。給餌のクオリティを上げたい方は、ぜひそちらも参考にしてみてください。地表性で歩いて餌を探す彼らには、ピンセットからの給餌に加えて、エサ皿を使った置き餌スタイルも相性が良いですよ。
カメレオン・レオパとの違い・お迎え
さて、ここがこの記事の山場。「カメレオン暮らし」の運営者として、そして実際にレオパもカメレオンも見てきた身として、大型Eublepharisがこの2者とどう違うのかを、正直なところでお伝えしていきます。お迎えを検討している方にとって、いちばん気になるところだと思いますので。
カメレオン(ぺぺ君)との違い
まず、我が家のぺぺ君のようなカメレオンとの違い。これはもう、生き方そのものが正反対と言ってもいいくらいです。カメレオンは樹上で暮らし、高さのあるメッシュケージと上からのバスキングライト、こまめな霧吹きによる給水が欠かせません。一方の大型トカゲモドキは地面の住人で、横長ケージに底面ヒーター、水は水入れから飲む。ハンドリング(手に乗せること)も、ストレスに弱いカメレオンが基本苦手なのに対し、トカゲモドキは比較的慣れてくれる個体が多いとされています。
| 比較項目 | 大型トカゲモドキ | カメレオン(ぺぺ君) |
|---|---|---|
| 暮らす場所 | 地表(壁は登れない) | 樹上(枝を渡り歩く) |
| ケージの形 | 横長・ガラス/プラケ | 縦長・メッシュ通気重視 |
| 保温の主役 | 底面パネルヒーター | 上からのバスキング |
| 給水方法 | 水入れから飲む | 霧吹き・ドリッパーの水滴 |
| ハンドリング | 比較的慣れやすい個体も | 基本は苦手・観賞向き |
| 活動時間 | 夜行性 | 昼行性 |
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)との違い
次に、より近い存在であるレオパとの違い。学名で言えばE. macularius(レオパ)とE. fuscus/E. angramainyu(大型種)の差で、飼い方の根っこはほぼ同じです。だからこそ「レオパの大型版」として入りやすいのですが、いくつか押さえておきたい違いがあります。
| 比較項目 | 大型Eublepharis | レオパ(E. macularius) |
|---|---|---|
| 最大サイズ | 25〜35cm級 | 15〜20cm級 |
| 推奨ケージ | 60cmクラス | 30〜45cmでも可 |
| 餌の量 | 大食漢・大きめサイズ | 標準的 |
| 品種展開 | ロカリティ(産地)分け中心 | モルフ(品種)が超豊富 |
| 価格帯 | 10〜20万円の高単価 | 数千円〜(モルフで変動) |
| 流通量 | 少なめ・マニア向け | 非常に多い・入門向け |
大きな違いは、なんといってもサイズ・価格・流通量です。レオパが数千円から手に入る超メジャー種なのに対し、大型Eublepharisは10〜20万円という高単価で、流通量も限られます。また、レオパは色や模様の「モルフ(品種)」が無数に作出されているのに対し、オバケトカゲモドキなどはモルフ展開が乏しく、その代わりにイーラム・ケルマンシャー・フゼスタンといったロカリティ(採集地)で区別されるのが特徴。「派手なモルフ」ではなく「産地ごとの渋い個性」を楽しむ、玄人向けの世界なんですね。
後悔しないお迎えの手順
ではいざお迎え、というときのポイントです。まず大前提として、大型Eublepharisは飼育自体はそこまで難しくないと言われていますが、高価で流通も少ないため、お迎えは慎重に進めたいところ。健康な個体を選ぶことが何より大切です。
ショップで個体を選ぶときは、目がぱっちり開いてハリがあるか、尾がぷっくりと太く栄養が蓄えられているか、手足の指先がすべて揃っているか(脱皮不全で欠けていないか)、痩せていないか、といった点をよくチェックしましょう。可能であれば、店員さんに餌をしっかり食べているか、最後の排泄はいつかを尋ねるのも有効です。立ち上がっている(環境に慣れて餌付いている)個体を選べると、お迎え後のトラブルがぐっと減ります。
選び方の合言葉:「価格より状態」。10〜20万円の買い物だからこそ、尾の太さと餌付きを最優先に。
そして法律面。気になる方も多いと思いますが、ダイオウトカゲモドキもオバケトカゲモドキも、ワシントン条約(CITES)の規制対象ではなく、特定外来生物にも該当しません。つまり、ペットとして合法的に飼育できる種です。とはいえ流通量が少ない希少な存在ですから、信頼できるショップやブリーダーさんから、来歴のはっきりした個体をお迎えするのが安心だと思います。お迎え前にケージや保温器具、シェルター、床材を一式そろえて、環境を完成させてから迎えるのが鉄則ですよ。
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大型Eublepharis飼育におすすめのアイテム
最後に、大型トカゲモドキの飼育をスムーズにスタートするために役立つアイテムを、まとめてご紹介します。すべてAmazonの検索結果ページにリンクしていますので、最新の価格やラインナップを見ながら、ご自身の飼育環境に合うものを選んでみてくださいね。
器具は最初にまとめてそろえてしまうのが、結局いちばん経済的でストレスも少ないと、6年飼育してきて実感しています。特に温度管理まわりは、ケチると後で生体の健康に直結するので、ここはしっかり投資してあげてくださいね。
よくある質問(FAQ)
Q1. ダイオウトカゲモドキとオバケトカゲモドキ、初心者にはどちらがおすすめですか?
どちらも飼育の基本は同じで、レオパ経験があればそこまで難しくはありません。流通や個体の出会い次第ではありますが、まずはご自身が「ひと目惚れした方」を選んでよいと思います。ただし、いずれも高価な種なので、レオパで地表性ヤモリの世話に十分慣れてからお迎えするのが、後悔の少ない選び方だと私は考えています。
Q2. レオパ用のケージや器具をそのまま使えますか?
飼育スタイル自体はレオパと共通なので、器具の「種類」は流用できます。ただし、30cm級まで育つ大型種なので、ケージは60cmクラス、シェルターもL以上の大きめサイズに格上げしてあげる必要があります。ベビーのうちは小さめでも、成長を見越して大きめを用意しておくと安心です。
Q3. 大型なので、餌代はかなりかかりますか?
レオパよりはよく食べますが、コオロギなどの昆虫が主食なので、爬虫類全体の中では餌代は比較的おだやかな部類です。コオロギを自家繁殖したり、デュビアをストックしておくと、さらにコストを抑えられます。大食漢とはいえ毎日大量に食べ続けるわけではないので、極端に身構える必要はないですよ。
Q4. ハンドリング(手に乗せる)はできますか?
個体差はありますが、トカゲモドキはカメレオンに比べるとハンドリングに慣れてくれる子が多いとされています。とはいえ、お迎え直後は環境に慣れるのが最優先。最初の数週間はそっとしておき、餌をしっかり食べるようになってから、短時間ずつ慣らしていくのがおすすめです。尾を掴むのは自切(尾を切ること)の原因になるので避けましょう。
Q5. 脱皮不全になってしまいました。どうすればいいですか?
まずは湿度を見直し、ウェットシェルターがきちんと機能しているか確認してください。残った皮は、ぬるま湯で湿らせてからふやかし、無理のない範囲で取り除きます。指先やまぶたに皮が残ったまま放置すると壊死につながることもあるので、自力で取れない場合は爬虫類対応の動物病院に相談するのが安全です。
Q6. CITESや特定外来生物の規制対象ではないのですか?
はい、ダイオウトカゲモドキ・オバケトカゲモドキともに、ワシントン条約(CITES)の規制対象ではなく、特定外来生物にも該当しません。ペットとして合法的に飼育できます。ただし希少な種なので、来歴のはっきりした個体を信頼できるルートから迎えることを強くおすすめします。
Q7. 床材は何がいちばん良いですか?
絶対的な正解はなく、飼い主さんの方針次第です。自然な見た目と潜る楽しみを重視するなら爬虫類用ソイル、衛生・管理のしやすさを重視するならキッチンペーパーやペットシーツが向いています。砂系を使う場合は、誤飲対策として餌を床に直置きしない工夫を併用してあげてください。
Q8. 寿命はどのくらいですか?長生きさせるコツは?
飼育下では10〜15年程度生きるといわれています。長生きのコツは、安定した温度勾配の維持、湿度のメリハリ(脱皮対策)、カルシウムを欠かさないバランスの良い給餌、そして過度に構いすぎないこと。シンプルですが、この基本を毎日コツコツ続けることが、結局いちばんの長寿の秘訣だと思います。
まとめ
ここまで、大型のトカゲモドキ「ダイオウトカゲモドキ(E. fuscus)」と「オバケトカゲモドキ(E. angramainyu)」について、たっぷりお伝えしてきました。最後に要点をおさらいしておきますね。
彼らはレオパの大型近縁種で、飼い方の基本はレオパとほぼ同じ。でも30cm級まで育つ堂々とした体格ゆえに、60cmクラスのケージ・大きめのシェルター・たっぷりの餌が必要になります。保温は底面パネルヒーターで温度勾配を作り、脱皮対策にウェットシェルターで湿度のメリハリを。床材は潜れるソイルか、管理しやすいペーパー系を方針に合わせて。カルシウムのダスティングを忘れずに。そして、CITESや特定外来には非該当で合法的に飼える、10〜20万円の高単価マニア種——というのが全体像でした。
「レオパは飼ったけど、もうひと回り手応えのある子がほしい」。そんなあなたの次の一歩として、大型Eublepharisは本当に魅力的な選択肢だと思います。樹上のカメレオン・ぺぺ君とはまったく違う、地面をのっしのっしと歩く爬虫類の世界。ぜひその堂々とした魅力を、じっくり味わってみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱












