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野生のカメレオンは何を食べる?自然界の食性と飼育下の餌の違いを徹底解説

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皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。今日はちょっと立ち止まって、「そもそも野生のカメレオンって、自然界で何を食べているんだろう?」という素朴な疑問を、私なりに掘り下げてみたいと思います。我が家のぺぺ君にコオロギをあげながら、ふと「ジャングルにいたらコイツ、もっと色んな虫を食べてたんだろうな…」と考えることがよくあるんですよね。

結論から先にお伝えすると、野生のカメレオンは基本的に昆虫食(虫を食べる肉食寄り)です。バッタ・コオロギ・ハエ・蛾・クモ・甲虫など、本当に多種多様な虫を季節や場所に合わせて食べていると言われています。さらに、パーソンカメレオンやメラーカメレオンのような大型種は小鳥や小型のトカゲまで狙うことがあり、エボシカメレオンのように葉っぱや花を口にする雑食寄りの種類もいる、というのが面白いところなんです。

そしてここがこの記事の本題なのですが、野生の「多様性に富んだ食事」と、飼育下の「コオロギ偏重になりがちな単調な食事」には、けっこう大きなギャップがあります。このギャップを理解して埋めていくことが、健康的なカメレオン飼育の土台になる、と私は考えています。今日はその違いと、お家で野生に近づけるための工夫を、たっぷりお話ししていきますね。

ぺぺ君(ごはん中)
ぺぺ君(ごはん中)
もぐもぐ。(コオロギうまい。でも、たまには違うのも食べてみたい気もする)

あおい
あおい
ぺぺ君、心の声がダダ漏れですね(笑)。実は、その「たまには違うものを」っていう感覚、栄養面でもすごく大事なんですよ。今日はその理由をじっくり説明していきますね。

📝 この記事でわかること

  • 野生のカメレオンが自然界で実際に食べているもの(昆虫・小動物・植物)
  • 種類や体の大きさによって食べ物がどう変わるのか
  • 「待ち伏せ・舌・視覚」を使った野生ならではの採餌行動
  • 野生の多様な食事と、飼育下の単調な食事の決定的な違い
  • お家で野生の食事に近づけるための具体的な工夫(ローテーション・ガットロード・サイズ管理)
  • 野生で捕った虫を安易に与えてはいけない理由と注意点

野生のカメレオンは何を食べている?

まず大前提として、野生のカメレオンの食事の主役は「昆虫」です。彼らは英語で言うところの「インセクティボア(insectivore=昆虫食動物)」に分類されることが多く、生きた虫を捕まえて食べることで生命を維持していると言われています。我々がイメージする「コオロギを食べるカメレオン」というのは、実は野生の食性のほんの一部分を切り取ったものに過ぎないんですね。

では具体的にどんな虫を食べているのかというと、これがもう驚くほど多彩です。海外の飼育者コミュニティや観察記録によると、バッタ・イナゴ・コオロギ・ハエ・蛾(ガ)・蝶・芋虫(イモムシ)・クモ・甲虫・カタツムリ・ナメクジなど、実にさまざまな小動物が食卓に上っているそうです。樹上で暮らす種類が多いカメレオンは、特に飛んでくる虫や、柔らかい体を持つイモムシ系を好んで捕まえる傾向があるとも言われています。

ぺぺ君
ぺぺ君
え、蝶々も食べちゃうの? なんかちょっと優雅でいいね。

あおい
あおい
そうなんです。野生だと、目の前を飛んでいったものはとりあえず「食べられるかどうか」で判断している感じみたいですよ。優雅というより、わりと貪欲かもしれません(笑)。

豆知識:野生の食事に「コオロギだけの日」は基本的にありません。常に何かしらの虫が混ざっています。

ここで覚えておきたいのが、野生の食事は「場所」と「季節」で中身がガラッと変わるという点です。雨季には柔らかい虫がたくさん発生し、乾季には硬い甲虫が中心になる…というように、自然界では一年を通して同じものを食べ続けることはまずありません。この「移り変わり」こそが、結果的に栄養バランスを保つ仕組みになっているのではないか、と個人的には考えています。

ポイント:野生のカメレオンの食事は「昆虫が主役」。しかも種類は超多彩で、季節と場所で中身が入れ替わる。

下の表に、野生のカメレオンが食べていると言われる代表的な餌をまとめてみました。あくまで一般的に観察・報告されているものの整理ですが、「こんなに食べてるんだ」という多様性の感覚を掴んでいただけたら嬉しいです。

分類 代表的な餌 特徴・備考
直翅類(バッタの仲間) バッタ・イナゴ・コオロギ・キリギリス タンパク質が豊富。野生でも主力と言われる
飛翔性の虫 ハエ・蛾・蝶・羽アリ 樹上のカメレオンが捕まえやすい
幼虫・芋虫系 イモムシ・ケムシ(毒のないもの) 柔らかく消化しやすいとされる
クモ・その他節足動物 クモ・甲虫・カマキリ 機会があれば捕食する
軟体動物 カタツムリ・ナメクジ 一部の種で報告あり
小型脊椎動物 小型トカゲ・小鳥・ヤモリ 大型種が機会的に捕食すると言われる
植物質 葉・新芽・花・果実 エボシなど一部種で観察される

合言葉:「うちの子の食事は、野生の何分の一の多様性だろう?」と一度考えてみる。

こうして並べてみると、「昆虫食」と一言で言っても、その実態はかなり幅広いことがわかりますよね。この多様性が、後でお話しする「飼育下との大きな違い」につながってきますので、頭の片隅に置いておいてください。

種類・大きさで変わる食べ物(昆虫食〜小動物・植物)

カメレオンと一括りにしても、世界には200種以上がいると言われていて、その体の大きさは数センチの極小種から、全長60cmを超える大型種まで本当にさまざまです。そして体の大きさが変われば、当然「狙える獲物」も変わってきます。ここではタイプ別に、食べ物の傾向を見ていきましょう。

まず多くの中小型種、たとえば日本の飼育でもおなじみのエボシカメレオンやパンサーカメレオンは、基本的に昆虫食(インセクティボア)です。野生では先ほど挙げたような虫を中心に食べています。ただし、ここで面白いのがエボシカメレオンで、彼らは植物質を口にする「雑食寄り」の性質を持つことが知られているんです。野生下では昆虫を主食にしつつ、柔らかい葉や新芽、花などを補助的に食べることがあるそうで、これはカメレオンの中ではかなり珍しいタイプと言われています。

ぺぺ君(色チェンジ)
ぺぺ君(色チェンジ)
へぇ〜、葉っぱも食べるカメレオンがいるんだ。ベジタリアンっぽくてえらいなぁ。

あおい
あおい
ベジタリアンというより「なんでも食べる派」ですね。ただ、これは飼育下でも観葉植物をかじってしまう原因になるので、エボシを飼う方はケージ内の植物が無毒なものか、必ず確認してあげてくださいね。

一方で、体の大きな種類になると話が変わってきます。パーソンカメレオン(パーソンカメレオン)やメラーカメレオンといった大型種は、昆虫だけでなく小型の脊椎動物まで捕食することがあると言われています。メラーカメレオンは英語圏で「Bird-eating chameleon(鳥を食べるカメレオン)」という異名を持つほどで、小鳥を捕らえたという逸話的な報告もあるそうです。パーソンカメレオンも、基本は虫を食べる一方で、機会があれば小型のトカゲや小鳥を狙う「日和見的(機会的)な捕食者」だと考えられています。

目安:小型〜中型種は昆虫食中心、大型種は小動物も視野に。エボシは植物も食べる雑食寄り。

下の表に、タイプ別の食性の傾向をざっくり整理してみました。種類によって「食べられるもの」がこんなに違うのか、という発見の参考になれば幸いです。

タイプ 代表種 主な食性の傾向
小型種 ヒメカメレオン類など 小さな虫・トビムシなど微小な餌が中心
中型種 パンサー・ジャクソン 昆虫食。多様な虫をバランスよく食べる
中型・雑食寄り エボシカメレオン 昆虫+葉・花など植物質も食べる
大型種 パーソン・メラー 昆虫+小鳥・小型トカゲなど小動物も

ポイント:同じ「カメレオン」でも、体格が違えば狙う獲物も変わる。まずは自分の子のタイプを知るのが第一歩。

ちなみに我が家のぺぺ君は中型のベーメという種類で、しっかり昆虫食タイプです。大型種のように小鳥を狙うことはありませんが、目の前で動く虫への反応の良さは、まさに野生の「ハンター」の血を感じさせます。種類ごとの食性を知っておくと、自分のカメレオンに何をどう与えるべきかが見えてきますので、まずは「うちの子はどのタイプか」を意識してみるのがおすすめです。

野生の採餌行動(待ち伏せ・舌・視覚)

野生のカメレオンが「何を食べるか」を見てきましたが、ここからは「どうやって捕まえるか」という採餌行動のお話です。カメレオンの狩りのスタイルは、ほかの爬虫類と比べてもかなり個性的で、私はここがカメレオンという生き物の最大の魅力のひとつだと思っています。

まず大きな特徴が、カメレオンは典型的な「待ち伏せ型ハンター(アンブッシュ・プレデター)」だという点です。獲物を追いかけ回すのではなく、枝の上でじっとしながら、餌が射程内に入ってくるのを辛抱強く待ちます。あのゆったりとした動きは、実は「気配を消して獲物を油断させる」ための、れっきとした狩りの戦略だと考えられているんですね。せっかちな人間からすると気が遠くなりそうですが、彼らにとっては理にかなった省エネ狩猟法なのでしょう。

ぺぺ君(おねむ)
ぺぺ君(おねむ)
じーっ……。(待つのも仕事のうち)

あおい
あおい
そうそう、その「じーっ」が大事なんですよね。動かないように見えて、実は両目でしっかり獲物を探しているんですよ。

そして獲物を見つけるときに活躍するのが、あの有名な左右別々に動く独立した目です。カメレオンは左右の目をバラバラに動かして、広い範囲を同時に見渡すことができると言われています。そして「これは!」という獲物を見つけると、両目を同じ方向に向けてピントを合わせ、距離を正確に測ります。この立体視による距離測定の精度が、舌を当てる狩りの成功率を支えているというわけです。

距離が定まったら、いよいよクライマックス。カメレオン最大の武器である長い舌の出番です。彼らは自分の体長ほどもある舌を、まさに一瞬で射出して獲物を捕らえます。舌の先端は吸盤のような構造と粘着力を持っていて、捕まえた虫を逃さず口元まで引き戻すことができるそうです。あのスピードと正確さは、何度見ても「すごい…」とため息が出ます。我が家でぺぺ君が舌を伸ばす瞬間は、いつもスローモーションで見たくなるくらいの名場面です。

ポイント:①待ち伏せ → ②独立した目で発見 → ③両目で距離測定 → ④舌を射出して捕獲。これが野生の狩りの黄金パターン。

さらに見逃せないのが、野生では「季節によって獲物の種類が変わる」ことに合わせて、彼らの食生活も自然に変動している点です。雨季に虫が大量発生すれば食べ放題になり、乾季には獲物が減って食事の間隔が空くこともあるでしょう。この「豊富な時期」と「乏しい時期」のメリハリも、野生ならではのリズムだと言えます。飼育下では毎日決まった量を与えがちですが、本来の彼らはもっとムラのある食生活を送っているのかもしれませんね。

ちなみに、水分の取り方も野生ならではです。カメレオンは基本的に器に溜まった水を飲むのが苦手で、葉や枝についた水滴(朝露や雨のしずく)を舐めるようにして水を摂ると言われています。朝、葉っぱが露で濡れる時間帯に活動して水分補給をする、というのが彼らの自然なスタイルなんだそうです。これは飼育下でドリッパーや霧吹きが重要になる理由とも直結していますね。

野生 vs 飼育下:餌の多様性の違い

さて、いよいよこの記事の核心です。ここまで見てきた「野生の食事」と、私たちが日々おこなっている「飼育下の食事」。この二つを並べてみると、餌の多様性という点で、かなり大きな差があることに気づきます。これを理解しておくことが、健康的な飼育の第一歩だと私は思っています。

何が一番違うかというと、ずばり「食べる虫の種類の数」です。野生のカメレオンは、季節や場所に応じて何十種類もの虫を食べていると考えられます。それに対して飼育下では、入手のしやすさや管理のしやすさから、どうしてもコオロギ1種類に偏りがち(コオロギ偏重)になってしまうんですよね。私自身、飼い始めたばかりの頃は「とりあえずコオロギさえあげていれば大丈夫だろう」と思っていました。

ぺぺ君(ごはん中)
ぺぺ君(ごはん中)
コオロギばっかりだと、ちょっと飽きるんだよなぁ。(ぜいたく)

あおい
あおい
ぜいたくに聞こえますけど、これ実は栄養の話として正しいんですよ。単一の餌だと、どうしても摂れる栄養素に偏りが出ちゃうんです。

なぜ単一の餌だと問題なのか。それは、虫の種類ごとに含まれる栄養素が違うからです。たとえばコオロギはタンパク質が豊富ですが、それだけでは補いきれない栄養素もあります。ミルワームのように脂質が多めの虫もいれば、ハニーワームのように高カロリーな虫もいる。野生では複数種を食べることで、こうした栄養素を自然に補い合っていたわけです。それを飼育下でコオロギ一辺倒にしてしまうと、栄養バランスが偏ってしまうリスクがあるんですね。

特に飼育下で問題になりやすいのが、カルシウムとリンのバランス(Ca:P比)です。多くの餌昆虫は、実はカルシウムよりリンの方が多く含まれていて、そのまま与え続けるとカルシウム不足に傾きやすいと言われています。野生のカメレオンは多様な餌や植物、紫外線を浴びることで、このバランスを保っているのではないかと考えられています。飼育下では、この点を人間が意識的に補ってあげる必要がある、というわけです。

言葉だけだとイメージしづらいので、野生と飼育下の違いを表にまとめてみました。こうして並べると、飼育下で「何を補えばいいか」が見えてくると思います。

比較項目 野生のカメレオン 飼育下のカメレオン
餌の種類 何十種類もの虫+小動物・植物 コオロギ偏重になりがち(数種類)
季節変動 季節で餌が大きく変わる 通年ほぼ一定になりやすい
栄養バランス 多様な餌で自然に補い合う 偏りやすく、人為的な補強が必要
カルシウム 餌・植物・紫外線で確保 サプリでの補給がほぼ必須
餌の栄養状態 自然のものを食べた虫=栄養豊富 餌虫の管理次第で栄養が落ちることも

この表からわかるのは、飼育下では「多様性」と「栄養補強」を人間が意識して補ってあげる必要があるということです。逆に言えば、ここをしっかり押さえれば、お家のカメレオンも野生に負けない健康的な食生活を送れる、ということでもあります。次の章では、その具体的な工夫を見ていきましょう。給餌の頻度や量についてはカメレオンの餌やり頻度とスケジュール完全ガイドも合わせて読んでいただくと、全体像がつかみやすいと思います。

飼育下で野生の食事に近づける工夫

ここからは実践編です。「野生の多様な食事を、お家でどこまで再現できるか」。完璧に同じにするのは難しいですが、いくつかのポイントを押さえれば、ぐっと野生に近づけることができます。私が6年間の飼育で実際にやってきた工夫を中心に、紹介していきますね。

まず一番大切なのが、餌のローテーションです。コオロギだけでなく、デュビア(ローチ)、バッタ(ローカスト)、シルクワーム、ハニーワームなど、複数種類の餌虫を定期的に入れ替えて与えることで、野生の「多様性」に近づけることができます。我が家では、ぺぺ君の基本食はコオロギとデュビアにしつつ、たまにご褒美としてシルクワームやハニーワームを混ぜるようにしています。餌のバリエーションを持たせるだけで、栄養の偏りはかなり防げると感じています。

ぺぺ君(色チェンジ)
ぺぺ君(色チェンジ)
ハニーワームの日は最高にテンション上がる! いえーい!

あおい
あおい
ふふ、ハニーワームは高カロリーだから、あくまで「たまのおやつ」ですよ。毎日あげると太っちゃうので、そこは飼い主が量を管理してあげましょうね。

次に重要なのがガットローディングです。これは、カメレオンに与える前の餌虫に、栄養価の高い野菜や専用フードをたっぷり食べさせて、虫自体の栄養価を底上げするテクニックです。野生の虫は自然界で栄養豊富なものを食べているので、その状態に近づけるイメージですね。コオロギにカボチャや小松菜、専用のガットロード飼料を与えてから給餌するだけで、栄養の質がぐっと変わると言われています。詳しいやり方はガットローディング完全ガイドでじっくり解説していますので、ぜひ参考にしてください。

三つめが餌のサイズ管理です。野生のカメレオンは自分の口に合ったサイズの虫を選んで食べています。飼育下でも、餌虫の大きさはカメレオンの両目の間隔より大きすぎないものを選ぶのが基本とされています。大きすぎる餌は消化不良や、最悪の場合は喉に詰まる原因にもなりかねないので、ここは慎重にいきたいところです。特にベビーや小型種には、フライトレス(飛ばない)ショウジョウバエなどの小さな餌が適しています。

そして四つめ、サプリメント(カルシウム・ビタミン)の活用です。前章でお話ししたように、飼育下ではどうしてもカルシウムが不足しがちです。そこで、餌虫にカルシウムパウダーをまぶす「ダスティング」という方法で栄養を補強します。野生では紫外線と多様な食事で補えていた部分を、サプリと紫外線ライトで再現してあげるイメージですね。サプリの使い分けについてはカメレオンのサプリメント・ローテーション解説が詳しいので、合わせてどうぞ。

合言葉:「ローテーション・ガットロード・サイズ管理・サプリ」。この4つで野生の食事にぐっと近づく。

最後に、補助的な選択肢として人工飼料もあります。生餌が苦手な方や、虫の確保が難しい時期の保険として、人工飼料を取り入れる飼育者も増えてきました。ただし、カメレオンは「動くもの」に反応する習性が強いので、人工飼料にすんなり慣れてくれる子ばかりではありません。慣らし方のコツは爬虫類の偏食・拒食対策ガイドでも触れていますので、苦戦している方は覗いてみてください。あくまで生餌が基本、人工飼料は補助、というスタンスがちょうどいいと私は考えています。

与えてはいけない野生の虫・注意点

ここまで「野生に近づけよう」というお話をしてきたので、「じゃあ野原で虫を捕まえて与えればいいのでは?」と思った方もいるかもしれません。気持ちはとてもよくわかります。でも、野生で捕った虫を安易にカメレオンに与えるのは、実はかなりリスクが高いので、ここは強く注意喚起させてください。

まず最大のリスクが農薬・殺虫剤です。公園や畑、道端の草むらにいる虫は、知らないうちに農薬や殺虫剤を浴びている可能性があります。人間には少量でも、小さなカメレオンにとっては命に関わることもあると言われています。「無農薬の場所で採ったから大丈夫」と思っても、虫は移動するので、どこで何を浴びてきたか完全には分かりません。採取場所の安全性を100%保証することは、現実的にとても難しいのです。

ぺぺ君
ぺぺ君
外の虫、美味しそうに見えるけど…ちょっと怖いかも。

あおい
あおい
そうなんです。見た目では農薬がついているか分からないですからね。大事なぺぺ君のためにも、ここは慎重にいきましょう。

次に気をつけたいのが寄生虫です。野生の虫は、体内に寄生虫やその卵を持っていることがあります。これをカメレオンが食べてしまうと、寄生虫がカメレオンに移ってしまうリスクがあると言われています。市販の養殖された餌虫は、こうした寄生虫のリスクが管理されているため安心ですが、野外採取の虫はそのあたりが全くの未知数なんですね。

そして毒を持つ虫にも要注意です。毒のあるケムシ、刺すハチやアブ、ホタル(体内に毒성分を持つとされる)、テントウムシ(防御物質を出す)など、安易に与えると中毒や怪我につながる虫も自然界にはたくさんいます。カメレオンは目の前で動くものに反応して舌を出してしまうので、危険な虫でも食べようとしてしまうことがあります。与えてはいけない餌の具体的なリストはカメレオンに与えてはいけない食べ物ガイドにまとめていますので、必ず一度目を通しておいてください。

注意:野外採取の虫は「農薬・寄生虫・毒」の三大リスク。基本は管理された養殖餌虫を使うのが安心。

「じゃあ野生の虫は一切ダメなの?」というと、安全を確保した上で楽しんでいる飼育者もいます。たとえば、農薬の心配がない環境で自家繁殖させた虫や、信頼できるルートで採取した虫を、十分に注意して与えるケースですね。このあたりの考え方や、野外の虫を餌に活かす際の注意点は野生の虫を餌にする際の注意点ガイドで詳しく扱っていますので、興味のある方はそちらをどうぞ。いずれにせよ、「安全が確認できないものは与えない」というのが大原則です。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 野生のカメレオンは何を一番よく食べていますか?

種類や生息地によりますが、バッタやコオロギなどの直翅類(バッタの仲間)が主力だと言われています。加えてハエや蛾、クモ、甲虫など、その時期に手に入りやすい虫を幅広く食べていると考えられています。「これ一択」というより、季節と場所に応じて雑多に食べているイメージが近いです。

Q2. カメレオンは野菜や果物も食べますか?

多くのカメレオンは昆虫食ですが、エボシカメレオンのように植物質を食べる雑食寄りの種類もいます。野生では葉や新芽、花などを補助的に口にすることがあるそうです。ただし、これはあくまで補助的なもので、主食はあくまで虫だと考えておくのがよいでしょう。飼育下で植物を入れる場合は、必ず無毒なものを選んでください。

Q3. 大型のカメレオンは本当に小鳥を食べるのですか?

メラーカメレオンは「鳥を食べるカメレオン」という異名を持ち、小鳥を捕食したという逸話的な報告があるそうです。パーソンカメレオンなどの大型種も、機会があれば小型のトカゲや小鳥を狙うことがあると考えられています。ただし、これは大型種の話で、日常的に脊椎動物ばかり食べているわけではなく、基本は昆虫食だとされています。

Q4. 飼育下でコオロギだけを与え続けても大丈夫ですか?

あまりおすすめしません。単一の餌だと栄養が偏りやすいと言われています。野生の多様な食事に近づけるためにも、デュビアやバッタ、シルクワームなど複数種をローテーションし、ガットローディングとサプリで栄養を補ってあげるのが理想的です。コオロギは優秀な主食ですが、それ「だけ」にしないのがポイントです。

Q5. 野原で捕まえた虫を与えてもいいですか?

基本的にはおすすめできません。農薬・寄生虫・毒虫という三つのリスクがあるためです。見た目では農薬がついているか分からず、寄生虫を持っている可能性もあります。安全を確保できないものは与えない、というのが大原則です。詳しくは関連記事の「与えてはいけない食べ物ガイド」も参考にしてください。

Q6. 野生のカメレオンはどうやって水を飲んでいるのですか?

カメレオンは器に溜まった水を飲むのが苦手で、葉や枝についた水滴(朝露や雨のしずく)を舐めて水分を摂ると言われています。だから飼育下でも、霧吹きやドリッパーで葉を濡らしてあげる方法が水分補給の基本になります。野生の習性を知ると、飼育での水やりの工夫にも納得がいきますね。

まとめ

今回は「野生のカメレオンは何を食べる?」というテーマで、自然界の食性と飼育下の餌の違いを掘り下げてきました。最後に大事なポイントを振り返っておきましょう。

野生のカメレオンは基本的に昆虫食で、バッタやコオロギ、ハエ、蛾、クモなど季節や場所に応じて多種多様な虫を食べています。大型種は小鳥や小型トカゲまで狙い、エボシのように植物も食べる雑食寄りの種類もいる。そして彼らは待ち伏せ型のハンターとして、独立した目と長い舌を駆使して獲物を捕らえている――これが野生の姿でした。

一方で飼育下では、どうしてもコオロギ偏重で食事が単調になりがちです。だからこそ、私たち飼い主が「ローテーション・ガットロード・サイズ管理・サプリ」の4つを意識して、野生の多様性を人為的に補ってあげることが大切なんですね。そして、野生に近づけたいからといって、野外の虫を安易に与えるのは禁物。農薬・寄生虫・毒という三大リスクを忘れず、安全な餌を選んであげてください。

ぺぺ君(ごはん中)
ぺぺ君(ごはん中)
いろんなごはん、楽しみにしてるね。もぐもぐ。

あおい
あおい
はいはい、ちゃんとバリエーション豊かに用意しますからね。野生のカメレオンに負けないくらい、健康的な食生活を一緒に目指していきましょう🦎

今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱

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