カメ PR

ツイストネックタートル(Platemys platycephala)飼育完全ガイド!南米産希少横首類水棲ガメの特徴・水槽・餌を徹底解説

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています。

皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
今回は、南米アマゾンの熱帯雨林にひっそりと暮らす不思議なカメ、ツイストネックタートル(Platemys platycephala)について、生態から水槽設備、餌、水質管理、入手時の注意点まで、まるごとご紹介させていただきます。

「ツイストネック」――その名の通り、首をひねって甲羅の縁に折り畳む独特の姿は、初めて見るとちょっと衝撃的かもしれません。私自身、爬虫類イベントで初めて実物に出会ったとき、平らな甲羅と長い首の組み合わせに「カメというより落ち葉が泳いでいるみたい……」と思った記憶があります。ツイストネックタートルは、甲長12〜18cm前後の中小型サイズ・横首類(首を横に折りたたむタイプ)・南米熱帯雨林の止水域に特化したスペシャリストという、一度知ると忘れられない魅力のかたまりです。

本記事では、ツイストネックタートルの生態的な特徴と「ヒラタヨコクビガメ」と呼ばれる理由水槽サイズや水温・バスキング温度のセッティング肉食寄り雑食のメニュー設計軟水志向の水質管理CITES II指定種としての入手時注意カメレオン飼育者目線で見た「ぺぺ君との違い」まで、たっぷり解説していきます。希少種ゆえに情報が少ない種ですが、特徴を押さえれば長く付き合える奥深いカメです。

ぺぺ君(平常運転)
ぺぺ君(平常運転)
ぽーっ。
(甲羅、ぺったんこ?)

あおい
あおい
そうなの。ぺぺ君みたいに高さのあるドーム型じゃなくて、甲羅がペッタリ平たいの。落ち葉に擬態して水底に沈んでいるって考えると、不思議とロマンを感じちゃうんですよね🐢

📝 この記事でわかること

  • ツイストネックタートル(Platemys platycephala)の生態と「ヒラタヨコクビガメ」と呼ばれる理由
  • 水槽サイズ・水深・水温・バスキングスポットの作り方
  • 肉食寄り雑食のメニュー設計と給餌頻度
  • 軟水・低pH志向の水質管理とフィルター選び
  • CITES II指定種としての入手・購入時の注意点
  • カメレオン(ぺぺ君)飼育者が感じる、南米横首類ならではの違いと魅力

目次
  1. ツイストネックタートルの基本情報と「ヒラタヨコクビガメ」という不思議な仲間
  2. 水槽サイズと環境構築:浅水+たっぷり隠れ家がカギ
  3. 餌と給餌:肉食寄り雑食のメニュー設計
  4. 水質管理:軟水・低pHを意識した「アマゾン水」づくり
  5. カメレオン(ぺぺ君)飼育者から見た「ツイストネックタートル」の魅力と違い
  6. 入手方法とCITES II、健康チェック
  7. 関連記事
  8. ツイストネックタートル飼育におすすめのアイテムまとめ
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ:「動かないけど目が離せない」南米の横首ガメ

ツイストネックタートルの基本情報と「ヒラタヨコクビガメ」という不思議な仲間

まずは、ツイストネックタートルがどんなカメなのか、ざっくりとした全体像をつかんでおきましょう。「ツイストネック」は英名で、和名ではヒラタヨコクビガメと呼ばれることが多い種です。文字通り、甲羅が驚くほど平たく、首をひねって横に畳む――この二大特徴がそのまま名前になっています。

分類上はヘビクビガメ科(Chelidae)ヒラタヨコクビガメ属(Platemys)に属し、現在この属には本種1種のみが含まれます。アルゼンチンヘビクビガメやチャコリクガメなど、南米の横首類仲間とは近縁ですが、平らな甲羅と熱帯雨林への特化はツイストネックタートル独自のものです。

ツイストネックタートル向け 入門飼育セット
項目 内容
学名 Platemys platycephala
英名 Twist-necked Turtle / Flat-headed Turtle
和名 ヒラタヨコクビガメ
分類 カメ目 ヘビクビガメ科 ヒラタヨコクビガメ属(横首類)
原産地 南米北部の熱帯雨林(アマゾン流域、オリノコ川流域、ギアナ高地周辺)
甲長 12〜18cm前後(中小型サイズ)
体重 400〜800g程度
寿命 20〜30年程度(飼育下、条件次第でそれ以上とも)
適温(水温) 24〜28℃
バスキング温度 26〜30℃
食性 肉食寄りの雑食
CITES(ワシントン条約) 附属書II 掲載種
価格目安 3〜8万円前後(流通量少なめ、個体差・サイズ差大きい)

南米熱帯雨林の「落ち葉に紛れるスペシャリスト」

ツイストネックタートルは、ブラジル北部・コロンビア・ベネズエラ・ガイアナ・スリナム・フランス領ギアナ・エクアドル・ペルー・ボリビアといった、アマゾン川とオリノコ川の流域を中心とした南米北部の熱帯雨林に広く分布しているそうです。とはいえ、生息地は「広い川」よりも、林床にできた一時的な水たまり、湿原、緩流の小川、氾濫原の浅い水域といった止水〜緩流域に偏っているのが特徴です。

彼らの暮らしぶりを一言で言うなら「落ち葉に擬態して水底でじっと待つハンター」。平らな甲羅と黄褐色〜茶褐色の地味な体色は、まさに熱帯雨林の林床に積もる落ち葉そのもの。動かずに水底でじっとしていると、近くを通る小魚やオタマジャクシ、水生昆虫に気づかれにくく、獲物が射程に入った瞬間にスナップ的に首を伸ばして捕食する――そんな省エネ型の狩りスタイルが、進化的にしっかり完成されているわけです。

あおい
あおい
ツイストネックタートルって、活発に泳ぎ回るタイプじゃないんです。むしろ底でじっとしている時間がとても長い。なので「動きを観察して楽しむ」というよりは、「落ち葉の中に紛れている姿そのものを愛でる」感じの飼育になります🐢

「平らな甲羅」「ひねる首」横首類ならではのユニーク機能

本種の最大の見た目的特徴は、なんといっても甲羅の平たさです。学名のplatycephala(プラティケファラ)は「平らな頭」を意味し、頭部だけでなく背甲全体がほぼ水平に近いほどぺったりとした形状をしています。一般的な水棲ガメに比べると、ドーム型の背甲という概念とは正反対のシルエットです。

背甲のカラーは黄褐色〜オリーブブラウンのベースに、黒褐色の縦筋やまだら模様が入る個体が多く、地域や個体差によって色合いはかなり変化します。腹甲(ふっこう)は黒地に黄色のラインが入り、こちらもなかなか派手な配色です。生息地の落ち葉に溶け込む上面と、捕食者から見えにくい底面――きちんと環境に最適化されたカラーリングと言えるでしょう。

そしてもうひとつのトレードマークが「ひねる首」。横首類は基本的に首と頭を甲羅の中に完全に引っ込めることができないため、代わりに首を真横にパタンと折りたたんで甲羅の縁に沿わせる方法で身を守ります。ツイストネックタートルはこの動作がとくに目立つようで、まるで首をねじっているかのように見えることから「Twist-necked(ねじれた首の)Turtle」と呼ばれるようになったとされています。

水槽サイズと環境構築:浅水+たっぷり隠れ家がカギ

ツイストネックタートルの飼育設備は、一般的な水棲ガメとはちょっと違うアプローチが必要になります。最終的な甲長18cm前後を想定すると、幅60〜90cm程度のガラス水槽またはアクリル水槽が現実的な選択肢になりますが、ここで大事なのは「水深」と「隠れ家」の考え方です。

ツイストネックタートルに適した水槽サイズ

水深は「甲羅の高さ+α」が基本ライン

ツイストネックタートルは、見た目の通りあまり泳ぎが得意なタイプではありません。原産地でも深い川の本流ではなく、浅い止水域や水たまりで暮らしているため、深い水槽に入れると遊泳に体力を使ってしまい、餌をうまく食べられない・水面に上がるのに苦労するといったトラブルが起きやすいとされています。

そのため、推奨される水深は甲長と同程度〜甲長の1.5倍ほど(おおむね15〜25cm)。底に四肢を着けたまま、頭だけ伸ばせば水面で呼吸できる程度の浅さが、彼らにとっていちばん安心できる環境と考えられます。万一深めに張る場合は、水中に組んだ流木や石組みで「立体的な足場」を作り、どこからでもすぐに水面に届くようにしてあげましょう。

陸場とバスキングスポットの設計

ツイストネックタートルは典型的な「水棲」ガメで、陸地でじっくり甲羅干し(バスキング)をする時間は他の水棲ガメに比べて短めとされています。とはいえ、体が完全に乾かせる陸場は必須で、これがないと甲羅の細菌感染(甲羅腐れ)や皮膚トラブルにつながります。

バスキングスポットは表面温度で26〜30℃を目安に、UVBランプとバスキングランプを設置します。アカミミガメやクサガメのように35℃前後の高温バスキングは必要なく、むしろ高温にしすぎると熱帯雨林出身の本種にはストレスとなり、陸場に上がらなくなることが多いようです。「ちょっと暖かい木陰」くらいの温度感をイメージするとちょうどよいでしょう。

水温・気温は通年「熱帯雨林モード」をキープ

水温は24〜28℃を通年でキープします。日本の冬はもちろん、夏でも冷房の効いた部屋では水温が下がりすぎる可能性があるため、サーモスタット付きの水中ヒーターを必ず使いましょう。極端な水温の上下動は免疫低下や食欲不振を招きやすいので、±1℃以内に収まるように管理するのが理想です。

気温(空中温度)も24〜28℃をキープし、夜間も極端に下げません。アマゾンの熱帯雨林は昼夜の温度差が小さいので、ヒョウモントカゲモドキやリクガメのように「夜間は10℃下げる」といったメリハリは不要です。冬場は飼育ケージ全体を保温し、室温との差を緩衝する工夫が必要になります。

熱帯雨林系の水温キープに必須

「落ち葉プール」を再現する隠れ家とレイアウト

ツイストネックタートルの飼育で他のカメと一線を画すのが、「落ち葉のような隠れ家」の重要性です。臆病で動かない時間が長い本種は、剥き出しのベアタンクでは常にストレスを感じてしまうため、水中・水面に身を隠せるレイアウトを徹底する必要があります。

具体的には、水草(アヌビアスやアマゾンソード、フロッグビットなど)流木と落ち葉(マジックリーフやアーモンドリーフ)底面に薄く敷いた砂や細目のソイルなどを組み合わせます。マジックリーフは水中に投入することでタンニンが溶け出し、pHを下げて軟水寄りにし、抗菌効果も期待できるため、本種にはとても相性がよいアイテムです。落ち葉と隠れ家がしっかり整った水槽では、ストレスが減って餌食いが安定し、長期飼育の成績がぐっと上がるとよく言われています。

餌と給餌:肉食寄り雑食のメニュー設計

ツイストネックタートルの食性は肉食寄りの雑食で、原産地では小魚、オタマジャクシ、水生昆虫、エビ、ミミズ、貝類などを主に捕食しているとされています。植物質はわずかに摂る程度で、完全な草食性ではなく、雑食といっても比率はかなり動物性に偏っているのが特徴です。

水棲ガメ向け 動物質フードのおすすめ

主食:人工飼料+冷凍・活餌のローテーション

飼育下のメインメニューは、水棲ガメ用の動物質寄り人工飼料を基盤にするのが扱いやすく、栄養バランスも整えやすいです。テトラのレプトミンや、キョーリンのカメプロス、咲ひかり育成用などが入手しやすく評判のよいラインアップです。これに、週に数回のペースで以下の生餌・冷凍餌を組み合わせるのが理想形となります。

餌の種類 頻度の目安 ポイント
人工飼料(水棲ガメ用) 週4〜5回 動物質寄りのバランスフードを基盤に
冷凍アカムシ/イトミミズ 週1〜2回 嗜好性が高い、食欲を引き出す副菜
活エビ(淡水)/小型の生魚 週1回 本能的な狩りの行動を促す、運動になる
冷凍ピンクマウス 月1〜2回 高栄養、与え過ぎ注意(肥満リスク)
乾燥クリル/川エビ おやつ程度 給餌の慣らし・パブロフ的トレーニングに
水草・葉野菜(少量) 気が向いた時 食べないことも多いが、選択肢として提示

給餌頻度と量のコントロール

ツイストネックタートルは活動量が少ないため、太らせやすい種でもあります。アカミミガメのような旺盛な食欲を見せることは少ないですが、それでも与えすぎれば確実に肥満し、脂肪肝のリスクが高まるとされています。基本ルールは以下の通りです。

  • 幼体(甲長10cm未満):1日1回、5〜10分で食べきれる量
  • 亜成体(甲長10〜15cm):2日に1回、5〜10分で食べきれる量
  • 成体(甲長15cm以上):2〜3日に1回、控えめに

食べ残しは水質悪化の元凶になるため、与えた後10〜15分以内に必ず回収しましょう。本種は水中に落とした餌を底でゆっくり食べる傾向があるので、浮上性フードよりも沈下性フードのほうが受け入れがよいケースが多いと感じます。

サプリメントと栄養バランス

水棲ガメで意外と見落としやすいのがカルシウムとビタミンD3の補給です。人工飼料中心の食生活では比較的補えていますが、活餌中心になるとカルシウム不足になりがちなので、月に1〜2回、エビや魚にカルシウム剤をダスティングする習慣をつけておくと安心です。UVBランプを併用していれば、皮膚でビタミンD3が合成されるため、給餌中のD3添加は控えめで構いません。

水質管理:軟水・低pHを意識した「アマゾン水」づくり

ツイストネックタートルを長期飼育するうえで、もっとも差がつくのが水質管理です。アマゾン流域の水は一般に軟水(GH・KHが低い)、弱酸性(pH 5.5〜6.8程度)、タンニンを含むダークウォーターであることが知られており、本種もこういった水質を好むとされています。日本の水道水はおおむね中性〜弱アルカリ性なので、そのままでは少しズレた水質環境になることを意識しておきましょう。

アマゾン水づくりに役立つマジックリーフ

フィルター選び:強流を避けて静かに濾過

本種は流れの遅い止水域で暮らしているため、強い水流は大きなストレスになります。一般的な水棲ガメ用の上部式フィルターや投げ込み式フィルターをそのまま使うと、水流の勢いで隠れ家からも追い出されてしまう個体がいます。おすすめは以下のような選択です。

  • 外部式フィルター:シャワーパイプの向きを壁面に向け、流れを分散させて使う
  • 外掛けフィルター:流量調整つきのモデルを選び、最弱で運用
  • スポンジフィルター(エアリフト式):流れがほとんど生まれず本種向き、補助としても優秀

濾過能力は水量に対してやや余裕を持たせ、「強い水流が出ないなかでしっかり水を回す」という、ちょっと矛盾した課題を両立するのがポイントです。底に溜まる食べ残しやフンを物理的に取り除くためにも、週1〜2回のスポイト掃除も欠かせません。

水換えとpHコントロール

水換えの頻度は、週に1回、全量の1/3〜1/2程度を目安にします。すべて入れ替える「全換水」は、急激な水質変化につながりやすいので避けるのが無難です。新しく加える水は、必ずカルキ抜きを行い、水温も既存の水とほぼ同じにそろえてから入れましょう。

pHを弱酸性に寄せたい場合は、マジックリーフやヤシャブシの実、ピートモスなどを活用するのが安全です。市販のpH降下剤を使うと過剰に下がってしまうリスクがあるので、本種では「自然素材でゆっくり下げる」アプローチがベター。タンニンで茶色く色づいた水は、見た目はびっくりするかもしれませんが、彼らにとってはホームグラウンドそのものだったりします。

水質トラブルあるある

本種でよく相談される水質トラブルとその対策を、ざっとまとめておきます。

症状 主な原因 対策
餌を食べない・隠れがち 水質悪化・水流強すぎ・隠れ家不足 水換え+流量を弱める+落ち葉と流木を増やす
甲羅に白い斑点・剥がれ 細菌感染(甲羅腐れ)・乾燥不足 陸場での乾燥時間確保+早めに動物病院相談
目が腫れる・瞼が開かない ビタミンA不足・水質悪化 栄養バランス見直し+水質改善+受診
水面に上がるのに必死 水深が深すぎる・足場がない 水位を下げる、流木で立体足場を作る
体表のヌルつき・粘膜過多 pH急変・新水導入時のショック 水合わせを丁寧に、急激な変化を避ける

カメレオン(ぺぺ君)飼育者から見た「ツイストネックタートル」の魅力と違い

カメレオン暮らしを名乗りつつ、なぜ南米の横首ガメをこれほど推しているのか――それは、カメレオンと真逆の魅力を持つ生き物だからです。ぺぺ君と並べて飼っていると、毎日が「正反対の二大スター」を見比べる時間になります。

観点 カメレオン(エボシ等) ツイストネックタートル
生息環境 乾燥〜半湿の樹上、強い直射日光 熱帯雨林の止水域、暗く湿った林床
体型 縦に高い側扁、樹上適応 ぺったり平らな甲羅、底棲適応
温度管理 バスキング32〜38℃の強光 バスキング26〜30℃の穏やかな光
給水 霧吹きで葉から滴を舐めさせる そもそも常に水中で暮らす
餌の取り方 舌を高速で射出して捕食 水中で首を伸ばしてスナップ
触れ合い 基本ハンドリング不向き 最小限のメンテで掴むことはあるが、原則観賞向き
飼育難易度 中〜高(温湿度+給水+餌虫) 中〜高(水質+温度+希少入手)
あおい
あおい
同じ「爬虫類」でも、樹上で立体的に動くカメレオンと、林床の落ち葉に沈むツイストネックタートルって、本当に正反対なんですよね。だからこそ、二種類飼うと「爬虫類の生態の幅」が肌で感じられるんです🦎🐢

「ぺぺ君と一緒に飼えるか?」という素朴な疑問

同じ部屋で飼うこと自体は可能ですが、同居飼育(同じケージ・水槽で飼うこと)は絶対NGです。湿度や水分の要求が違いすぎますし、ケージ構造もまったく異なります。同じ部屋で別ケージとして並べる場合は、湿度管理がぶつからないように位置を工夫すれば共存可能です。私の部屋でも、ぺぺ君は乾燥気味コーナー、水棲ガメ系は湿気の溜まりやすいコーナー、と棲み分けています。

入手方法とCITES II、健康チェック

流通状況と価格帯

ツイストネックタートルは、毎年安定して入荷する種ではなく、ショップに入ったときに「会いに行く」くらいのレア度だと考えてよいでしょう。爬虫類専門店、レプタイルズフィーバーなどの大型イベント、信頼できるブリーダー経由が主な入手ルートになります。価格は3〜8万円程度がボリュームゾーンで、コンディションのよい個体やサイズアップした個体ほど高くなる傾向があります。

CITES II指定の意味と国内流通

本種はワシントン条約附属書II(CITES II)に掲載されており、これは「現時点で絶滅の危険はないが、国際取引を規制しないと将来絶滅のおそれがある種」を意味します。輸入時には輸出国の許可証が必要で、ショップが正規ルートで仕入れた個体には書類が残っています。購入時は必ず正規流通ルートかどうかを確認し、出所が怪しい個体は手を出さないようにしましょう。書類のない個体は譲渡や販売の際に問題になることがあります。

購入時の健康チェックリスト

店頭でツイストネックタートルを選ぶときは、以下のポイントを必ずチェックします。

  • :パッチリ開き、左右対称、腫れや白濁がない
  • 口元:泡や粘液が出ていない、口を半開きにしっぱなしになっていない
  • 甲羅:白い斑点や柔らかい部分、剥がれがない
  • 四肢:腫れや傷がなく、しっかり踏ん張れる
  • 反応:手で触れたときに首をしっかり横に畳める(畳めないのは衰弱サイン)
  • 体重:甲長に対して持ったときに「軽すぎない」(脱水・痩せの判別)

動物病院との関係づくり

希少種であるツイストネックタートルは、飼育前に「爬虫類を診てくれる病院」を確保しておくのが鉄則です。一般的な犬猫病院ではカメの治療経験がほぼないことが多く、いざというときに対応してもらえないリスクがあります。最寄りの爬虫類対応動物病院をリスト化し、初診を兼ねた健康診断を一度受けておくと、その後のトラブル時にスムーズに動けます。

関連記事

横首類仲間や、ヘビクビガメ系統の他種についてもっと知りたい方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。

ツイストネックタートル飼育におすすめのアイテムまとめ

最後に、本記事で紹介してきたツイストネックタートル飼育に必要なアイテムを、Amazonでサクッと探せるようにまとめておきます。リンクはすべて検索URLなので、最新の在庫・価格・レビューを比較しながら選べます🐢

よくある質問(FAQ)

Q1. ツイストネックタートルとアフリカヘルメットガメは何が違うの?

どちらも横首類ですが、所属する科が異なります。ツイストネックタートルはヘビクビガメ科(Chelidae)で南米産、アフリカヘルメットガメはヨコクビガメ科(Pelomedusidae)でアフリカ産です。甲羅の形状もまったく違い、本種は平らで地味な色、ヘルメットガメは中程度のドーム型で頭がぽってり、という見た目の差があります。

Q2. 飼育難易度は初心者向き?

正直に言うと「中〜やや上級者向け」です。水質を軟水・弱酸性に寄せる必要があること、希少種で情報が少ないこと、流量を弱めながらしっかり濾過するセッティングが必要なことなど、ハードルは決して低くありません。他の水棲ガメを1〜2種きちんと飼育した経験がある方が安心して挑める種といえます。

Q3. 何匹か複数飼育はできる?

本種は比較的おとなしいですが、狭い水槽で複数飼育すると餌の取り合いやストレスでコンディションを崩しやすくなります。複数飼育する場合は、水槽サイズを十分に大きくして、隠れ家を個体数の倍以上設置するのが基本です。とくに繁殖期のオス同士は喧嘩することがあるので、はじめは単独飼育が無難でしょう。

Q4. 餌を食べないときはどうしたらいい?

本種は環境の変化に敏感で、お迎え直後は数日〜数週間餌を食べないことも珍しくありません。慌てずに水温・水質・隠れ家・水流の4点をチェックし、それでも食べない場合は活エビや冷凍アカムシなどの嗜好性の高い餌から再スタートを試みます。2週間以上絶食が続くようなら、爬虫類対応の動物病院に相談しましょう。

Q5. 冬の保温はどうする?

水中ヒーターで水温を24〜28℃に保ち、加えて水槽全体を毛布や断熱材で囲うか、エアコンで部屋全体を暖めるのが効率的です。気温が下がりすぎると陸場に上がらなくなったり、肺炎リスクが高まるので、空中温度も最低22℃程度はキープしたいところ。停電対策として予備のヒーターを1本ストックしておくと心強いです。

Q6. ハンドリングはできる?

原則として観賞向きの種です。ハンドリング自体は短時間なら可能ですが、本種にとって陸上に出されることは大きなストレスで、頻繁に行うと体調を崩しかねません。掃除や移動などの最小限のタイミングに留め、普段はガラス越しに観察を楽しむ運用が一番だと感じます。

Q7. 寿命はどれくらい?

飼育下では20〜30年と長寿の部類に入ります。条件次第ではそれ以上生きる個体もいるそうです。お迎えするということは、人生のかなりの時間を一緒に過ごす相棒になるということ。引っ越しやライフステージの変化も見越して、長期的な飼育計画を立てておきましょう。

Q8. 繁殖は狙える?

飼育下繁殖の事例は世界的にもまだ少なく、簡単ではないとされています。雌雄判別は尾の太さ・長さ・腹甲のへこみで行いますが、本種は雌雄差が比較的わかりにくいタイプです。繁殖を狙う場合は乾季・雨季のサイクル再現が鍵と言われており、上級者向けの挑戦になります。まずは安定した長期飼育を成功させることが第一歩です。

まとめ:「動かないけど目が離せない」南米の横首ガメ

ツイストネックタートル(Platemys platycephala)は、南米熱帯雨林の止水域に特化したスペシャリストで、平らな甲羅と落ち葉に擬態する暮らしぶり、首を真横にひねって畳む独特の動作と、他では味わえないユニークな魅力に満ちたカメです。本記事の要点を振り返っておきます。

  • 分類:ヘビクビガメ科ヒラタヨコクビガメ属、和名はヒラタヨコクビガメ
  • サイズ:甲長12〜18cm前後、体重400〜800g程度の中小型
  • 環境:水温24〜28℃、バスキング26〜30℃、浅水+たっぷり隠れ家
  • 水質:軟水・弱酸性、マジックリーフでアマゾン水を再現
  • 水流:止水域出身なので強流NG、外部式や外掛けを最弱で運用
  • :肉食寄り雑食、人工飼料+冷凍餌+活餌のローテーション
  • CITES II:正規ルート購入で書類確認、出所不明個体は避ける
  • カメレオンとの違い:樹上適応のぺぺ君と、底棲適応の本種は「正反対の魅力」

動きが少ない種なので、SNS映えを狙うようなカメではないかもしれません。けれど、水槽の中に小さな熱帯雨林を再現し、そのなかでひっそりと落ち葉のように暮らす姿を観察する時間は、何ものにも代えがたい癒しになります。長く付き合えば付き合うほど、彼らなりの「マイペースな個性」が見えてくるはず。

本記事が、ツイストネックタートルと暮らしてみたい方、すでにお迎えしてもっと深く知りたい方の参考になれば嬉しいです。それでは皆様、今日も素敵な爬虫類ライフをお過ごしくださいね🦎🐢

あおい
あおい
ぺぺ君と一緒にツイストネックタートルを眺めていると、「同じ爬虫類でもこんなに違うんだなぁ」と毎日新鮮な驚きがあります。皆様もぜひ、それぞれの種の個性を楽しんでくださいね🦎🐢

★Amazonの人気ランキング★

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!