皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。カメレオン(我が家のぺぺ君)を6年お世話してきた私ですが、爬虫類イベントや専門店をのぞくたびに「世の中にはまだまだ知らない魅力的な生き物がいるなあ」としみじみ思います。今回ご紹介するホオジロクロガメ(Siebenrockiella crassicollis)も、まさにその一匹。真っ黒な体に頬の白い斑、そして口角がきゅっと上がった「微笑んでいるような顔」で、一度見たら忘れられないカメさんです。
英名はblack marsh turtle(黒い湿地のカメ)、またはsmiling terrapin(微笑むカメ)。東南アジアの止水や湿地にすむ半水棲のカメで、その独特の表情から「シャム寺院のカメ」として親しまれてきた歴史もあるそうです。本記事では、この愛嬌たっぷりのホオジロクロガメを家庭でお迎えするために知っておきたいことを、水槽のセットアップから餌、検疫まで、私なりにたっぷり掘り下げてご紹介していきます🐢
(ぼくは木の上、その子は水の中……ぜんぜん違うね?)
📝 この記事でわかること
- ホオジロクロガメ(Siebenrockiella crassicollis)の基本情報・分布・「微笑むカメ」と呼ばれる理由
- 半水棲ガメに合った水槽(アクアリウム)のセットアップと水場・陸場のバランス
- ろ過と水質管理のコツ、フィルター選びの考え方
- バスキングライト・水中ヒーターによる水温・保温の整え方
- 雑食性に合わせた餌のローテーションと給餌の頻度
- カメレオン(ぺぺ君)との飼育環境の違い、お迎え時の検疫・健康チェック
ホオジロクロガメとは(基本情報)
まずはこのカメさんがどんな生き物なのか、基本のところから押さえていきましょう。ホオジロクロガメはイシガメ科(Geoemydidae)に属する半水棲のカメで、学名はSiebenrockiella crassicollis。属名のSiebenrockiellaは、オーストリアの動物学者フリードリヒ・ジーベンロックさんにちなんで付けられたと言われています。和名の「ホオジロクロガメ」は、その名のとおり「黒い体に、頬(ほお)が白い」という見た目をそのまま表した、とても分かりやすい名前ですね。
「微笑むカメ」と呼ばれる理由
ホオジロクロガメ最大のチャームポイントは、なんといってもあの「笑っている顔」です。これは口角(口のライン)が自然にきゅっと上向きにカーブしているためで、本人が笑っているわけではもちろんないのですが、私たち人間から見るとどうしても「ニコニコ微笑んでいる」ように見えてしまうのですね。英名の「smiling terrapin(微笑むカメ)」はまさにこの表情に由来していると言われています。
黒い甲羅と体に、頬や頭部の白〜淡黄色の斑がアクセントになり、モノトーンながらとても引き締まった印象。派手なカラーリングではないけれど、見れば見るほど味わい深い……いわゆる「シブカワ」系の魅力を持つカメだと私は思います。
(ぼくは色を変えられるけど、黒一色もかっこいいね)
分布と大きさ・寿命の目安
ホオジロクロガメは東南アジアに広く分布しています。具体的にはミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、マレー半島、シンガポール、インドネシアなどの低地に見られ、流れのゆるやかな川や、沼・湿地・水たまりといった水草の多い止水域を好むそうです。「marsh(湿地)」という英名がぴったりの環境ですね。
甲長(甲羅の長さ)は最大でおよそ20cm前後。多くの個体は15cm前後に落ち着くとされ、いわゆる小型〜中型のカメに分類されます。大型のリクガメや大型ミズガメのように際限なく巨大化する心配は比較的少なく、家庭の水槽でも管理しやすいサイズ感です。寿命についてははっきりした記録が少ないものの、カメは一般に長寿で、適切な環境なら十数年以上付き合える生き物と考えて、長期の飼育計画を立てておきたいところです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Siebenrockiella crassicollis |
| 英名 | black marsh turtle / smiling terrapin |
| 和名 | ホオジロクロガメ |
| 分類 | イシガメ科 Siebenrockiella属 |
| 分布 | 東南アジア(タイ・マレー・インドネシア他)の止水・湿地 |
| 甲長 | 最大約20cm(多くは15cm前後) |
| タイプ | 半水棲・夜行性傾向・雑食 |
ポイント:小型〜中型で長寿。だからこそ「終生飼育」の覚悟を持ってお迎えを。
性格・行動の特徴
ホオジロクロガメは基本的に水中で過ごす時間が長く、活動は夜間〜薄暗い時間帯に活発になる傾向があると言われています。日中はシェルター(隠れ家)や水草の陰でじっとしていることも多く、どちらかというとシャイで控えめな性格。バスキング(甲羅干し)への依存度がそれほど高くないとされ、長時間水に潜ったまま過ごせるのも、このカメの面白い特徴のひとつです。
「いつも笑顔」という見た目から穏やかなイメージを持たれがちですが、実際には個体差があり、慣れるまでは警戒心が強いことも。落ち着ける隠れ家をしっかり用意してあげることが、ストレスの少ない飼育につながると私は感じています。
気分:「暗いところで、こっそり泳ぐのが好き」
水槽(アクアリウム)のセットアップ
ここからは具体的な飼育環境づくりです。ホオジロクロガメは半水棲なので、「水場」と「陸場(甲羅干しスペース)」の両方を用意するのが基本になります。とはいえバスキングへの依存が低めなので、ガッツリ陸地を作り込むというよりは「水場メイン+ちょっとした上陸スポット」というバランスがしっくりくることが多いようです。
水槽サイズと水深の目安
甲長20cm弱のカメとはいえ、活発に泳ぐ生き物なので、できるだけゆとりのある水槽を用意してあげたいところ。一般的には単独飼育で60cm水槽以上、成体のペアなら90cm級やそれ以上の大きめの容器が目安とされることが多いようです。海外の飼育情報でも「成体2匹なら40ガロン(約150L)ブリーダー水槽以上が無難」といった記述が見られました。
水深については、半水棲とはいえ泳ぎは得意なので、甲羅が完全に浸かり、足を伸ばして泳げる程度の深さを確保してあげると良いと言われています。ただし生まれて間もない幼体や、まだ遊泳に慣れていない個体には、溺れ防止のため浅めから始めて、隠れ家や足場を多めに配置する配慮が安心です。
陸場・シェルター・レイアウト
陸場は、浮島タイプの上陸スロープや、流木・石を組んで水面から顔を出せる足場を作ってあげる方法が一般的です。前述のとおりバスキング依存は低めですが、「上がりたいときにいつでも上がれる場所」は必ず用意してあげましょう。完全に乾いた体になれる場所がないと、甲羅の健康に影響することがあります。
そしてこのカメで特に大切なのが隠れ家(シェルター)。シャイな性格なので、水草(人工でも可)、流木のトンネル、土管などで「身を隠せる暗がり」を複数作ってあげると、ぐっと落ち着いて暮らしてくれます。我が家のぺぺ君も葉っぱの陰が大好きなので、「隠れる場所が安心につながる」のは爬虫類共通なのかもしれませんね。
目安:水場メイン+上陸スポット+隠れ家を複数。シャイな子ほど隠れ家を厚めに。
床材は敷く?敷かない?
床材(底砂)については、「掃除のしやすさ重視でベアタンク(底砂なし)」という選択も、「自然な雰囲気を出すために細かい砂や大きめの石を敷く」という選択も、どちらも一長一短です。砂利を敷く場合は誤飲のリスクを考え、口に入らない大きさの石を選ぶか、誤飲しても問題になりにくい細かい砂にするなど、サイズ選びに気を配りたいところ。初心者の方は、まずは管理が楽なベアタンク寄りから始めるのも手だと思います。
ポイント:迷ったら「掃除が楽なベアタンク」から。慣れたら砂や石でレイアウトを楽しむ。
ろ過と水質管理
水棲・半水棲のカメ飼育で、私が「ここが一番の肝」だと思っているのが水質管理です。カメは水中で排泄もしますし、餌の食べ残しも出ます。水が汚れると皮膚や甲羅のトラブル、目の腫れなどにつながりやすいので、しっかりしたろ過と定期的な水換えはセットで考えましょう。
フィルター選びの考え方
カメは熱帯魚に比べて水を汚す力が強い生き物です。そのため、水量や生体数に対して「やや強め」のろ過能力を選ぶのが基本と言われています。代表的な選択肢としては、ろ材をたっぷり入れられてパワーのある外部式フィルター、メンテナンスがしやすい上部式フィルター、手軽な投げ込み・水中フィルターなどがあります。
ホオジロクロガメは水深をある程度とって飼うことが多いので、その場合は外部式や上部式が相性良好。一方、幼体を浅い水で育てる時期は水中フィルターでも対応しやすいです。生体の成長やレイアウトに合わせて、ろ過方式を見直していくと良いと思います。フィルター選びをもっと深掘りしたい方は、後ほどご紹介する関連記事もぜひのぞいてみてください。
水換えと「水を作る」発想
フィルターがあっても、水換えがゼロでよいわけではありません。汚れ具合にもよりますが、週に1回、全体の3分の1〜半分程度の換水を目安に、水の状態を見ながら調整していくのが王道です。餌をたっぷり与えた後は水が一気に汚れることもあるので、その都度のフォローも大切。
また、フィルターの中ではアンモニアなどの有害物質を分解してくれるバクテリア(ろ過細菌)が働いています。立ち上げ初期はこのバクテリアがまだ十分に育っていないため、水が安定するまでこまめに様子を見てあげましょう。「ただ水を入れる」のではなく「生き物が暮らせる水を育てる」という発想を持つと、水質トラブルがぐっと減ると私は感じています。
(ぼくは霧吹きの水だけど、水の中で暮らすのはまた別の大変さがあるんだね)
合言葉:「水を入れる」のではなく「暮らせる水を育てる」。週1回・3分の1〜半分の換水が目安。
📌 法規制について
本記事の内容は2026年5月時点の情報です。輸入・販売規制は変更される可能性があるため、最新情報は環境省等の公式サイトでご確認ください。ホオジロクロガメはCITES(ワシントン条約)附属書IIに掲載されている種のため、お迎えの際は「合法的に流通している個体」かどうかを必ず確認しましょう。
バスキングと水温・保温
東南アジアの低地にすむカメなので、ホオジロクロガメは温かい環境を好む生き物です。日本の室温まかせでは、特に冬場に水温が下がりすぎてしまうため、保温器具でしっかり温度を管理してあげる必要があります。
水温の目安と水中ヒーター
飼育適温については諸説ありますが、海外の飼育情報では水温24〜28℃前後を目安とする記述がよく見られます。これを安定して保つために、水中ヒーター(オートヒーター)を導入するのが安心です。サーモスタット一体型のオートヒーターなら、設定温度を自動でキープしてくれるので管理が楽ですね。
ヒーターを使うときに気をつけたいのがカメによる火傷や破損。活発に泳いだりヒーターに乗ったりして、本体が割れたり、局所的に熱い部分に長時間触れてしまうことがあります。ヒーターガード(カバー)を付ける、ヒーターを直接触れにくい位置に設置するなどの工夫で、事故を防いであげましょう。
バスキングとライティング
ホオジロクロガメはバスキング依存が低めとはいえ、「甲羅を乾かし、体を温める場所」はやはり用意してあげたい設備です。上陸スポットの上にバスキングライトを当て、ほどよく温かいスポットを作ってあげると、気が向いたときに甲羅干しをしてくれます。陸場と水場で温度差(温度勾配)を作ることで、カメ自身が「暑ければ水へ、寒ければライトの下へ」と体温調節できる環境になります。
紫外線(UVB)については、強い日光浴を必要とするリクガメほどシビアではないという見方もありますが、骨や甲羅の健康のためにUVBライトを併用しておくと無難だと言われています。完全室内飼育では自然光が当たらないぶん、ライトでの補助を検討すると安心ですね。
(あったかい光、ぼくも大好き。気持ちよくて眠くなっちゃう)
目安:水温24〜28℃。冬はヒーター必須、ヒーターガードで火傷予防。
餌と給餌(雑食)
ホオジロクロガメは雑食性のカメです。野生では昆虫や甲殻類、貝類、魚、カエルやその幼生、動物の死骸など動物質をよく食べる一方で、水草の茎や葉、果実といった植物質も口にするとされています。どちらかというと動物質に寄った雑食で、水中で餌をあさる姿が観察されているそうです。
主食は配合飼料+動物質のトッピング
家庭での給餌は、栄養バランスが計算された水棲ガメ用の配合飼料(人工飼料)を主食にするのが手軽でおすすめです。そのうえで、嗜好性や栄養の幅を広げるために、冷凍赤虫・乾燥エビ(クリル)・小魚・コオロギなどの動物質を「おかず」として時々加えてあげると、食いつきも良く偏りも防げます。植物質を好む個体には、水草や少量の野菜を試してみるのも良いでしょう。
夜行性傾向があるとされるので、夕方〜夜の時間帯に給餌すると反応が良いこともあるようです。我が家のぺぺ君は朝の活動が活発なタイプですが、ホオジロクロガメのように「暗くなってから本気を出す」生き物もいる……生活リズムの違いを知るのも飼育の楽しみのひとつですね。
頻度と「与えすぎ」への注意
給餌の頻度は成長段階によって変えるのが基本です。育ち盛りの幼体は毎日〜1日おき、成体は2〜3日に1回程度を目安に、与えすぎによる肥満や水の汚れに注意しながら調整します。「残さず食べきれる量を、短時間で」が、水質を守りながら健康を保つコツ。食べ残しはこまめに取り除き、水を汚さない工夫を心がけましょう。
| 餌のタイプ | 具体例 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 配合飼料 | 水棲ガメ用人工飼料 | 主食(栄養バランスの土台) |
| 動物質 | 冷凍赤虫・クリル・小魚・コオロギ | おかず(嗜好性・栄養の幅) |
| 植物質 | 水草・少量の野菜 | 補助(好む個体に時々) |
(水の中でごはんを探すって、ぼくにはできない芸当だなあ)
目安:幼体は毎日〜1日おき、成体は2〜3日に1回。与えすぎは肥満と水質悪化のもと。
カメレオンとの違い・お迎えと検疫
さて、ここはカメレオン飼いの私が一番語りたいパート。ホオジロクロガメとカメレオン(ぺぺ君)の飼育は、本当に何から何まで真逆と言ってもいいくらい違います。同じ「爬虫類」というくくりでも、ここまで生き方が違うのかと、改めて生き物の多様性に驚かされます。
カメレオンとホオジロクロガメ、ここが違う!
まず大きいのは生活する場所。カメレオンは樹上性で、木の枝の上で暮らす「縦の生き物」。一方ホオジロクロガメは半水棲で、水の中を泳ぐ「横(水平)の生き物」です。だからケージも、カメレオンは高さのあるメッシュケージ、ホオジロクロガメは水を張れる水槽と、まるで形が違います。
餌も対照的で、カメレオンは生きた虫を舌でキャッチする動物食、ホオジロクロガメは配合飼料も食べる雑食。給水もカメレオンは「霧吹きや葉につく水滴」を舐めて飲むのに対し、ホオジロクロガメは水槽の水そのものが生活の場です。下の表で、ぺぺ君とホオジロクロガメの違いをまとめてみました。
| 比較項目 | カメレオン(ぺぺ君) | ホオジロクロガメ |
|---|---|---|
| 生活の場 | 樹上(木の枝の上) | 水中+わずかな陸場 |
| ケージ | 高さのあるメッシュケージ | 水を張る水槽(アクアリウム) |
| 餌 | 生きた昆虫(動物食) | 配合飼料+動物質(雑食) |
| 給水 | 霧吹き・葉の水滴を舐める | 水槽の水で生活 |
| 最重要の管理 | 通気と湿度・温度勾配 | 水質・ろ過・水温 |
| 主な保温器具 | バスキングライト(空中) | 水中ヒーター+バスキングライト |
(ぼくと違うね?ぼくは木の上が一番、その子は水の中が一番なんだ)
WC個体が多い種だからこそ「お迎え時のチェック」を
ホオジロクロガメは、残念ながら食用や伝統薬などの目的で野生から大量に捕獲されてきた歴史があり、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでも危機的なカテゴリーに評価されている種です。流通する個体にはWC(野生採集)個体も多いとされ、その場合は輸送ストレスや寄生虫、甲羅の傷などを抱えていることがあります。
だからこそ、お迎えのときは健康状態をしっかりチェックしてあげたいところ。具体的には、目がしっかり開いてクリアか、甲羅に大きな傷・腫れ・やわらかい部分はないか、皮膚に異常やただれがないか、活発に動けているか、痩せすぎていないか、などを確認します。可能であれば、信頼できるお店で状態の良い個体を選ぶこと、そして「合法的に流通している個体」であることを確かめるのが大切です。
検疫(クアランティン)のすすめ
新しくお迎えした個体、特にWC個体は、いきなり本水槽に入れず検疫(クアランティン)期間を設けるのがおすすめです。シンプルな環境で一定期間ようすを見て、餌をきちんと食べるか、排泄は正常か、寄生虫や病気のサインがないかを観察します。もし複数飼育を考えている場合は、この検疫を怠ると先住個体に病気を持ち込むリスクがあるため、特に重要です。気になる症状があれば、早めに爬虫類を診てくれる動物病院に相談すると安心ですね。
合言葉:WC個体は「観察」と「検疫」から。焦らずじっくり状態を整える。
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飼育に役立つおすすめアイテム(Amazon)
最後に、ホオジロクロガメの飼育環境づくりに役立つアイテムをまとめてご紹介します。いずれもAmazonの検索結果ページにリンクしていますので、レビューや価格を見比べながら、ご自宅の環境に合うものを選んでみてくださいね。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ホオジロクロガメは初心者でも飼えますか?
半水棲ガメの中では比較的丈夫で飼いやすいとされ、入門種として紹介されることもあります。ただし水質管理・水温管理・WC個体のケアといった、水棲ガメならではのポイントを押さえる必要があります。まったくの初めての方は、フィルターや水換えの基本を学んでから迎えると安心です。
Q2. なぜ「微笑むカメ」と呼ばれるのですか?
口角(口のライン)が自然に上向きにカーブしているため、私たち人間から見ると「ニコニコ笑っている」ように見えるからです。英名の「smiling terrapin(微笑むカメ)」もこの表情に由来していると言われています。本人が笑っているわけではありませんが、見ているだけで癒やされる愛嬌が魅力です。
Q3. どのくらいの大きさになりますか?
甲長は最大でおよそ20cm前後、多くの個体は15cmほどに落ち着くとされています。大型のリクガメや大型ミズガメのように際限なく巨大化する心配は比較的少なく、家庭の水槽でも管理しやすいサイズ感です。とはいえ成体は意外と大きく感じるので、ゆとりのある水槽を用意しましょう。
Q4. バスキング(甲羅干し)用のライトは必要ですか?
ホオジロクロガメはバスキング依存が低めとされますが、「上がりたいときに体を乾かし温められる場所」はやはり用意してあげたいです。上陸スポットにバスキングライトを当て、水場との温度差を作ってあげると、カメ自身が体温調節しやすくなります。UVBライトも骨や甲羅の健康のため併用しておくと無難です。
Q5. 餌は何を与えればいいですか?
雑食性なので、栄養バランスのとれた水棲ガメ用配合飼料を主食に、冷凍赤虫・クリル・小魚・コオロギなどの動物質を時々加えるのがおすすめです。植物質を好む個体には水草や少量の野菜を試しても良いでしょう。夜行性傾向があるため、夕方〜夜に与えると反応が良いことがあります。
Q6. 複数のカメを一緒に飼えますか?
飼育自体は不可能ではありませんが、個体同士の相性やケンカ、餌の取り合い、水の汚れやすさなどに注意が必要です。十分に広い水槽と複数の隠れ家を用意し、相性をよく観察しましょう。新しい個体を加える際は、必ず検疫期間を設けてから合流させるのが安全です。
Q7. 水換えはどのくらいの頻度で必要ですか?
フィルターの能力や汚れ具合にもよりますが、目安としては週に1回、全体の3分の1〜半分程度の換水が王道です。餌をたっぷり与えた後は水が汚れやすいので、その都度フォローしましょう。水質の悪化は皮膚・甲羅・目のトラブルにつながるため、こまめなチェックが大切です。
Q8. カメレオンと同じ部屋で飼っても大丈夫ですか?
飼育環境(ケージ)はまったく別なので、同じ部屋に置くこと自体は問題になりにくいです。ただし水棲ガメは室温+水温、カメレオンは通気と湿度と、求める環境が大きく異なるため、それぞれに合った設備をきちんと用意してあげることが前提です。「ぺぺ君の隣でカメさんが泳いでいる」というのは、想像するとなんとも微笑ましい光景ですね。
まとめ
今回は、東南アジアの湿地に暮らす「微笑むカメ」ホオジロクロガメ(Siebenrockiella crassicollis)の飼育について、基本情報から水槽セットアップ、ろ過・水質、保温、餌、そしてカメレオンとの違いや検疫まで、たっぷりご紹介してきました。
真っ黒な体に頬の白斑、そしてずっとニコニコしているような表情……派手さはないけれど、知れば知るほど引き込まれる、本当に味わい深いカメさんです。半水棲ガメならではの水質・水温管理と、WC個体が多いことを踏まえたお迎え時の健康チェック・検疫。この2つを丁寧に押さえてあげれば、長く穏やかに付き合っていける素敵なパートナーになってくれるはずです。
(笑顔のカメさん、ぼくともなかよくしてね!)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱












