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爬虫類の関節炎・歩行異常完全ガイド|原因・症状・対処と動物病院の受診目安を徹底解説

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皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。飼育歴は6年、我が家ではベーメカメレオンのぺぺ君と毎日を過ごしています。

ある朝ケージを覗いたとき、いつもなら枝の上をスイスイ歩く子が、片足をかばうようにぎこちなく動かしていたら──飼い主としては心臓が冷えるような気持ちになりますよね。歩き方がおかしい、登れない、動きたがらない。こうした歩行異常関節の腫れは、爬虫類飼育で意外と多くの方が一度は直面するトラブルです。

原因はひとつではありません。細菌が入り込んで起きる感染性の関節炎、加齢による関節の変性、栄養や紫外線の不足から起きるMBD(代謝性骨疾患)、肥満による負担、寒さによる動作の低下、そして尿酸結晶が関節にたまる痛風。見た目はどれも「足を引きずる」「関節が腫れる」と似てしまうので、自己判断はとても難しい領域です。

⚠️ 最初に大切なお願い

私(あおい)は獣医師ではありません。この記事は飼育者としての観察と、信頼できる情報をもとにした「考え方の整理」です。歩行異常や関節の腫れに気づいたら、できるだけ早く爬虫類を診られる動物病院へ相談してください。原因の切り分け(鑑別)は、レントゲンや血液検査ができる専門家にしかできません。

そこで今回は、関節炎・歩行異常を軸に、どんな原因が考えられるのか、似ているけれど別物の痛風との違い、そしていつ病院に行くべきかを、私の経験も交えながら丁寧にお話しします。慌てず、でも見逃さず。一緒に整理していきましょう。

📝 この記事でわかること

  • 爬虫類の関節炎・歩行異常とはどんな状態か(跛行・腫れ・登れないなど)
  • 主な原因(感染・変性・MBD・加齢・肥満・冷え)の整理と切り分けの考え方
  • 見た目が似ている「痛風」との違いと、見分けが難しい理由
  • 家庭でできる観察ポイントと、絶対にやってはいけないこと
  • 環境改善でできるサポート(温度・UVB・カルシウム・レイアウト・体重管理)
  • 動物病院に行くべきタイミングと、受診時の流れ・検査の目安

爬虫類の関節炎・歩行異常とは?

まず「関節炎」とは、関節に炎症が起きている状態の総称です。炎症の原因が細菌感染であったり、加齢による変形であったり、骨の病気の影響であったりと様々ですが、共通して起こるのが「動かすと痛い・動かしにくい」という反応です。その結果として表に出てくるのが、私たち飼い主が気づく「歩行異常」になります。

爬虫類は体調の悪さを言葉で訴えられません。それどころか、野生では「弱っている」と悟られることが捕食につながるため、不調を隠す習性があると言われています。だからこそ、歩き方というのは飼い主が異変を察知できる数少ない「サイン」のひとつなんですね。

歩行異常としてよく見られるのは、次のような様子です。文章だけだとイメージしづらいので、私が普段「あれ?」と思うときの観察ポイントを並べてみますね。

サインの種類 具体的な様子
跛行(はこう) 片足をかばう、引きずる、ふらつく、左右非対称な歩き方になる
こわばり 寝起きや動き始めに関節がぎこちなく、動き出すまでに時間がかかる
運動の回避 高い場所に登りたがらない、移動を嫌がる、同じ場所にじっとしている
関節の腫れ 指先・手首・肘・膝などが左右で太さが違う、ふくらんで見える
把握力の低下 枝をしっかり掴めない、ずり落ちる、指の開閉がぎこちない

実際、関節炎を生じた動物は跛行(不自然な歩き方)をしたり、自分から積極的に運動することを嫌がったり、寝起きなど運動の開始時に関節がこわばって動きづらそうにすることが多いと、動物病院の解説でも紹介されています。これは私たち哺乳類の感覚とも近いので、想像しやすいですよね。

カメレオンの場合、樹上で枝を握って暮らす生き物なので、「枝をうまく掴めない」「登れない」というのが特にわかりやすいサインになります。フトアゴやレオパのような地上性の子であれば、お腹を引きずる、後ろ足が流れる、歩幅が左右で違う、といった点が手がかりになります。

ポイント:歩行異常は「病名」ではなく「結果」。背景にある原因を探すことが大切です。

我が家のぺぺ君も、冬の朝の冷え込んだ日に動き出しがやけに鈍く感じて、ヒヤッとしたことがあります。そのときは温度が原因だったのですが(後でお話しします)、「歩き方がいつもと違う」と感じた瞬間の不安は、何年飼っていても慣れないものです。

ぺぺ君(肌寒い?)
ぺぺ君(肌寒い?)
……むむ。(なんか今日、体がうまく動かない気がする)

あおい
あおい
そう、こういう「いつもと違う」が大事なサイン。原因は色々あるから、ひとつずつ見ていきましょうね。

大事なのは、歩行異常は一時的な気分の問題ではなく、体のどこかに不調がある可能性が高いということ。次の章で、その「原因の正体」を整理していきます。

主な原因(感染・変性・MBD・加齢・肥満・冷え)

歩行異常や関節の腫れには、いくつもの原因が考えられます。ここでは代表的なものを整理しますが、複数の原因が重なっていることも珍しくありません。例えば「高齢でもともと関節が弱っていたところに、寒さが加わって動けなくなる」といった具合です。

冷えによる動作低下を防ぐ
原因 特徴・起こりやすい状況 気づきやすいサイン
感染性関節炎 傷口や体内から細菌が関節に入る。不衛生な環境・咬傷後に多い 特定の関節だけが急に腫れる、熱っぽい、強く痛がる
変性(加齢性) 長年の使用による関節のすり減り・変形。高齢個体に多い 徐々に動きが鈍くなる、寝起きのこわばり、活動量低下
MBD(代謝性骨疾患) カルシウム・ビタミンD3・UVB不足で骨や関節が変形 手足の曲がり、骨が柔らかい、震え、体を支えられない
肥満による負担 過給餌・運動不足で体重増加。関節への負担が増す 動きが重い、登りたがらない、体型が丸い
低温(冷え) 適温を下回ると代謝が落ち、動作全般が鈍くなる 朝や寒い日に動かない、温めると改善する
痛風(参考) 尿酸結晶が関節に沈着。腎機能・高タンパク・脱水が関与 関節の腫れ・痛み(関節炎と似るため鑑別が必要)

では、それぞれをもう少しだけ掘り下げてみますね。

感染性関節炎(細菌が関節に入る)

怪我や咬傷の傷口、あるいは体内の感染が血流に乗って、関節に細菌が入り込むことで起こります。一般に特定の関節だけが急に腫れるのが特徴で、触れると嫌がったり、明らかに痛そうにしたりします。獣医療では、関節の腫れは細菌感染(感染性関節炎)・外傷・膿瘍などからも起こり得るとされ、痛風との見分けが重要なポイントになります。

⚠️ 感染を疑うとき

急な腫れ・熱感・強い痛みは、感染が進行しているサインかもしれません。細菌感染は放置すると全身に広がる恐れがあるため、できるだけ早く動物病院へ。家庭での消毒や薬の自己判断は避けてください。

加齢による変性

人間の関節も歳とともにすり減るように、爬虫類でも長年関節を使い続けることで徐々に変形・変性が起きることがあると言われています。こちらは感染と違って急にではなく、何ヶ月もかけてゆっくり動きが鈍くなっていくのが特徴です。高齢個体のケアについては別記事でも詳しくお話ししているので、後半の関連記事もぜひご覧くださいね。

あおい
あおい
「最近スローになったな」が、実は加齢のサインだったりします。年齢を重ねた子ほど、レイアウトを優しくしてあげたいですね。

MBD(代謝性骨疾患)による変形

これは飼育下でとても多い、そして予防できる原因です。MBDは、カルシウム・リン・ビタミンD3のバランスの崩れや、UVB(紫外線)不足によって起こると説明されています。ビタミンD3はカルシウムの吸収に欠かせず、UVBを浴びることで体内で作られるため、ライトが不適切だと連鎖的に骨が弱くなってしまうんですね。

食事からカルシウムが十分に得られないと、体は骨からカルシウムを取り出してしまい、放置すると骨がもろくなって変形や骨折を起こしやすくなると言われています。手足が曲がる、体を支えられない、登れない、震えるといった症状は、関節炎と見分けがつきにくいことも。MBDそのものは別記事で深く扱っていますので、原因として疑わしいときはそちらも合わせて読んでみてください。

肥満と低温

肥満は、増えた体重がそのまま関節への負担になります。特に活動量の落ちた高齢個体や、運動スペースの狭い環境では起こりやすいので、餌の量と頻度を見直すことが予防になります。

低温については、爬虫類が変温動物であることが関係します。適温を下回ると代謝が落ち、動作全般が鈍くなります。これは病気というより「寒くて動けない」状態で、温めれば改善することがほとんどです。我が家のぺぺ君が冬の朝に鈍く見えたのも、まさにこのケースでした。ただし「温めれば動くから大丈夫」と決めつけるのは危険です。冷えに見えて実は別の原因が隠れていることもあるので、改善しない・繰り返す場合は受診を考えてください。

ぺぺ君(色チェンジ)
ぺぺ君(色チェンジ)
あったかくなってきたー!(さっきより全然動ける)

あおい(ほっ)
あおい(ほっ)
温めて改善するならまずは安心。でも「片足だけ」「腫れがある」ときは冷えでは説明できないから、そこは線引きしておきたいですね。

ポイント:原因は1つとは限りません。「加齢+冷え」「肥満+運動不足」のように重なることが多く、ひとつ当てはまっても安心しきらないのがコツです。

痛風との違い・見分け方

関節炎の話をするとき、必ずセットで出てくるのが痛風(gout)です。なぜなら、痛風も関節炎も「関節が腫れて痛がる」という見た目がよく似ているから。でも中身はまったく別の問題なので、ここはしっかり整理しておきましょう。

痛風とは、血液中の尿酸値が持続的に上昇することで、体内や体表に不溶性の尿酸ナトリウム結晶が沈着してしまう状態だと説明されています。爬虫類のうち、トカゲやヘビは主に尿酸として老廃物を排泄するため、痛風になりやすいグループに含まれると言われています(カメは種類によって排泄の形が異なります)。原因としては腎不全に伴って起こる場合が多いとされ、予防策として「高タンパクの餌の与えすぎに注意する」「飲み水を切らさない」ことが重要だと紹介されています。

一方の関節炎は、すでに見てきたように炎症・感染・変性が主役です。原因も対処の方向性も違うので、表で並べてみますね。

比較項目 関節炎 痛風(gout)
根本原因 炎症・細菌感染・加齢による変性・MBDなど 尿酸結晶の沈着(腎機能低下・高タンパク・脱水が関与)
背景にある要因 怪我・不衛生・栄養や紫外線不足・加齢 腎臓のトラブル・水分不足・餌のタンパク過多
見た目 関節の腫れ・痛み・跛行(よく似る) 関節の腫れ・痛み・しこり状の膨らみ(よく似る)
診断の手がかり レントゲン・関節液の検査・全身状態の評価 関節液中の尿酸結晶の確認・血液検査(腎機能含む)

ここで強調したいのは、見た目だけで関節炎と痛風を見分けるのは、専門家でも検査なしには難しいということです。実際、海外の獣医情報でも「関節の腫れは痛風・細菌感染・外傷・膿瘍など複数の原因で起こり得るため、鑑別が重要」と明記されています。診断には関節液を採取して顕微鏡で尿酸結晶の有無を確認したり、腎機能を調べる血液検査を行うのが一般的だそうです。

合言葉:「腫れて痛そう」までは家庭で気づける。「何が原因か」は病院で調べる。

あおい
あおい
ここ、本当に大事なところです。私も飼育歴6年ですが、痛風か関節炎かを自分の目だけで断言したことは一度もありません。検査があってこそわかる世界なんですよね。

つまり飼い主の役割は、「いつもと違う」を早く見つけて、正確に獣医師へ伝えること。原因の確定はプロに任せる、という線引きが、結果的に愛する子を守ることにつながります。

ぺぺ君(きょとん)
ぺぺ君(きょとん)
ぼくの腫れ、どっちなの……?

あおい
あおい
それはね、検査してみないと私にも分からないの。だからこそ、見た目で決めつけずに病院で確かめようね。

症状の見分け方(跛行・腫れ)

では、家庭で具体的にどこを観察すればいいのか。ここは飼い主の出番です。難しい検査はできなくても、日々の小さな変化に気づくことは、誰よりも飼い主が得意なはずですから。

負担の少ない低めレイアウト

私が普段チェックしているポイントを、観察の優先度順にまとめました。

観察ポイント 見るべきこと
左右差 同じ部位の左右で太さ・動きに差がないか。腫れは左右比較が一番わかりやすい
歩幅・リズム 一定のリズムで歩けているか、特定の足だけ動きが小さくないか
把握・登攀 枝をしっかり掴めるか、登れるか、ずり落ちないか(樹上性の子は特に重要)
動き出し 寝起きや朝にこわばっていないか、温めると改善するか
活動量 普段より動かない、餌に向かわない、好きな場所に行かない
全身状態 食欲・排泄・体重・元気さ。歩行以外にも不調が出ていないか

特に意識してほしいのが「左右差」です。片側だけ腫れている、片足だけ動きが悪い、というのは異常を見つける大きな手がかり。逆に両側が同じように鈍いなら、冷えや全身的な不調(栄養・体調)の可能性も考えられます。

観察の合言葉:「いつから・どっちの足が・どんなふうに」。この3点を意識して見ると、後で獣医師さんに伝えるときに驚くほどスムーズになります。

もうひとつ大切なのが、スマホで動画と写真を残しておくことです。爬虫類は病院に着くと緊張して普段と違う動きをすることがありますし、診察台の上では症状が出ないことも。普段のケージ内での歩き方を撮っておくと、獣医師に状況が正確に伝わって、診断の大きな助けになります。私はちょっとでも気になったら、まず撮るようにしています。

あおい
あおい
「いつから・どっちの足が・どんなふうに」をメモと動画で。これだけで獣医師さんへの伝わり方が全然違いますよ。

⚠️ やってはいけないこと

腫れた関節を無理に揉んだり、引っ張ったり、人間用の湿布や薬を使ったりするのは絶対にやめてください。感染や骨の異常があった場合、かえって悪化させる恐れがあります。あくまで「観察と記録」にとどめ、処置は獣医師に委ねましょう。私は獣医師ではないので、家庭でできるのはここまで、と心得ています。

観察を続けるなかで「気のせいかな」と思うこともあると思います。でも、その違和感こそ大切なセンサーです。迷ったら様子見より相談、を基本にしておくと安心ですよ。

環境改善と対処

原因によって対処は変わりますが、どの原因にも共通して効く「土台づくり」があります。それが飼育環境の最適化です。ここは飼い主が今日からできる、いちばん前向きなアクションでもあります。

温度を適正に保つ

変温動物にとって温度は命綱です。適温を保つことで代謝が安定し、冷えによる動作低下を防げます。サーモスタットとヒーターで種に合った温度帯をキープし、特に朝晩の冷え込みに注意しましょう。バスキングスポットと涼しい場所の温度差(温度勾配)をつくると、子が自分で体温調節できるようになります。

UVBとカルシウム・D3を見直す

MBDの予防には、適切なUVBライト・カルシウム・ビタミンD3の組み合わせが欠かせません。UVBライトは寿命があり、見た目が点灯していても紫外線量は徐々に落ちていくと言われているので、定期的な交換が大切です。カルシウムやサプリの与え方は種や個体によって適量が異なるため、迷ったら獣医師に相談を。サプリの選び方は専用記事でも詳しく扱っています。

目安:UVBライトは点灯していても紫外線量は低下していくため、メーカー推奨の周期で交換を検討。

登りやすい・負担の少ないレイアウト

関節に不調がある子には、低めで登りやすいレイアウトが優しいです。急な角度の枝や高すぎる位置を避け、太めで掴みやすい枝を低い位置に配置すると、落下のリスクも減ります。樹上性の子なら、無理に高さを競わせない配置を。地上性の子なら、滑りにくい床材で足腰への負担を減らしてあげましょう。

ぺぺ君
ぺぺ君
この太い枝、つかまりやすくて好き!(ふんばれる)

体重管理

肥満は関節への負担に直結します。餌の量・頻度を見直し、定期的に体重を記録して増えすぎていないかチェックしましょう。痛風の予防という観点でも「高タンパクの餌の与えすぎに注意」「水を切らさない」が大切だと言われているので、餌と水の管理は一石二鳥です。

ポイント:体重は「数字で記録」が基本。見た目だけだと変化に気づきにくいので、同じ条件で測って記録すると、増減の傾向がつかめます。

清潔な環境

感染性関節炎を防ぐには、ケージ内を清潔に保つことが基本です。傷口から細菌が入らないよう、汚れた床材はこまめに交換し、怪我をしたときは患部を清潔に保って早めに受診を。

ぺぺ君(ごきげん)
ぺぺ君(ごきげん)
おうちがキレイだと、なんだか気持ちいいね!

あおい
あおい
でしょう?清潔・適温・UVB・体重管理。この4つは今日からできる予防の土台。でも「治す」ことではない、というのだけ忘れずにね。

⚠️ 環境改善は「予防と補助」

ここで紹介した環境改善は、あくまで予防と、すでに起きている不調をこれ以上悪化させないための補助です。環境を整えれば治る、というものではありません。すでに腫れや明らかな歩行異常がある場合は、環境を見直すと同時に必ず動物病院へ相談してください。

あおい
あおい
環境づくりは飼い主にできる最大のプレゼント。でも「治療」は獣医師の領域、という役割分担を忘れずにいきましょうね。

動物病院の受診目安

最後に、いちばん知りたい「いつ病院に行くべきか」をはっきりさせておきましょう。結論から言うと、関節の腫れや明らかな歩行異常に気づいたら、できるだけ早めに受診です。爬虫類は不調を隠すため、目に見える異常が出ている時点で、内部ではかなり進んでいることも少なくないからです。

緊急度 こんなとき 対応の目安
すぐに相談 関節が急に腫れた・熱っぽい・強く痛がる・足を全く使わない 早急に受診(感染・骨折などの可能性)
早めに相談 跛行が続く・登れない・手足が曲がっている・震えがある 数日以内に受診(MBD・変性などの可能性)
様子を見つつ準備 朝だけ動きが鈍く、温めると改善し、繰り返さない 温度を見直し、改善しなければ受診
食欲・元気にも異常 歩行異常に加え、食べない・痩せた・ぐったり 全身性の問題を疑い早急に受診

病院では、原因を切り分けるためにレントゲンや血液検査などが行われるのが一般的です。骨の変形や骨折、関節の状態を画像で確認し、必要に応じて関節液を調べて痛風かどうかを判断したり、腎機能をチェックしたりします。こうした客観的な検査こそが、関節炎・痛風・MBDの鑑別を可能にするのです。家庭ではどうしても推測の域を出ません。

受診の目安:「急な腫れ・熱っぽさ・足を全く使わない」はすぐ相談。「跛行が続く・登れない・震え」は早めに相談。迷ったら様子見より相談、が安全側の判断です。

ただ、爬虫類を診られる動物病院はまだ多くないのが実情です。エキゾチックアニマル専門や爬虫類対応をうたう病院を、できれば元気なうちから探しておくことを強くおすすめします。いざというときに「どこに連れて行けば」と慌てずに済みますよ。病院の探し方や通院時の保温・輸送については、専用記事でも詳しくまとめています。

⚠️ 受診時のお願い

受診の際は、いつから・どの足が・どんな様子かをメモと動画で伝えると診断がスムーズです。通院時は移動中に冷えないよう保温に気をつけてください。なお、治療内容や薬は必ず獣医師の指示に従ってください。この記事に治療法や薬の使い方を具体的に書かないのは、個体ごとに最適な対応が異なり、自己判断が危険だからです。

あおい
あおい
繰り返しになりますが、私は獣医師ではありません。最終的な判断は必ず専門家に。飼い主は「気づく人」「伝える人」として全力を尽くしましょう。

関連記事

歩行異常や関節のトラブルは、他の健康テーマとも深くつながっています。原因の切り分けや日々のケアに役立つ記事を集めましたので、合わせて読んでみてくださいね。

関節の健康をサポートするおすすめ用品

環境を整えることは、関節炎や歩行異常の予防・悪化防止の土台になります。ここでは、温度・UVB・栄養・レイアウトの面でサポートになるアイテムをまとめました。もちろん用品はあくまで「予防と補助」で、治療の代わりにはならないことだけ、改めて心に留めておいてくださいね。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 足を引きずっているのですが、しばらく様子を見ても大丈夫ですか?

跛行が続いている場合は、早めの受診をおすすめします。一時的に温めて改善し、繰り返さないなら冷えの可能性もありますが、関節炎・MBD・痛風・骨折など放置すると進行するものも多く、見た目だけでは区別できません。私(あおい)は獣医師ではないので、迷ったら様子見より相談、と考えています。

Q2. 関節炎と痛風は、家で見分けられますか?

残念ながら見た目だけで見分けるのは専門家でも難しいです。どちらも関節の腫れや痛みという似た症状を示します。痛風は関節液中の尿酸結晶の確認や血液検査で、関節炎はレントゲンや関節液検査などで鑑別されると言われています。確実な判断は動物病院にお任せしましょう。

Q3. 関節が腫れています。マッサージしてあげてもいいですか?

いいえ、自己流のマッサージや患部を引っ張る行為は避けてください。感染や骨の異常があった場合、悪化させる恐れがあります。人間用の湿布や薬も使わないでください。家庭でできるのは観察と記録までで、処置は獣医師に委ねるのが安全です。

Q4. 冷えると動かなくなるのですが、これも関節炎ですか?

爬虫類は変温動物なので、適温を下回ると代謝が落ちて全身の動作が鈍くなります。これは関節炎というより「寒くて動けない」状態のことが多く、温めれば改善するのが一般的です。ただし、改善しない・繰り返す場合や、温めても片足だけおかしい場合は、別の原因が隠れていることもあるので受診を検討してください。

Q5. MBDが原因で歩けなくなることはありますか?

あります。MBDはカルシウム・ビタミンD3・UVBの不足で骨や関節が弱り、手足の変形・体を支えられない・登れない・震えといった症状を引き起こすと言われています。歩行異常の背景にMBDがあることは少なくないので、適切なUVBとカルシウム管理がとても大切です。詳しくはMBDの専用記事もご覧ください。

Q6. 肥満だと関節を痛めやすいですか?

はい、増えた体重がそのまま関節への負担になります。過給餌や運動不足で太りやすいので、餌の量・頻度を見直し、体重を定期的に記録しましょう。低めで登りやすいレイアウトにして運動を促すのも良い方法です。

Q7. 病院ではどんな検査をしますか?費用はどのくらいですか?

原因の切り分けのために、レントゲンや血液検査などが行われるのが一般的だと言われています。関節液を調べて痛風かどうかを見ることもあります。費用は病院・検査内容・地域によって幅があるため、受診前に問い合わせておくと安心です。なお具体的な治療法や薬は、個体ごとに最適解が違うため必ず獣医師の指示に従ってください

Q8. 爬虫類を診てくれる病院が近くにありません。どうすれば?

エキゾチックアニマル専門や爬虫類対応の病院を、元気なうちから調べておくのがおすすめです。少し遠くても、いざというときに頼れる病院を一つ確保しておくと安心です。通院時は移動中に冷えないよう保温に気をつけてください。病院の探し方は関連記事でも詳しく紹介しています。

まとめ

今回は、爬虫類の関節炎・歩行異常について、原因の整理から痛風との違い、観察ポイント、環境改善、そして受診の目安までお話ししました。最後に大切なところをもう一度だけ。

ポイント:
①歩行異常は「結果」。背景の原因(感染・変性・MBD・肥満・冷え・痛風)はさまざま
②関節炎と痛風は見た目が似ていて、家庭では見分けられない
③飼い主の役割は「早く気づき、正確に伝える」こと。診断と治療は獣医師に任せる
④温度・UVB・カルシウム・体重・清潔さは、予防と悪化防止の土台

そして何より、私(あおい)は獣医師ではありません。この記事はあくまで飼育者としての観察と考え方の整理です。関節の腫れや明らかな歩行異常に気づいたら、できるだけ早く爬虫類を診られる動物病院へ相談してください。原因を正しく切り分けられるのは、検査ができる専門家だけです。

大切な家族の「いつもと違う」に気づけるのは、毎日見ている飼い主さんだけ。その気づきが、何よりの命綱になります。我が家のぺぺ君も、私のちょっとした観察に何度も助けられてきました。あなたの愛する子も、どうか健やかな毎日を過ごせますように。

ぺぺ君(平常運転)
ぺぺ君(平常運転)
今日もスイスイ歩けるよ!(見ててね)

今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱

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