皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
今日ご紹介するのは、リクガメの世界でもかなりユニークな存在——パンケーキガメ(Malacochersus tornieri)です。
その名の通り、まるでパンケーキのように薄くて平べったい甲羅が最大の特徴。「え、これ本当にリクガメ? 甲羅が柔らかくて大丈夫なの?」と最初に見たとき、私も思わず二度見してしまいました。でも、この扁平な甲羅こそが、パンケーキガメが東アフリカの厳しい環境を生き抜いてきた究極の進化の産物なんです。
東アフリカ・ケニアとタンザニアの岩場地帯に暮らすパンケーキガメ。その飼育は「乾燥した岩場環境をどう再現するか」がすべてと言っても過言ではありません。この記事では、扁平な甲羅の生物学的な仕組みから、岩場ケージの作り方、餌管理、法規制まで、パンケーキガメ飼育のすべてをまとめました。
📝 この記事でわかること
- パンケーキガメの甲羅が薄い理由(骨格の生物学的仕組み)
- 東アフリカの自然環境と飼育への応用ポイント
- CITES規制・法律的注意事項(CB個体の入手方法)
- 岩場ケージの具体的な作り方・レイアウト例
- 食事管理・推奨食材一覧とNGリスト
- 複数飼育の可否とコツ
- かかりやすい病気と日常の健康チェック
パンケーキガメの基本情報
まずは基本スペックをまとめて確認しておきましょう。パンケーキガメはリクガメ科のなかでも「パンケーキガメ属(Malacochersus)」という独立した属に分類され、世界に1種のみが存在する希少種です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | パンケーキガメ(パンケーキリクガメ) |
| 学名 | Malacochersus tornieri |
| 英名 | Pancake Tortoise / Tornier’s Tortoise |
| 分類 | 爬虫綱 カメ目 リクガメ科 パンケーキガメ属 |
| 原産地 | ケニア南部・タンザニア北部・ザンビア北東部 |
| 全長(甲長) | 15〜17.8cm(小型) |
| 体重 | おおむね400〜600g前後 |
| 寿命 | 25〜35年(飼育下) |
| 成熟年齢 | 5〜7年(比較的遅め) |
| 産卵数 | 1回1個(稀に2個)/シーズン複数回 |
| CITES | 付属書II(国際商業取引は全面禁止に近い規制) |
| 流通価格(CB個体) | 8〜15万円前後(個体や月齢による) |
| 飼育難易度 | 中〜やや難(岩場環境・乾燥管理が鍵) |
属名「Malacochersus」はギリシャ語で「柔らかい陸のカメ」という意味。まさに甲羅の柔軟性そのものを名前に刻んだ種です。
扁平な甲羅の秘密 ── 生物学的な仕組み
パンケーキガメを語るうえで絶対に外せないのが、この「薄くて柔らかい甲羅の生物学的な仕組み」です。他のリクガメとは根本的に構造が異なります。
通常のリクガメの甲羅(背甲)は、骨板(甲骨板)がびっしりと詰まっており、外からの衝撃をしっかり防御できる頑丈な構造です。ところがパンケーキガメは、甲板の間や腹甲中央部の甲骨板に大きな隙間があり、骨の代わりに靱帯や軟骨成分が多くを占めています。その結果、甲羅全体に「弾力性(ばねのような柔軟さ)」が生まれるのです。
| 比較項目 | パンケーキガメ | 一般的なリクガメ |
|---|---|---|
| 甲骨板の密度 | 低い(隙間あり) | 高い(隙間なし) |
| 甲羅の硬さ | 柔軟・弾力性あり | 硬質・防御重視 |
| 防御戦略 | 岩の隙間に逃げ込み、体を膨らませて引っかかる | 甲羅に頭・手足を引っ込める |
| 移動速度 | リクガメとしては速め(逃げ足がある) | ゆっくり |
特に面白いのが、岩の隙間に逃げ込んだ後の「ふんばり行動」です。パンケーキガメは危険を感じると岩の隙間に素早く潜り込み、その後、肺に空気を大きく吸い込んで体を膨らませます。こうすることで甲羅が岩肌に引っかかり、外敵に引き抜かれにくくなるのです。
「柔らかい=弱い」ではなく、「柔らかいからこそ岩に挟まれる」という逆転の発想——これこそが彼らの進化の妙技です。
自然環境と生態 ── アフリカの岩場で生きる
パンケーキガメを上手に飼うためには、野生での生息環境を理解することが欠かせません。
彼らが暮らすのは東アフリカ——ケニア南部からタンザニア北部にかけての、標高1,000〜1,800m前後の岩場丘陵地帯です。「コピエ(Kopje)」と呼ばれる花崗岩や砂岩が露出した岩山が点在する環境で、灌木がまばらに生えた乾燥サバンナです。
気候は熱帯と乾燥帯の境界にあたり、乾季と雨季がはっきり分かれています。標高が高いぶん、赤道直下でも気温は比較的安定しており、激しい高温にはなりにくい反面、夜間は思ったより冷え込むこともあります。
| 気候データ | 乾季(6〜10月) | 雨季(11〜5月) |
|---|---|---|
| 日中最高気温 | 25〜32℃ | 28〜35℃ |
| 夜間最低気温 | 10〜18℃ | 16〜22℃ |
| 岩面温度(日中) | 45〜55℃(直射日光下) | 35〜50℃ |
| 湿度 | 20〜40% | 40〜70% |
野生のパンケーキガメは夜明けとともに岩の隙間から出てきて、まず石の上でバスキング(日光浴)し、体温を上げてから活動します。昼間の最も暑い時間帯は岩の隙間に隠れ、夕方にもう一度活動するという、リクガメらしい「ダスク・ドーン活動型」の生活です。
また、パンケーキガメは群れで生活する、珍しいリクガメです。多くのリクガメは単独行動を好みますが、パンケーキガメは同種の個体と岩の隙間を共有しながら生活することが観察されています。これが飼育下での複数飼育に繋がっています(詳しくは後述)。
CITES・法規制について(必読)
⚠️ パンケーキガメの法規制について
パンケーキガメはCITES(ワシントン条約)付属書IIに掲載されており、2019年以降は国際的な商業取引が厳しく制限されています。ケニア・タンザニアはすでに輸出を禁止しており、野生捕獲個体(WC)の輸入は事実上不可能な状況です。
現在流通しているのは主に飼育繁殖個体(CB個体)のみです。購入の際は、①CEITESの登録証明書が発行されているか、②信頼できる爬虫類専門店から購入するか、を必ず確認しましょう。
また、日本国内では種の保存法(希少野生動植物種の保存に関する法律)の対象にはなっていませんが、外国産CITES掲載種の適正取引に関するルールが適用されます。個体の譲渡・売買・贈与は書類が必要なケースがあります。
本記事の情報は2026年5月時点のものです。最新の規制については環境省公式サイトや経済産業省のCITES検索でご確認ください。
性格・行動と、カメレオンとの違い
パンケーキガメの性格は、リクガメのなかでもかなり活発でシャープです。動きはリクガメにしては俊敏で、手を近づけると素早く逃げることも多いです。慣れてくると手のひらに乗っても落ち着いていられるようになりますが、最初は慎重に距離を縮めていきましょう。
また前述のように、複数個体での生活に適応しているので、オス同士の激しい闘争は少なめとされています(ただし繁殖期のオス同士には注意)。
カメレオン(ぺぺ君)との違い
ここで、我がサイトのマスコット・ぺぺ君と比較してみましょう。「カメとカメレオンって、どう違うの?」というご質問をよくいただくので、整理してみます。
| 比較項目 | パンケーキガメ | カメレオン(ぺぺ君) |
|---|---|---|
| 分類 | カメ目 リクガメ科 | 有鱗目 カメレオン科 |
| 食性 | 草食性(野草・野菜) | 昆虫食性(コオロギ・ワーム等) |
| 寿命 | 25〜35年 | 5〜10年(種による) |
| 温度(クールサイド) | 22〜26℃ | 20〜25℃(種による) |
| 湿度 | 30〜50%(乾燥系) | 50〜80%(湿潤系が多い) |
| 複数飼育 | 可能(同種で群れを作る) | 基本的に単独飼育推奨 |
| ハンドリング | 慣れれば可(ストレス注意) | 基本的にNG(高ストレス) |
| 飼育期間(付き合いの長さ) | 超長期(30年以上も) | 比較的短命 |
飼育環境の作り方 ── 岩場ケージが成功の鍵
パンケーキガメ飼育の核心は、「東アフリカの岩場を小さなケージの中に再現すること」です。この一点に尽きると言っても過言ではありません。
ケージサイズ
成体1匹であれば、最低でも**60×45cm**程度のフロアスペースが必要です。ペアや複数飼いなら**90×45cm〜120×60cm**を確保できると理想的です。高さはそれほど必要なく、30〜40cm程度で十分ですが、通気性(メッシュ天板)が絶対に必要です。
木製・MDF製のケージは湿気でカビやすいため、プラスチックや強化ガラス製が長持ちします。爬虫類専用のビバリウムタイプがおすすめです。
岩場レイアウトの作り方
パンケーキガメ飼育で最も重要なのが、**岩場シェルター**の設置です。野生では岩の隙間が安全基地になっているため、ケージ内にも「隙間」を作ってあげる必要があります。
ポイント: 岩は「高さ6〜8cm程度の薄い石」を重ねる。ホームセンターの「平板石(フラットストーン)」や「乱形石」が使いやすい。コルクバークも代用可。
岩を重ねる際は絶対に倒れないようにしっかりと固定することが必要です。重い石が倒れてカメが下敷きになると、致命的になります。接着剤(アクアリウム用シリコン等)で固定するか、重心を低く安定させた配置を心がけましょう。
岩は1か所だけでなく、**複数の隠れ場所**を作ることが大切です。特に複数飼育の場合、各個体が逃げ込める隙間を確保してあげましょう。
UVBライトの設置
パンケーキガメはリクガメなので、UVBライト(紫外線ライト)は必須です。カルシウム代謝に不可欠なビタミンD3を体内で合成するため、UV-B波長(280〜315nm)を照射できるライトを1日10〜12時間当てましょう。
アフリカ産の乾燥系リクガメは野生では強い紫外線にさらされているため、UVIインデックス3〜5程度が推奨されています。T5 HO規格のUVBランプ(レプティサン 10.0 T5など)がおすすめです。
爬虫類向けライティングについては、爬虫類の照明ガイドの記事もぜひ参考にしてください。
床材の選び方
パンケーキガメは乾燥系リクガメなので、床材は乾燥を保てるものを選びましょう。推奨床材は以下の通りです。
– **カルシウムサンド(砂系)**: 自然の砂岩地帯に近い。誤飲リスクをやや考慮する必要あり
– **バークチップ(中粒〜大粒)**: 適度な通気性と保温性。カビに注意
– **鹿沼土+川砂ブレンド(7:3)**: 扱いやすく衛生管理しやすい
– **ホリデーサンド(クリーンサンド系)**: 市販爬虫類用砂。使いやすい
木が腐りやすいウッドチップ(樹皮100%)の多量使用は避けましょう。湿気でカビが生えやすく、パンケーキガメに適した乾燥環境の維持が難しくなります。
床材選びについての詳細は床材完全ガイドもご覧ください。
バスキングスポットと温度管理
バスキングスポット(日光浴コーナー)の温度は35〜40℃に設定します。ケージ全体は25〜30℃、クールサイドは22〜26℃を維持しましょう。温度勾配(温度差)があることで、カメ自身が体温調節できます。
バスキングランプはスポットライト(白熱灯系)を使い、岩の上に当たるように設置します。夜間は20℃を下回らないように保温ランプ(暖突・セラミックヒーター)を補助的に使いましょう。
目安: バスキング 35〜40℃ / ケージ全体 25〜30℃ / クールサイド 22〜26℃ / 夜間最低 20℃以上
温度・保温機器の詳細は爬虫類の保温・冷却ガイドもあわせてどうぞ。
食事管理 ── 草食性の扁平カメに合った給餌法
パンケーキガメは完全な草食性リクガメです。主食は乾燥した草・野草・葉野菜です。
| カテゴリ | 推奨食材 | 頻度・注意 |
|---|---|---|
| 主食(毎日OK) | チモシー(乾草)、オーチャードグラス | 繊維質が豊富。常時置き餌でOK |
| 葉野菜(毎日〜週5日) | 小松菜、チンゲンサイ、ケール(少量)、大葉 | 水分補給にもなる。カルシウム豊富 |
| 野草(週3日程度) | タンポポ(葉・花)、オオバコ、ナズナ | 農薬未使用のものに限る |
| 人工フード(補助) | リクガメ専用配合フード | 週1〜2回。主食にしない |
| 果物(おやつ・週1回以下) | いちご、スイカ(少量)、りんご | 糖分が高いので多用不可 |
| カルシウム補給 | 爬虫類用カルシウムパウダー(D3入り) | 野菜に週2〜3回ダスティング |
以下の食材は与えてはいけません:
– **ホウレン草**:シュウ酸が多く、カルシウム吸収を妨げる
– **キャベツ・ブロッコリー**:ゴイトロゲンが含まれ、甲状腺に悪影響
– **アブラナ科の植物の多量給与**:少量ならOKだが偏りすぎない
– **動物性たんぱく質(昆虫・肉)**:草食性なので不要。腎臓に負担
– **加工食品・塩分のあるもの**:論外
給水は浅い容器に常に清潔な水を入れておきましょう。パンケーキガメは水をよく飲みます。加えて、週1〜2回のぬるま湯温浴(30℃前後・5〜10分)が水分補給と排泄促進に非常に効果的です。
複数飼育と社会性 ── 希少な「群れ暮らしリクガメ」
多くのリクガメは単独行動を好み、複数飼育では縄張り争いや怪我のリスクが高まります。しかしパンケーキガメは野生でも岩の隙間を複数個体で共有する「群れ生活」をする珍しいリクガメです。
そのため、適切な環境であれば複数飼育が可能です。ただし、いくつか注意点があります。
**複数飼育の成功ポイント**:
1. **ケージを十分に広くする**(成体2匹なら90×45cm以上を推奨)
2. **シェルターの数を個体数以上に確保**(各個体が一人でこもれる隙間を複数用意)
3. **繁殖期(春〜夏)のオス同士の争いに注意**(激しいようなら分離する)
4. **給餌は複数箇所に分散させる**(一カ所に餌を置くと独占争いが起きる)
5. **新しい個体を入れるときはトリートメント期間(1〜2か月)を設ける**(寄生虫持ち込み防止)
オスとメスのペアで飼育している場合、産卵の可能性があります。ただしパンケーキガメの繁殖は1回1個という産卵数の少なさで知られており、孵化も高い飼育技術が必要です。繁殖を目指す方は専門家や専門書に相談することをおすすめします。
注意点と健康管理
25〜35年という長い寿命を全うさせるためには、日々の健康チェックと定期的な獣医受診が欠かせません。
| 症状・疾患 | 原因・サイン | 対処法 |
|---|---|---|
| クル病(代謝性骨疾患) | UVB不足・カルシウム不足。甲羅・骨が柔らかく変形する | UVBライト強化・カルシウムダスティング・温浴 |
| 呼吸器感染症(RI) | 低温・多湿・ドラフト。鼻水・口開け・喘鳴 | 温度改善・即獣医受診(抗生物質治療) |
| 脱水・食欲不振 | 温度低下・餌の偏り・ストレス。目が凹む・動かない | 温浴・葉野菜増量・環境改善。長引く場合は受診 |
| 外部寄生虫(ダニ) | WC(野生捕獲)個体に多い。甲羅・皮膚に小さな虫 | CB個体選び・新規導入時のトリートメント・獣医受診 |
| 胃腸炎・腸炎 | NGフード給与・不衛生な水。下痢・粘液便 | 食餌改善・水換え。長引く場合は即受診 |
日常の健康チェックは次の5点を毎日確認しましょう:
チェックリスト: ①目が開いているか ②バスキングをするか ③食欲があるか ④排泄が正常か ⑤甲羅に異常(傷・変色・異臭)はないか
爬虫類を診られる獣医師は限られています。飼育開始前に、近くに爬虫類対応の動物病院があるか確認しておくことを強くおすすめします。
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🛒 パンケーキガメ飼育に必要なグッズまとめ
よくある質問(FAQ)
Q1. パンケーキガメは初心者でも飼えますか?
飼育難易度は「中〜やや難」です。温度・湿度の乾燥管理、岩場レイアウトの工夫、CITES対応の入手経路など、一般的なリクガメより少し気を使う点があります。ただし、適切な環境さえ作れれば基本的な世話は難しくないので、爬虫類飼育の経験が少しある方なら十分チャレンジできると思います。最初は信頼できる爬虫類専門店でのアドバイスを受けることをおすすめします。
Q2. 甲羅が柔らかいのですが、病気ですか?
パンケーキガメは種の特性として甲羅が薄く弾力性があります。成体でも柔らかいのは正常です。ただし、甲羅の変形・白濁・臭気・傷がある場合は別問題です。クル病(代謝性骨疾患)はUVBやカルシウム不足で甲羅が変形するので、そちらを確認しましょう。
Q3. どこで購入できますか? 価格はどのくらいですか?
爬虫類専門店や、CITES対応の信頼できるブリーダーから購入しましょう。CITES付属書II掲載種なので、購入の際は適切な書類(個体登録証明書等)が発行されているか確認が必要です。CB個体の流通価格は概ね8〜15万円前後が多いとされていますが、月齢・サイズ・個体の状態によって大きく変わります。
Q4. 冬眠はさせた方がいいですか?
パンケーキガメは東アフリカ出身の熱帯〜亜熱帯種なので、冬眠はさせません。温帯性のリクガメ(ヘルマンリクガメ・ロシアリクガメなど)と異なり、通年で適切な温度を維持する「加温飼育」が基本です。冬季も20℃を下回らないように保温してください。
Q5. 複数匹一緒に飼っても大丈夫ですか?
パンケーキガメは野生で群れ生活をするので、適切な環境であれば複数飼育が可能です。ただし、十分なスペース・複数のシェルター・繁殖期のオス管理が条件です。メス同士や雌雄ペアは比較的トラブルが少ないですが、オス同士は繁殖期に闘争することがあるので注意しましょう。
Q6. パンケーキガメの甲羅を触っても大丈夫ですか?
甲羅は柔らかくて弾力があるため、一見「触って大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、適切なハンドリングであれば問題ありません。ただし落下には要注意。甲羅が軟弱なぶん、高い場所からの落下は内臓へのダメージになりえます。必ず低い位置で支えてあげましょう。慣れない個体は無理にハンドリングせず、まず観察から始めましょう。
まとめ
パンケーキガメ(Malacochersus tornieri)は、扁平な甲羅という唯一無二の個性を持つ、世界でも珍しい小型リクガメです。
「パンケーキのように薄くて柔らかい甲羅で岩の隙間に逃げ込む」という防御戦略は、生き物の進化の面白さを改めて感じさせてくれます。飼育では乾燥系の岩場環境の再現が最大のポイント。適切な環境を整えれば、25〜35年という長い時間をともに過ごせる素晴らしいパートナーになってくれます。
CITES規制により入手ハードルは上がっていますが、それはパンケーキガメが本当に貴重な種であることの証明でもあります。CB個体を購入し、大切に育てることが種の保全にも繋がります。
ヒョウモンリクガメやエロンガータリクガメと比べると小型で扱いやすく、複数飼育もできる点は大きな魅力です。「個性的なリクガメを迎えたい」「少し飼育経験を積んだ次のステップに」という方に、ぜひおすすめしたい種です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱











