皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
今回はリクガメの中でも初心者にとって最強候補と言われるロシアリクガメ(ホルスフィールドリクガメ)について、徹底的にまとめてみたいと思います。
「リクガメを飼ってみたいけど、どの種類がいいか迷っている」「ヘルマンリクガメと比較してどう違うの?」「価格が手頃って聞いたけど本当?」そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
ロシアリクガメは中央アジアの乾燥地帯出身で、1万円台から手に入る価格の手頃さ、そして好奇心旺盛で活発な性格から、近年とくに人気が高まっている種類です。
私自身、カメレオン飼育歴は6年ですが、知り合いのリクガメ飼育者の話を聞いていると「ロシアリクガメは本当に飼いやすい」という声がとても多いです。元気で動き回る姿は見ていて飽きません。
📝 この記事でわかること
- ロシアリクガメ(ホルスフィールド)の基本情報と魅力
- ヘルマンリクガメとの違い・カメレオンとの違い
- 飼育環境(ケージ・温度・湿度)の整え方
- 床材選びのコツと注意点
- 草食オンリーの食事メニューと与えてはいけないもの
- UVB(紫外線)と健康管理のポイント
- 冬眠の是非と飼育下での調整方法
ロシアリクガメの基本情報
ロシアリクガメは正式には Testudo horsfieldii(テストゥド・ホルスフィールディ) という学名を持ち、別名「ホルスフィールドリクガメ」「ヨツユビリクガメ」とも呼ばれます。前足の指が4本(他の地中海リクガメは5本)であることから「四つ指」の名前が付きました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Testudo horsfieldii |
| 別名 | ホルスフィールドリクガメ/ヨツユビリクガメ |
| 原産地 | 中央アジア(カザフスタン・ウズベキスタン・アフガニスタン等) |
| 大きさ | 15〜25cm(小型〜中型) |
| 寿命 | 40〜50年(長寿) |
| 価格 | 1万〜3万円(手頃) |
| 食性 | 完全草食 |
| CITES | 附属書II |
生息地と性格
ロシアリクガメの故郷である中央アジアは、夏は40℃近く、冬は氷点下になる過酷な環境です。彼らは地中に穴を掘って気温の極端な変動から身を守る習性を持っています。
そのため飼育下でも「掘る」行動がよく見られ、床材を厚めに敷いてあげると喜びます。また、性格は他のリクガメに比べて非常に活発で好奇心旺盛。ケージの中をよく歩き回り、人にも慣れやすいと言われています。
ポイント:乾燥地仕様・活発・人慣れしやすい
ヘルマンリクガメとの違い
同じく初心者向けとされるヘルマンリクガメと比較してみましょう。両者は地中海〜中央アジアにかけてのリクガメで似ているように見えますが、細かい飼育条件には違いがあります。
| 項目 | ロシアリクガメ | ヘルマンリクガメ |
|---|---|---|
| 原産地 | 中央アジア(乾燥地) | 南ヨーロッパ(地中海性気候) |
| 大きさ | 15〜25cm | 18〜30cm |
| 湿度 | 40〜60%(やや乾燥) | 50〜70% |
| 価格目安 | 1万〜3万円 | 3万〜8万円 |
| 性格 | 活発・掘る・好奇心旺盛 | 温和・じっくり |
| 前足の指 | 4本 | 5本 |
ロシアリクガメの最大の魅力は、価格が手頃で初心者でも手を出しやすいこと。そして乾燥環境で済むので湿度管理に神経をすり減らさなくていいのも気楽です。
ヘルマンリクガメの詳しい飼育情報については、ヘルマンリクガメ完全飼育ガイドもあわせてご覧ください。
カメレオンとの違い
当ブログのメインキャラ・ぺぺ君(カメレオン)との比較も気になるところです。
| 項目 | ロシアリクガメ | エボシカメレオン |
|---|---|---|
| 生活 | 地上性 | 樹上性 |
| 寿命 | 40〜50年 | 5〜8年 |
| 食性 | 完全草食 | 主に昆虫食 |
| 触れあい | 慣れる個体多い | 基本ノータッチ |
| 飼育難易度 | ★★(やさしめ) | ★★★★(中級) |
飼育環境の整え方
ロシアリクガメの飼育には、最低でも90cm以上のケージを用意してあげましょう。本来は広い草原を歩き回る活発な生き物なので、できれば120cmあるとより快適です。
ケージサイズの目安
一般的に「横幅は体長の5倍、奥行きは体長の3倍」が目安と言われています。成体(20cm前後)であれば、横幅100cm×奥行き60cm程度はほしいところ。
木製の爬虫類用ケージや、衣装ケースを改造したもの、自作のケージなども選択肢になります。注意点は「通気性」と「保温性」のバランス。乾燥地仕様なので、湿気がこもると体調を崩しやすくなります。
温度設定
| エリア | 温度 |
|---|---|
| ホットスポット(バスキング直下) | 32〜35℃ |
| クールスポット(涼しい場所) | 22〜26℃ |
| 夜間 | 18〜22℃ |
バスキングライトの真下に体を置いて「日光浴」するのがリクガメの日課です。温まることで消化を助け、活発に動くためのエネルギーをチャージしています。
目安:ホット32-35℃/涼しい場所25℃前後
湿度設定
湿度は40〜60%を目安に。湿気の多い梅雨時期や、逆に乾燥しすぎる冬場は注意が必要です。
冬場は20%程度まで下がることもあるので、シェルターの一角に湿らせたミズゴケや水苔を置くと、自分で湿度の高い場所を選んで休めます。
床材の選び方
ロシアリクガメは「掘る」行動が大好きな種類です。床材は5〜10cm程度の厚みでたっぷり敷いてあげることで、本来の習性を発揮できます。
おすすめの床材
| 床材 | 特徴 |
|---|---|
| ヤシガラ土 | 保湿性◎・吸水性◎・コスパ良 |
| クルミサンド | 誤飲しても安全・乾燥地っぽい質感 |
| バークチップ | 通気性◎・大きいので誤飲しにくい |
| 赤玉土 | 安価・粒が大きく散らかりにくい |
避けたい床材
⚠️ 注意したい床材
細かすぎる砂やシリカサンド、新聞紙は、誤飲リスクや爪のひっかかり、掘る楽しみを奪うなどの理由で推奨されません。
新聞紙は掃除が楽ですが、ロシアリクガメの「掘る」本能を満たせないため、長期飼育では避けたいところです。
餌(草食メニュー)
ロシアリクガメは完全草食性です。野生では中央アジアの草原で野草や葉、花などを食べて暮らしています。動物質(昆虫・肉・ドッグフード等)は絶対に与えないでください。
主食にしたい葉野菜
- 小松菜(カルシウム豊富で主食に最適)
- チンゲン菜
- サラダ菜
- モロヘイヤ(栄養価高い)
- サニーレタス
- 大根の葉・カブの葉
- 春菊
野草もおすすめ
農薬の心配のない野草は、リクガメの大好物です。
- タンポポ(葉・花とも◎)
- クローバー
- オオバコ
- ヨモギ
- ノゲシ
合言葉:葉野菜7割+野草2割+果物1割
果物は少量だけ
イチゴやリンゴ、バナナなどの果物は「ご褒美」程度に少量に。糖分が多いため、与えすぎると下痢や肥満の原因になります。
与えてはいけないもの
⚠️ 危険な食材
ジャガイモの芽・ネギ類(玉ねぎ・ニラ)・アボカド・ほうれん草の多量摂取などは、毒性やシュウ酸の問題があるため避けましょう。アブラナ科(ブロッコリーやキャベツ)は与えてもOKですが、毎日大量だと甲状腺に負担がかかると言われています。
給餌の頻度
子ガメは毎日、成体は週5〜6日(残り1〜2日は休肝日)を目安にします。カルシウム剤を週2〜3回ふりかけ、健康な甲羅づくりをサポートしましょう。
UVB(紫外線)と照明
UVB(紫外線B波)は、リクガメ飼育で絶対に欠かせない設備です。これがないと体内でビタミンD3を合成できず、カルシウムを吸収できなくなり、最終的に「クル病」「代謝性骨疾患」といった深刻な病気につながります。
おすすめのUVBライト
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 蛍光灯タイプ(10.0%等) | 広範囲を照らせる・コスパ良 |
| 水銀灯タイプ | UVB+熱を兼ねる・高出力 |
| メタハラ | 最高品質・自然光に近い・高価 |
初心者の方は「レプティサン10.0」「ビバリアスパイラルUVB」などの蛍光灯タイプから始めるのがおすすめです。点灯時間は1日10〜12時間を目安に、タイマーで自動化すると楽です。
交換頻度
UVBライトは「光が出ていてもUVBは出なくなっている」状態がよくあります。半年〜1年で必ず交換しましょう。日付をマジックでライトに書いておくと忘れ防止になります。
ポイント:UVBは半年〜1年で交換/タイマーで10-12時間
バスキングライト
UVBとは別に、ホットスポットを作るためのバスキングライト(白熱球タイプ)も必要です。これでケージ内に温度勾配を作り、リクガメが体温調節できる環境を整えます。
健康管理のポイント
40〜50年も一緒に暮らす相棒です。日々の健康チェックを習慣にして、小さな変化を見逃さないようにしましょう。
毎日チェックしたいポイント
- 食欲はあるか
- 糞・尿の色や量は普通か
- 目はパッチリ開いているか
- 鼻水や呼吸音の異常はないか
- 甲羅の色や形に変化はないか
- 手足の動きはスムーズか
温浴
週に1〜2回、30〜35℃のぬるま湯で15〜20分の温浴をしてあげると、排泄を促し脱水も防げます。乾燥地仕様のロシアリクガメは普段あまり水を飲まないため、温浴は水分補給の大事な機会でもあります。
気をつけたい病気
| 病気 | 主な原因 |
|---|---|
| クル病・代謝性骨疾患 | UVB不足・Ca不足 |
| 呼吸器感染症 | 低温・湿気過多 |
| 結石 | 水分不足 |
| 寄生虫 | 輸入個体に多い |
| 甲羅変形(ピラミッディング) | 湿度不足・栄養偏り |
📌 法規制について
本記事の内容は2026年5月時点の情報です。輸入・販売規制は変更される可能性があるため、最新情報は環境省等の公式サイトでご確認ください。
冬眠の是非(飼育下では調整可能)
ロシアリクガメは野生下では10月〜3月頃まで冬眠する習性があります。原産地の中央アジアでは冬は氷点下になるため、地中に潜って眠ります。
飼育下では「冬眠させる」「させない」を飼い主が選択できます。多くの飼育者はリスクを避けて冬眠させない選択をしています。
冬眠させない場合
冬場も夏と同じ温度(バスキング32〜35℃/夜間20℃前後)をキープします。保温球やパネルヒーター、暖突などをフル活用しましょう。
冬眠させる場合(上級者向け)
- 個体が成体で十分健康であること
- 事前に絶食期間を設けて消化器を空にする
- 5〜10℃の安定した環境を確保
- 定期的に体重チェック
- 春に向けてゆっくり目覚めさせる
冬眠は奥が深く、失敗すると命に関わるため、必ず経験者や獣医に相談してから挑戦してください。
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リクガメや爬虫類飼育について、もっと深く知りたい方は以下の記事もぜひご覧ください。
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ロシアリクガメ飼育に役立つアイテムをまとめました。
- 90cm以上のリクガメ用ケージ – 最低限必要なサイズ
- レプティサンUVBライト – 命綱の紫外線
- ヤシガラ床材 – 掘る楽しみを提供
- リクガメ用人工フード – 野菜の補助に
- カルシウム剤 – 必須サプリ
よくある質問(FAQ)
Q1. ロシアリクガメは初心者でも飼えますか?
はい、リクガメの中でも特に初心者向きと言われています。乾燥地仕様で湿度管理がシンプル、性格も活発で人慣れしやすく、価格も手頃です。ただし40〜50年の長寿なので、長期的な飼育計画は必要です。
Q2. ヘルマンリクガメとどっちがおすすめですか?
飼育の手軽さや価格を重視するならロシアリクガメ、サイズや見た目の華やかさを重視するならヘルマンリクガメ、というのが一つの目安です。両者ともに優れた入門種です。
Q3. 何を食べさせたらいいですか?
葉野菜(小松菜・チンゲン菜・モロヘイヤなど)を主食に、野草(タンポポ・クローバー)を加え、果物は少量にとどめます。動物質は与えてはいけません。
Q4. UVBライトはどれくらいの頻度で交換が必要ですか?
製品にもよりますが、半年〜1年で交換するのが一般的です。光が点いていてもUVBは出なくなっていることが多いため、定期交換が大事です。
Q5. 冬眠は必ずさせるべきですか?
必須ではありません。むしろ飼育下では冬眠させない方がリスクが少ないので、初心者の方は通年加温飼育が無難です。
Q6. お風呂(温浴)は必要ですか?
はい、週1〜2回の温浴は水分補給と排泄促進のためにおすすめです。30〜35℃のぬるま湯で15〜20分が目安です。
Q7. 多頭飼育はできますか?
慎重に判断したいところです。オス同士は激しく喧嘩することがあり、メスとペアにすると過剰交尾でメスが疲弊することも。まずは1匹からじっくり付き合うのがおすすめです。
Q8. どこで購入できますか?
爬虫類専門店、エキゾチックアニマル専門店、爬虫類即売イベントなどで入手できます。CITES附属書II対象種なので、合法的に流通している個体を信頼できるショップから購入しましょう。
まとめ
今回はロシアリクガメ(ホルスフィールドリクガメ)の飼育について、基本情報から日々のケアまでまとめてみました。
ロシアリクガメは、価格が手頃・乾燥地仕様で湿度管理がシンプル・活発で人慣れしやすいと、初心者にとって本当にうれしいポイントが揃った魅力的なリクガメです。
一方で40〜50年の長寿なので、迎えるときは「家族として一生面倒を見る」覚悟が必要です。お子さんと一緒に成長し、人生のパートナーになってくれる、そんな存在です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたの素敵な爬虫類ライフの一助になれたら嬉しいです🌱











