皆様おはこんばんにちは🦎カメレオン暮らしのあおいです。
リクガメをお迎えするとき、そしてある日ふと「あれ、なんだか窮屈そう…」と気づいたとき、最初にぶつかる大きな壁が「ケージ(飼育容器)」選びだと思います。「専用ケージ?衣装ケース?水槽でもいい?」「サイズはどれくらい?」「大きくなったらどうするの?」——疑問が次から次へと湧いてきますよね。
先に結論からお伝えします。リクガメのケージ選びでいちばん大切なのは、高さよりも「床面積(広さ)」を最優先することです。目安としてよく挙げられるのが「甲長の5倍以上の幅」。幼体のうちは60cm前後から始められますが、成長後は90cm以上の床面積が一つの基準になります。そしてケヅメリクガメやヒョウモンリクガメといった大型種は、最終的に室内ケージでは収まらず屋外飼育場や温室が前提になる——この現実を最初に知っておくことが、後悔しないお迎えの第一歩です。
正直にお伝えしますと、私はカメレオン飼育者であって、リクガメは飼っていません。ぺぺ君(我が家のベーメカメレオン)と暮らす立場です。ただ、爬虫類のケージは「広さ・通気・ライトの設置」という設計の考え方に共通点が多く、樹上性のカメレオンと地表性のリクガメで何が違うのかを比べながら考えると、選び方の軸がとてもクリアになります。本記事では、その設計の視点に加えて、実際にリクガメを飼っている飼い主仲間から聞いた声も交えながら、ケージのタイプ別比較・サイズの考え方・買い替えの判断軸を、できるだけ正直に整理していきます。
なお、ケージ以外のUVBライト・保温器具・床材を含む「飼育に必要なもの一式」については、別記事のリクガメの飼育に必要なもの一式で全体像を解説しています。この記事は「ケージそのもの」を深掘りする専門ガイドとして読んでいただければと思います🦎
📝 この記事でわかること
- リクガメのケージは「高さより床面積」が命——甲長5倍幅という目安の意味
- 成長段階・種タイプ別の推奨サイズ(幼体60cm〜・成長後90cm以上)
- ケージのタイプ別徹底比較(専用ケージ/衣装ケース/木製自作/ガラス水槽/屋外・温室)
- ケージ選びのチェックポイント(床面積・通気・ライト設置・脱走/転倒防止)
- 種・サイズ別の選び方と「買い替えのタイミング」の考え方
そもそもリクガメのケージは「床面積」がすべて
本題に入る前に、なぜここまで「広さ」を連呼するのか、その理由を共有させてください。ここを腹落ちさせておくと、以降のタイプ別比較がぐっと選びやすくなります。
リクガメは、その名のとおり陸上を一日中てくてく歩き回る動物です。私が飼っているカメレオンは枝から枝へ「登る」生き物なので、ケージは縦方向の高さと枝の配置が命でした。ところがリクガメは真逆で、縦に登るより横に歩く。だからケージに求められる最重要スペックは、ガラスの高さでも見た目の立派さでもなく、ひたすら「歩ける床の広さ」なのです。
狭いケージでリクガメを飼うと、運動不足から肥満になったり、刺激が足りずに同じ場所をぐるぐる回り続ける「徘徊(はいかい)」のような行動が見られたりすることがある、と飼い主仲間からよく聞きます。逆に床面積に余裕があると、温かい場所と涼しい場所を自分で選んで移動する「温度勾配(おんどこうばい)」も作りやすくなり、健康管理の面でも有利になります。
「甲長の5倍以上の幅」という目安
リクガメ飼育でよく引き合いに出される目安が、「ケージの幅は甲長(こうちょう=甲羅の縦の長さ)の5倍以上」という考え方です。たとえば甲長10cmの個体なら幅50cm以上、甲長15cmなら幅75cm以上、というイメージですね。奥行きも甲長の2〜3倍はほしいところです。
もちろんこれは絶対のルールではなく、あくまで広く知られている「目安」です。大きければ大きいほどリクガメは喜びますので、置ける範囲で「迷ったら一回り大きく」が基本姿勢になります。この感覚は、カメレオンのケージ選びで「最低◯cmだけど余裕があれば大きく」と考えるのと、根っこは同じだなと感じます。
「高さ」は別の意味で重要——脱走と転倒
「高さは要らない」と書きましたが、これは「広ければペラペラに低くてよい」という意味ではありません。リクガメは見た目によらず力が強く、意外とよじ登ろうとする生き物です。壁が低かったり、足がかりになるものが壁際にあったりすると、よじ登って脱走したり、そのまま仰向けにひっくり返ってしまう(転倒)ことがあります。
転倒(ひっくり返り)が危険な理由
- リクガメは自力で起き上がれないことがあり、長時間そのままだと体に大きな負担がかかる
- 高温のバスキングライト直下でひっくり返ると、熱中症のリスクが一気に高まる
- 誰も気づかない留守中に起きると命に関わることもある
- だからこそ「壁際に足場を作らない」「角に登れる隙間を作らない」配慮が大切
つまりリクガメのケージは、床面積はとことん広く、壁はよじ登れない程度に確保しつつ、内部に余計な足場を作らない——この三点をどう両立させるかが設計のキモになります。以降のタイプ別比較も、この視点で読んでいただけると違いがはっきり見えてきますよ🦎
成長段階・種タイプ別のサイズの目安
ケージのタイプを選ぶ前に、まず「自分のリクガメは将来どこまで大きくなるのか」を把握しておくことが何より大事です。ここを見誤ると、せっかく買ったケージがすぐ手狭になって買い替え地獄、という悲しい展開になりかねません。下の表に、成長段階と種タイプ別のざっくりした目安をまとめました。
| 成長段階・状況 | 推奨ケージサイズの目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 幼体(お迎え直後・甲長5〜8cm前後) | 幅60cm前後〜 | 小さすぎると乾燥しやすく保温も難しい。広すぎても管理しづらいので「ほどよく広い」を狙う |
| 亜成体(成長期) | 幅90cm前後〜 | 成長が早い時期。早めに大きめへ切り替えると買い替え回数を減らせる |
| 成体(小〜中型種) | 幅90〜120cm以上 | ロシア・ヘルマン等は室内ケージでも対応しやすいサイズ感 |
| 成体(大型種) | 室内ケージでは収まらない | ケヅメ・ヒョウモン等は屋外飼育場・温室が前提に。後述 |
表のとおり、「最終的にどのサイズの種か」によってゴールがまったく違うのがリクガメの難しさであり面白さです。次に、代表的な飼育種を「最終到達サイズ」でざっくり分類してみます。
| 種タイプ | 代表種 | 最終到達サイズの目安 | 最終的な飼育スタイル |
|---|---|---|---|
| 小〜中型種 | ロシアリクガメ、ヘルマンリクガメ など | 甲長15〜25cm前後 | 室内ケージで生涯飼育しやすい |
| 中〜大型種 | ヒョウモンリクガメ など | 甲長30〜40cm以上になることも | 成長後は広い専用スペース・屋外/温室が現実的 |
| 超大型種 | ケヅメリクガメ など | 甲長50〜70cm級・体重数十kgに達することも | 室内飼育は限界。庭・温室・専用飼育場が前提 |
サイズは飼育環境や個体差で変わるため、上記はあくまで2026年6月時点で広く知られている目安です。「うちの子はどのタイプ?」が気になる方は、種ごとの完全ガイドが参考になります。たとえばヒョウモンリクガメ完全ガイド、ロシアリクガメ完全ガイド、ヘルマンリクガメの飼い方をあわせてご覧くださいね。ロシアとヘルマンで迷っている方はヘルマンvsロシア比較もどうぞ🦎
タイプ①:専用ケージ(木製・ガラス)
まずは爬虫類用として市販されている専用ケージから。木製タイプとガラスタイプがあり、どちらも「飼育のために設計されている」のが最大の強みです。前面が観音開きやスライドで開くものが多く、掃除や世話がしやすく、上部にライトを設置しやすいのも魅力です。
木製ケージは断熱性が高く保温が効きやすい傾向があり、冬場の温度管理がぐっとラクになります。一方ガラスケージは観賞性が高く、リクガメの様子を四方から眺められる楽しさがあります。我が家のカメレオンも専用ケージで飼っていますが、「世話のしやすさ」と「ライトの設置自由度」はやはり専用品が頭一つ抜けているなと実感しています。
専用ケージ(木製・ガラス)の特徴
- メリット:観賞性◎・保温しやすい(特に木製)・ライト設置が容易・前面開閉で掃除がラク
- デメリット:価格が高め・大型サイズは本体が重く設置に力が要る・大型種には結局サイズが足りない
- 向いている人:見た目にもこだわりたい人、室内できれいに飼いたい人、小〜中型種
注意点として、リクガメの床材は湿らせて使う場面もあるため、木製ケージは内側の防水処理(防水シートやトレーの併用)を考えておくと長持ちします。ここは飼い主仲間の間でも「床のニス・防水だけはケチるな」とよく言われるポイントだそうです。
タイプ②:衣装ケース(プラスチックケース)
ベテラン飼育者が当たり前のように使っているのが、ホームセンター等で買える大型の衣装ケースです。「えっ、衣装ケースで爬虫類を?」と最初は驚くかもしれませんが、これがなかなか理にかなっているんですよ。
最大の魅力は価格の安さと軽さ、そしてサイズの豊富さ。同じ床面積を専用ケージで揃えようとすると数倍の出費になりますが、衣装ケースなら手頃な価格で「とにかく広い」を実現できます。軽いので掃除のときに丸ごと運んで水洗いできるのも、地味ながら大きな利点です。成長期で「どうせすぐ買い替える」時期や、複数頭を管理するブリーダー的な使い方とも相性が良いと聞きます。
衣装ケースの特徴
- メリット:安価・軽い・サイズ展開が豊富・丸洗いしやすい・床面積を稼ぎやすい
- デメリット:そのままだと通気が弱く蒸れやすい(穴あけ加工が必要)・見栄えがしない・横から観察しにくい
- 向いている人:コスパ重視の人、成長期の中継ぎ、広さを最優先したい人
一点だけ正直にお伝えすると、衣装ケースは密閉性が高い分そのまま使うと内部が蒸れやすいです。側面や上部にドリル等で通気の穴をあける加工が前提になります。この「ひと手間」を面倒と感じるか、コストカットの対価と割り切れるかが分かれ目ですね。見た目を気にしないなら、私が予算重視で選ぶならまず候補に入れる選択肢です。
タイプ③:木製ケージの自作(DIY)
「市販品では理想のサイズがない」「部屋のこのスペースにぴったり収めたい」という方が行き着くのが木製ケージの自作(DIY)です。手間はかかりますが、自由度は文句なしのナンバーワン。
合板やコンパネで枠を組み、前面はアクリル板やガラスの引き戸にする——という作り方が定番です。広く・安く・部屋にジャストフィットで作れるのが最大の魅力で、大型種の手前のサイズ(90〜180cm級)を市販品より安く用意したいときに重宝します。前開き構造を自分で設計できるので、掃除のしやすさも思いのまま。
木製ケージ自作(DIY)の特徴
- メリット:サイズ・形が自由・広く作れる・市販品より安く上がることが多い・前開き等の構造を最適化できる
- デメリット:工作の手間と道具が要る・防水と通気の設計を自分で考える必要がある・失敗のリスク
- 向いている人:DIYが好きな人、設置スペースに合わせたい人、大型化を見据えたい人
DIYで必ず押さえたいのが、先ほども触れた防水処理と通気の確保です。木はそのままだと湿気で傷みますし、密閉しすぎると蒸れます。底に防水トレーを敷く、内側に防水塗料を塗る、側面や上部に通気口を設ける——この基本設計を守れば、自作ケージはとても長持ちします。完成形の前開き感や使い勝手は、市販の飼育に必要なもの一式の記事で紹介している器具類とも組み合わせやすいですよ。
タイプ④:ガラス水槽
熱帯魚用などのガラス水槽も、幼体や小型種の飼育では選択肢になります。手元に空き水槽がある方や、まずは省スペースで始めたい方には現実的なスタート地点です。
水槽は密閉性・保湿性が高く、幼体の乾燥対策がしやすいのが利点。透明なので観賞性も高く、ケージ+用品が一式そろった「飼育セット」なら、初めての方が迷わず始めやすいのも嬉しいところです。
ガラス水槽の特徴
- メリット:観賞性◎・保湿しやすい・幼体や小型種のスタートに使いやすい・飼育セットで一式そろう
- デメリット:大型化すると床面積が足りない・重い・上部が開いている分ライト設置に工夫が要る・通気はやや弱め
- 向いている人:幼体・小型種、まず省スペースで始めたい人
ただし正直に言うと、ガラス水槽はあくまで「幼体・小型種向きの中継ぎ」と考えるのが無難です。リクガメが育つにつれて床面積がまったく足りなくなりますし、ガラスは重く模様替えも一苦労。「ずっとこれでいける」種は限られます。成長を見越すなら、最初から専用ケージや衣装ケースを選んでおくほうが結果的に経済的、というのが私の判断軸です。
タイプ⑤:大型種の屋外飼育場・温室・大型自作ケージ
そして、リクガメ飼育で最も正直に向き合うべきテーマがこれです。ケヅメリクガメやヒョウモンリクガメなどの大型種は、成長後に室内ケージでは物理的に収まりません。甲長50cmを超え体重が数十kgに達する個体を、市販の90cmケージで飼い続けるのは不可能です。
そのため大型種は、最終的に庭などの屋外飼育場、ビニールハウスや専用の温室、または大型の自作ケージへ移行するのが前提になります。屋外なら太陽光をたっぷり浴びられ、広々と歩ける一方、冬の保温・脱走防止・天敵対策(カラスや猫など)・脱走できない頑丈な囲いが必須になります。日本の冬は多くのリクガメにとって寒すぎるため、寒い時期は室内や温室へ取り込む運用が現実的です。
大型種を迎える前に正直に考えたいこと
- 最終的に「室内ケージでは飼えない」サイズになることを受け入れられるか
- 庭・屋外飼育場・温室を用意できるスペースと環境があるか
- 冬の保温(取り込み・温室加温)の手間とコストを続けられるか
- 力が強く脱走名人なので、頑丈な囲い・天敵対策を施せるか
- 数十年生きる長寿。10年後・20年後も世話を続けられるか
少し厳しい話に聞こえたかもしれませんが、これはケージ選びというより「お迎え前の覚悟」の問題です。私がもし大型種を検討するなら、可愛い幼体の姿だけで決めず、「最終形態のスペースを今この家に用意できるか?」を先に自問します。逆に、室内できれいに完結させたいなら、最初からロシアリクガメやヘルマンリクガメのような小〜中型種を選ぶ、というのも立派でやさしい選択です。
タイプ別の価格の目安|予算からも考える
「結局いくらくらい見ておけばいいの?」という方のために、ケージタイプごとの価格帯をざっくり一覧にしました。あくまで2026年6月時点の一般的な目安で、サイズ・素材・メーカー・セールで大きく変わります。ケージ単体の本体価格で、ライトや保温器具などの中身は含みません。
| タイプ | 価格の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 専用ケージ(木製・ガラス) | 約10,000〜40,000円 | 見た目重視・小〜中型種を室内で長く |
| 衣装ケース | 約1,000〜5,000円 | とにかく安く広く・成長期の買い替え前提 |
| 木製ケージの自作(DIY) | 材料費 約5,000〜20,000円 | 広さとデザインを両立したい・工作が苦でない |
| ガラス水槽 | 約3,000〜10,000円 | 幼体・小型種の一時的な飼育 |
| 屋外飼育場・温室(大型種) | 数万円〜(規模次第で青天井) | ケヅメ・ヒョウモンなど大型種の終生飼育 |
こうして並べると、「安さの衣装ケース」「観賞性の専用ケージ」「広さとコスパの自作」という棲み分けが見えてきます。私(カメレオン飼育者)なら、初めての小〜中型種ならまず手頃なケージで飼育に慣れ、必要に応じて一回り大きい専用ケージへ移行する、という二段構えで考えます。最初から完璧をそろえるより、生体の様子を見ながら整えていくほうが、結果的にムダな出費が減りますよ。
ケージ選びのチェックポイント
タイプ別の比較をふまえて、どのケージを選ぶにせよ共通で見るべきチェックポイントを整理します。ここを押さえておけば、お店やネットで迷ったときの「ものさし」になりますよ🦎
① 床面積を最優先する
床面積チェック
- 幅は甲長の5倍以上を目安に、置けるなら一回り大きく
- 高さやデザインより「歩ける広さ」を優先する
- 成長後のサイズを見越して選ぶ(買い替え前提なら割り切る)
② 通気(蒸れ防止)を確保する
通気チェック
- 密閉型(衣装ケース・水槽)は通気の穴あけや上部メッシュを検討
- 蒸れは皮膚や甲羅のトラブルの原因になりやすい
- ただし通気しすぎは乾燥・保温低下につながるのでバランスを取る
③ ライトを設置しやすいか
ライト設置チェック
- 上部にバスキングライトやUVBを固定できる高さ・スペースがあるか
- ライトとリクガメの距離を適切に取れる構造か(近すぎ火傷・遠すぎ効果減)
- 金網・ステー・クランプを取り付けやすい縁の形状か
※UVBライトや保温器具の具体的な選び方・ワット数・距離は、ケージとは別軸の大きなテーマです。詳しくはリクガメの飼育に必要なもの一式でまとめていますので、そちらをご覧くださいね。
④ 脱走・転倒を防げるか
脱走・転倒防止チェック
- 壁の高さはよじ登っても越えられない程度を確保
- 壁際に登りやすい足場(シェルター・流木・段差)を作らない
- 角や隅でよじ登ってひっくり返らないレイアウトにする
- 屋外は特に頑丈に。脱走名人なので隙間ゼロを徹底
⑤ 掃除のしやすさと前面開閉
毎日のことだからこそ、世話のしやすさは長続きの鍵です。前面が開く構造だとリクガメに上から手を伸ばすストレスを与えにくく、掃除もスムーズ。衣装ケースのように丸ごと洗える手軽さも、忙しい方には大きな価値になります。私のカメレオン飼育でも「世話のしやすさを軽視すると掃除が億劫になり、結局環境が荒れる」と痛感しているので、ここは本当に大事です。
種・サイズ別の選び方と「買い替え」の考え方
ここまでをふまえて、「結局うちはどれを選べばいいの?」に対する私なりの判断軸を、ケース別にまとめます。あくまで一つの考え方として、参考にしていただければ嬉しいです。
| こんな人・状況 | 私ならこう選ぶ |
|---|---|
| 小〜中型種を室内できれいに飼いたい | 専用ケージ(木製/ガラス)。観賞性と世話のしやすさを両取り |
| とにかく予算を抑えて広さを確保したい | 大型衣装ケース+通気穴あけ。コスパ最強の床面積 |
| 設置スペースにぴったり合わせたい/DIY好き | 木製ケージ自作。防水と通気を設計に織り込む |
| 幼体・小型種でまず省スペースに始めたい | ガラス水槽or飼育セット。ただし買い替え前提で割り切る |
| 大型種(ケヅメ・ヒョウモン等)を迎えたい | 最初から屋外飼育場・温室の計画ありきで決断する |
買い替えのタイミングはいつ?
リクガメは成長する生き物なので、多くの飼い主が一度はケージの買い替えを経験します。では、どんなサインが出たら検討すべきか。下にまとめてみました。
| 買い替えを考えるサイン | なぜ問題か/どうするか |
|---|---|
| 体を反転させるとケージ幅にほぼ収まる | 歩く余地がなく運動不足に。床面積の広いものへ |
| 壁際で常に立ち上がり・よじ登りをする | 「狭い・出たい」のサインのことも。広さ+足場の見直し |
| 温かい場所と涼しい場所を作る余地がない | 温度勾配が作れず健康管理に不利。横長で広いものへ |
| 大型種で室内ケージの上限に達した | 屋外飼育場・温室への移行を計画する段階 |
買い替えで後悔しないコツは、「次は一回り大きく、できれば最終形を意識して選ぶ」こと。小刻みに買い替えると結局トータルコストがかさみます。成長期の見通しが立っているなら、思い切って大きめにステップアップするほうが、お財布にも生き物にもやさしい——これがケージを「設計」として捉えたときの私の結論です。種ごとの最終サイズはヒョウモンリクガメ完全ガイドなどで確認しておくと、買い替え計画が立てやすくなりますよ🦎
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よくある質問(FAQ)
Q1. リクガメのケージは結局どのくらいの大きさが必要ですか?
目安は「幅が甲長の5倍以上」です。幼体なら60cm前後から、成長後は90cm以上が一つの基準になります。ただしこれは最低ラインの目安で、置ける範囲で大きいほどリクガメは快適に過ごせます。大型種(ケヅメ・ヒョウモン等)は最終的に室内ケージでは収まらず、屋外飼育場や温室が前提になる点は最初に知っておきましょう。
Q2. ケージは高さも必要ですか?
リクガメは地面を歩く動物なので、高さより床面積(広さ)が最優先です。ただし壁が低すぎるとよじ登って脱走したり、ひっくり返って危険な状態になることがあります。「よじ登っても越えられない程度の壁」を確保しつつ、内部の壁際に登れる足場を作らないことが大切です。
Q3. 衣装ケースで飼っても大丈夫ですか?
はい、ベテラン飼育者にも広く使われている現実的な選択肢です。安価・軽い・サイズ豊富で床面積を稼ぎやすいのが魅力。ただしそのままだと蒸れやすいので、側面や上部に通気の穴をあける加工が前提になります。見栄えを気にしないなら、コスパ重視の方には特におすすめできます。
Q4. ガラス水槽でずっと飼えますか?
幼体や小型種のスタートには向きますが、リクガメが育つと床面積が足りなくなりやすく、「ずっとこれで」は多くの種で難しいです。保湿しやすく観賞性も高い反面、重くて模様替えも大変。成長を見越すなら、最初から専用ケージや衣装ケースを選ぶほうが結果的に経済的なことが多いです。
Q5. 大型種はやっぱり室内では飼えないのですか?
ケヅメリクガメやヒョウモンリクガメなどの大型種は、成体になると室内ケージでは物理的に収まりません。庭の屋外飼育場・温室・大型自作ケージへの移行が前提になります。お迎え前に「最終形態のスペースを用意できるか」を必ず検討しましょう。室内で完結させたいなら、ロシアやヘルマンなどの小〜中型種を選ぶのも賢い選択です。
Q6. ケージ台(ラック)はあったほうがいいですか?
あると管理がぐっとラクになります。床に直置きすると掃除のたびに腰をかがめることになりますし、冬は床の冷気の影響も受けやすいです。ケージ台に乗せれば目線が上がって観察しやすく、配線やライトの取り回しも整理できます。下段を用品の収納に使えるのも便利ですよ。
Q7. 通気の穴はどれくらいあければいいですか?
明確な決まりはありませんが、「蒸れない、でも乾燥・保温が崩れない」バランスが目標です。側面の上部寄りと上部にいくつか設けるのが基本。多すぎると湿度と温度が逃げすぎるので、まずは少なめから始めて、内部の結露や湿度を見ながら調整するのが安全です。湿度・温度の管理の考え方は、必要なもの一式の記事もあわせて参考にしてください。
Q8. 冬はケージのまま屋外で越冬できますか?
日本の冬は多くのリクガメにとって寒すぎるため、基本的にはおすすめしません。屋外飼育をしている場合でも、寒い時期は室内や加温した温室へ取り込む運用が現実的です。種類や地域によって考え方が異なるので、自然な冬眠を含めた管理は、必ずその種の飼育情報を確認したうえで慎重に判断してくださいね。
まとめ
リクガメのケージ選びについて、タイプ別比較からサイズの考え方、買い替えの判断軸まで一気に見てきました。最後に大事なポイントをおさらいします🦎
この記事のまとめ
- リクガメは地面を歩く動物。高さより床面積が命で、目安は「幅=甲長の5倍以上」
- サイズは幼体60cm〜、成長後90cm以上が基準。大型種は室内では収まらず屋外/温室が前提
- タイプは専用ケージ/衣装ケース/木製自作/ガラス水槽/屋外・温室。予算と種・観賞性で選ぶ
- チェックは床面積・通気・ライト設置・脱走/転倒防止・掃除のしやすさ
- 買い替えは「次は一回り大きく、最終形を意識して」が結局おトク
正直に申し上げると、私はカメレオン飼育者でリクガメは飼っていません。それでも、爬虫類のケージは「広さ・通気・ライト設置」という設計の考え方に共通点が多いので、樹上性のカメレオンと地表性のリクガメを比べながら整理すると、選び方の軸がくっきり見えてきます。最後はぜひ、飼っているリクガメの種類・最終サイズ・お部屋のスペースを照らし合わせて、あなたとリクガメにいちばん合う一台を選んでくださいね。
ケージ以外の保温・UVB・床材を含めた飼育環境の全体像はリクガメの飼育に必要なもの一式で、種ごとの詳しい情報は各完全ガイドでまとめています。あわせて読んでいただくと、お迎えの準備がぐっと万全になりますよ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました🦎
あなたとリクガメの素敵な暮らしの一助になれたら嬉しいです🌱












